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2006年9月13日 (水)

Flight to quality (質への逃避)

『Flight to quality (質への逃避)』-投資家が、あやふやなものから、より確かなものへと投資対象を変更することを言います。

ここ一年間(昨年9月から今年9月)の東証マザーズ指数(↓)です。1900から1300へと、約32%下落しています。

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一方で、同じ時期、日経平均は、以下のように、12,534円(2005/9/8)→16,080(2006/9/8)と、一年間で、28%の増加です。

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日経平均の中でも、日本を代表する銘柄であるトヨタは同じ時期、4,600円→6,100円(33%上昇)、キヤノンも、3,800円→5,800円(53%上昇)となっています。

日本の政治が小泉流のクリア・カットな状況から、これから先、不透明さを増したものに変化すると仮定しますと、投資家は、日本リスクを嫌って、トヨタやキヤノンなどの、いわゆる『国際優良銘柄』への選好を更に高めることも予想されます。

Flight to quality への流れは、なかなか止まらないかもしれません。

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コメント

先日、日航の成績と外資投資会社についての記事が文春に掲載されていました。岩崎さんの分析をそのまま載せたような記事で、その慧眼に驚きました。

投稿: leporis | 2006年9月15日 (金) 10時16分

何をやっているのか、誰が見ても分かるような会社に投資するのが安心みたいですよね。
今静行(こん・せいこう)さんという方は、「経済がわかる本」(ダイヤモンド社)で、次の投資の心構えをあげています。

1)株は「上がるか下がるか」のどちらかだという、きわめてシンプルなことを知ってください。
2)株は元本保証がありません。短期間にびっくりするほど儲けることもあるし、逆に大損することもあります。
3)株は投機的要素が強いので、一般の人は、ある程度の余裕資金ができてから株式へ投資すべきです。
4)倒産のおそれのない優良会社の株を選ぶことです。

”Flight to quality”とは、言わば「投機バカ」が眼を覚まして、上記の心構えに戻る状態を指しているかのようです。

トヨタやキヤノンは国際優良銘柄ですが、少し不安なのは、川下企業であるということです。

川下企業では、作った製品が売れない、あるいは、それら製品に不具合が発生するかもしれないというリスクが、常につきまといます。

そこで、さらにリスク回避を考えるのであれば、原料や素材を作っている、国際的な知名度の有る川上企業への投資が、弱小個人投資家にとっては安心なようにも思えます。

このように考えて、NYSEに上場していないのですが、僕はトヨタが株主でも有る日本板硝子の株を保有しています。

でも、この考えも、いずれ変わるかもしれませんが…(^_^;)

投稿: まさくん | 2006年9月19日 (火) 23時44分

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