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2005年10月18日 (火)

臨界点到達

日本の国債残高は、2004年6月末の564兆円(普通国債と財投債の合計)から、2005年6月末の635兆円へと、71兆円増えました。

これは、1時間で80億円増加したというペースです。

私は、興銀で海外資源開発のプロジェクト・ファイナンスの審査を約5年間担当しました。プロジェクトがキャッシュを生み出す力(収益力)に対して、当初借入金の額が大きすぎますと、ある一定の段階以降、借入金が急速に拡大していきます。

借入金の金利にも金利がつく(複利)為、一定レベル以降になりますと、借金が自己増殖的に急拡大していくのです。

我々はこれを『キャッシュフローが破綻する(あるいは拡散する)』とか『臨界点に到達する』と言っていました。

次のグラフは、画像処理した為、やや見にくいのですが (その下のファイルをダウンロードすればより詳しい数値とグラフが見れます) 、 1986年3月末から、2005年3月末までの国債残高をグラフ化したものです。

JGB

2002年3月末以降のグラフが、アズキ色に上乗せされた形になっているのは、普通国債に加えて、財投債も発行されるようになったからです。

これは、リニアーで直線的なグラフではなく、放物線的なグラフであることが、ご覧になって、お分かり頂けると思います。

「JGB1.xls」をダウンロード

このままでは何れ臨界点に到達し、借金の棒グラフが、ある年度でほぼ垂直的に暴騰してしまうことが危惧されます。そうならないうちに、一刻も早く抜本的な解決策が取られないといけません。

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