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2006年1月29日 (日)

戦う倫理

エイチ・エス証券の野口副社長の変死については、週刊文春が取り上げ、インターネットの世界でもいろいろ書かれています。

主なものを以下に掲げますのでクリックしてみて下さい。

http://facta.co.jp/blog/archives/20060123000059.html

http://ifinder.jugem.cc/?eid=231

これだけ多くの疑問に対して警察はきちんと答えていく責任を負っていると思います。

『臭いものには蓋をしろ』、『触らぬ神にたたり無し』ということでは、すまされません。

私自身の話になりますが、興銀時代、24歳でスタンフォード大学のビジネススクールに留学させてもらいました。

26歳で帰国した後、外国部という海外関係を担当するセクションに配属させられました。この外国部で最初に担当した仕事が海外広報・海外広告。

東京で一元管理していたので、結構な金額の予算を持っていましたが、調べてみると広告効果が殆ど無いと思われる雑誌にも広告を出稿していたりしていたので、バサバサと大なたを振るいました。

その結果、オッカナイおじさんが当時興銀本店の7階にあった外国部にやってきてすごまれたりしました。正直、恐かった(まだ若かった)のですが、この種の人たちを専門に担当する総務部の協力も得て何とか毅然とした態度を取ることができました。

バブルが崩壊しつつあった90年代前半には興銀の営業部で融資を担当しました。

問題会社のA社。金利を減免し元本の返済を猶予しているにもかかわらず、『興銀の融資で銀座で過剰な接待を繰り返している』といったクレームがA社の競合他社から寄せられました。

A社にも厳しく対応したのですが、私が『A社の財務部長を蹴飛ばした』といった根も葉もない噂を流され、いろいろと大変な目にあいました。

最近は、IT系の企業の方々と接する機会も多いのですが、彼らの多くも『出会い系サイト』といったようなところからのアプローチがあったりして苦労していると言います。

改めて感じることですが、我々のようなフツウのサラリーマンでもこれだけの接点がありうるのです。

合理的でない人たち、論理が通じない人たちに対して、倫理を貫くというのは生半可な気持ちでは出来ません。

戦う姿勢が必要です。

『長い物には巻かれろ』、『臭いものには蓋をしろ』、『触らぬ神にたたり無し』---そういったスタンスでは、逆にどんどんつけ入られてしまいます。

最初の第一歩が肝心です。

勇気をもって毅然とした態度で戦うことが必要です。

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コメント

私もこの事件は本当にやるせない思いですね。
警察は徹底的に調べてほしいですよ。
気が滅入る話です。

投稿: 金融日記 | 2006年1月29日 (日) 13時31分

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