経済闘論
日経CNBCで『ザ・経済闘論』という番組を26日(火)夜9時から10時30分まで放映する予定です。
『世界経済 危機脱出への胎動 ~問われるニッポンの戦略~』というテーマの生番組ですが、この第2部(後半分)『ニッポンの戦略』のところにご招待頂きました。
日ごろ思っていることを発言してこようと考えています。
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実はいま本業の投資会社兼経営コンサルティング会社『インフィニティ』の代表として結構多忙を極めています。(最近資本金を3千万円から7千万円に増資しました。)
日本を巡る状況が微妙に変化してきているからです。
リーマンショックの後、多くのファンドが投資家や貸手からの換金請求に応じるため、投資していた株式や不動産の売却に走りました。
日本から撤退してしまったファンドや人員を大幅に削減してしまったファンドも少なくありません。
その結果、M&Aの世界ではこれらのファンドによる売り案件が結構出てきました。
一方で、ファンドの中には機関投資家や銀行の金に頼らないファンドもあります。
代々続いている海外の富豪ファミリーの資金を運用しているようなファンドです。
彼らにしてみれば今回の金融危機で日本は相対的に傷が浅かった国。
特に輸出企業は売上が急減した為、直近では株価を著しく落としましたが、元々は技術力があり競争力がある企業が多い。
『とにかく現金を・・』と売り急ぐファンドが多い中で、全く別の動きを示すファンドもあり、インフィニティにもいろいろな話が持ち込まれています。
またインフィニティが行っているスタート・アップ企業への投資業務の方でも、2005年~07年ころのバブルの時代と違って、(案件の数は減りましたが)技術力のある会社とか優れた特許を持つ会社とか、地に足のついた展開が期待できる会社に対する投資の話が多くなってきています。(と言っても社内の投資委員会の審議を通り、実際に投資に至るのは年に1~2件なのですが・・。)
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ということで、本当のところはテレビに出ている時間など無いはずなのですが、学者でもエコノミストでもない私に声をかけて頂けるというのは大変な名誉であり、ありがたく思っています。
もっとも学生時代の私の友人に言わせると
『岩崎はどう考えてもテレビ向きじゃない。聞いていて何を言いたいのか分からないことが多い。止めた方がいい』
とのことなのですが・・。
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コメント
経済闘論とても面白く勉強になりました。
日本の若い企業で世界をワクワクさせるような技術をもった企業を たくさん応援していきたいと感じました。
あとテレビ向きだと思います。
わかりやすくて、とてもクール!
忙しい中、ありがとうございました。
投稿: ラフ | 2009年5月26日 (火) 22時56分
コメント有り難うございます。録画を見て自己嫌悪に陥っていたので、救われる思いです。
投稿: 岩崎 | 2009年5月27日 (水) 01時16分