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2006年3月 2日 (木)

結局のところ我々は皆、同じ空気を吸っている

ケネディ大統領が1963年6月10日、ワシントン市のアメリカン大学の卒業式で行った演説です。

For, in the final analysis, our basic common link is that we all inhabit this small planet.  We all breathe the same air.  We all cherish our children's future.  And we are all mortal.

(結局のところ、我々に共通する基本的な絆は、我々が皆、この小さな惑星に生存していること、我々が皆、同じ空気を吸っていること、我々が皆、我々の子供たちの将来のことを大事に思っていること、そして我々が皆、何れは死んでいく存在であるということです。)

この一節は数多いケネディの演説の中でも最も有名な部分で、映画 『Thirteen Days(13デイズ)』 や 『トータル・フィアーズ』 のエンディングにも使われています。

ケネディ大統領は、生まれつき両足の長さが違い、免疫系(副腎皮質)の機能障害を抱え、一生の半分を病気で過ごしています。

2歳のときに猩紅熱にかかり、2度の臨終の儀式が行われました。

少年時代にも病気がちでベッドの上で多くの時を過ごし、歴史の本を読みふけっていたと伝えられています。

ロンドン大学留学中も重病に陥り、プリンストン大学在学中は白血病と診断されました(その後ハーバードに進み、大学院はスタンフォードのビジネススクールに行っています)。

戦争中は海軍に進み、日本軍の攻撃を受け、九死に一生を得ました。

その後、1954年と55年の2度にわたり背中の大手術を受け、感染症に陥り、またしても臨終の儀式が行われました。

人生において死線を5度もさまよった大統領は、だからこそ研ぎ澄まされたような感性と洞察力をもって、生きることに必死で向かい合い、数多くの名演説を残しているのでしょう。

『私たちは力と責任に値する人間になり、また分別と節度を持って行動する人間にならなければいけない。そして昔から皆が願ってきた地球平和や思いやりのある世界を今こそ達成しようではありませんか』

この演説だけは大統領の言葉として聞くことは出来ませんでした。1963年11月22日、46歳の若さで凶弾に倒れたケネディが当日にダラスで行う予定にしていたスピーチの一節でした。

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コメント

I hope I can read your blog. Found your site while watching "Sum of all Fears" and looking for the quote "our basic common link is that we all inhabit this small planet. We all breathe the same air. We all cherish our children's future. And we are all mortal."

投稿: Alfredo | 2007年8月12日 (日) 22時21分

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