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2006年9月12日 (火)

外国人投資家は日本の株式市場をどう見るか

昨日、『5年前の今日』と題して、9.11関連の記事を書きましたが、『1年前の9月11日』は、日本では衆議院選挙の投票日でした。

『小泉改革を国民が支持した』ということで、外国人投資家の間でも安心感が広がり、昨年は8月1日から9月30日までの2ヶ月間で日経平均は、11,947円→13,574円へと、14%上昇しました。

2001年に小泉首相が登場した時、多くの外国人投資家の感想は、『これまでの日本の政治家とは違ったリーダーが登場した』というもので、大変な期待を持って迎えられたように思います。(外資系の投資銀行で多くの外人たちと接していた私が受けた感想です。)

竹中平蔵氏や中川秀直氏の言葉は外国人にとって分かりやすく、それまで霞ヶ関の官僚が支配していたことで生まれていた閉塞感を打破してくれるものと期待した投資家筋も多かったのかもしれません。

それが、安倍晋三氏や与謝野馨氏になると、(良い、悪いは、別にして)、外国人投資家の間では、微妙に受け取られ方が違ってくるように思われます。

小泉時代のようなクリア・カットな政治・経済運営ではなく、従来のように官僚の役割が増した『調整型政治・経済運営になるのではないか』との印象を持つ外国人も多く、だとすれば、昨年のように、株式市場(日経平均)が、2ヶ月で14%も上昇するといったことは期待出来ないかもしれません。

万が一、外国人の失望売りが出て株価が(現在よりも更に)低迷し始めたりしますと、政権基盤にも悪影響を及ぼす可能性が出てきます。次の総理が選ぶ閣僚人事がまずは第一に注目されるところです。

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コメント

この記事を見ると、著者自身の品位の問題は別として、安倍氏が総理になるのは、いかがなものか?等と思います。

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006090725.html

少子化、フリーターが深刻に社会問題化している現状では、これから先、日本の経済力は低迷するのでは?と思うのが、自然な見方のように思います。

それを、安倍氏が変えることが出来ると思う人は、あまり居ないのではないでしょうか。

岩崎様がご指摘されている、「サバイバル時代では強いものがますます強くなる」という法則が、顕著に働いてくるようです。

国際的に知名度の高い日本の巨大企業については、引き続き、外国人は投資対象に組み入れていくと思います。

投稿: まさくん | 2006年9月17日 (日) 22時06分

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