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2007年2月 6日 (火)

ひとのマネをする (仕事術・勉強法⑬)

興銀に勤務していた時、一年間だけ職員組合の副委員長を務めたことがあります。

「絶対に勝てる」と分かっているような勝負って、はたして面白いでしょうか。

2~3日前だったと思いますが、小泉孝太郎さんが、新聞社(だったと思います)のインタビューに答える形で、

『この業界(芸能界)はもの凄いチャンスが目の前をビュンビュンと通り過ぎていく。それを捕まえることが出来るかどうか分からないが、この不安定さが自分は好きだ』

といった趣旨の話をしていました。

芸能人やタレントの方たちの話を聞いていますと、

『数年間、全く売れなくて不遇の思いをしたが、ひるまずにチャレンジを続けて、たった1回のチャンスをものにしてブレイクした』

といったことをよく耳にします。

もう少し身近な話をしましょう。

A社はこれまでもっぱらD社に広告・宣伝を依頼してきました。

このA社のアカウントを担当することになった広告代理店H社のBさん。

何をどうやってみてもA社におけるD社の牙城を切り崩すことが出来ません。

なかなかプレゼンの機会さえ与えられず、やっと与えられたプレゼンでも常にD社に対して敗退を余儀なくされる・・・

広告の業界に限らず、例えば投資銀行でも似たようなところがあります。

N社のビジネスはこれまで外資系投資銀行のG社が殆ど獲得してきていました。

『G社は第一級のリサーチ・アナリストを抱え、N社との間ではこれまで、○件の大型M&Aを成功裏に完了させ、N社トップのG社に対する信任も厚いのです。』

と、このような説明を聞くまでもなく、G社が強いのは分かっています。

かといって手をこまねいている訳にはいきません。

こういった状況をチャレンジと捉えて積極果敢に攻めることができるかどうか。

圧倒的に強いG社やD社にぶつかっていくのは大変です。

でも2勝8敗、いや1勝9敗でもいいではないですか。

全知全霊を使って真っ向勝負すれば、10回のうち1回位は勝てる可能性があります。

立ちはだかる『壁』の大きさにひるんで、挑戦を諦めてしまえば、永遠に「不戦敗」のままです。

『いつ勝てるか分からない。

しかし、この不安定さが好きだ。』

そういってチャレンジを続ける人を運命の女神がいつまでも放っておく筈がありません。

外資系の投資銀行に移って、イギリス人の上司に

『私は、IBJ(興銀のことです)のLabor Union のNumber 2 を務めていた。』

と言ったら、

『Well, I didn't know that. 』

とびっくりされました。

ところで、(話を戻しますが)興銀の組合にいた時の話です。

経営協議会という、おそらくは30分~40分間くらいの会議だったと思います。組合の委員長と副委員長とが、この会議で、頭取以下、副頭取、常務取締役などの経営陣を前にして発言をします。

当時の私は、まだ(もう?)35~36歳でしたが、その私よりも、30歳以上も年上の頭取を前にしての発言ですので、それなりに緊張しました。(確か私の持ち時間は10分~15分くらいだったと思います)。

どうしたら上がらないで発言が出来るだろうか。

経営協議会の前日、たまたまニュースキャスターが活躍する内容の『ハリウッド映画』を見ていて、『これだ』と思いました。

当日、あたかも自分がこのキャスターになったかのように(勝手に)イメージして、頭取たちを前にして熱弁を振るいました。

この時、学んだのは、プレゼンの技を身につけるには、ひとのマネをすることも一法だということです。

上手なひとのプレゼンをイメージして(あたかも自分がその人物になったように思って)プレゼンを行なうと、緊張もあまりしなくなり、上手く行きます。

例えば昨日のブログで紹介したアル・ゴア。

プレゼンの力は秀逸です。

そういった観点から昨日ご紹介した映画をご覧になって頂いても大変参考になると思います。

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