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2006年7月 6日 (木)

職業倫理

ルールに書いてなければ何をやってもいいと言うわけではありません。

この辺は、ルールが整備されているアメリカでも同じです。

サバイバルとしての金融』という本でも書きましたが、四半世紀以上前から、アメリカのビジネススクールでは倫理について教えれらてきています。

日本の企業でも、かつては、たとえ書かれたルールは無くとも、先輩達からいろいろと教えられたものです。

私が興銀の審査部にいた時には、『審査している対象の会社はもちろんのこと、その会社が属する業種の会社の株は絶対に買ってはいけない』と教えられました。

1980年代半ばのことですので、日本版SEC(証券等監視委員会)が設立されるよりも、かなり以前のことです。

1~2ヶ月ほど前の話ですが、阪急や松坂屋のM&Aアドバイザーをしている人(外資の投資銀行ではありません)が、これらの会社と敵対している村上ファンドについてテレビでコメンテーターとして語るということが行われていました。

こういったことも、たとえルールには書かれていなくとも、外資系の投資銀行では職業倫理やメンタリティーに反します。

ゴールドマンのポールソン氏が財務長官になるに際し、持っていたゴールドマンの株式を全て売却すると発表したのも、ある種、当然と言えましょう。

『ノーブレス・オブリジェ』-責任ある地位にある人ほど高潔であることを求められます。

ひるがえって日本。

残念ながら、我が国の中央銀行総裁は、『ノーブレス・オブリジェ』という言葉とも、『職業倫理』という言葉とも、無縁です。

そういう国で育つ子供たちは、こういった『責任ある地位にある人』の振る舞いを見て、どういった大人になっていくのでしょうか。

ラスト・サムライというのは、もはやハリウッドだけの世界なのでしょうか。。

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コメント

仰りたいことが、よく分かります。 落胆や憤り未来への不安も同じように理解できます。人としてのプライドを失ってしまった人々の多い中、失わずに強く清く生きている方がいらっしやると言うことは、それに続きたいと思う人々も現れると言うことだと思います。

投稿: ミエコ | 2006年7月 6日 (木) 16時56分

責任ある地位にある人ほど高潔であるべきと思い
ながら数社渡り歩いてきましたが、その考え方をされている高い地位の方がいるのか疑問に思います。
粉飾決算・裏金・リベート・会社の私物化などは当たり前な企業しか無いように思えます。
最近、知人が邪まな役員から、いわれの無い言掛かりをつけられ疲労困憊しており、何もしてあげる事が出来ない自分の無力さを痛感いたします。
このところ良く考えます「良い会社」ってなんだろうと。

投稿: との | 2006年7月 6日 (木) 23時49分

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