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2009年7月 4日 (土)

マーケットとの対話

クルマを選択する場合。

私の場合、テレビのコマーシャルよりも、あるいは雑誌の広告よりも、街を走る実際のクルマを見て、そのクルマを買おうかどうか考えることが多い。

つまり街を走る実際のクルマが一番の広告塔になっているのだ。

実際、カー・オブ・ザ・イヤー賞に選ばれようと、何だろうと、実物を見なければ、買う気にならないし、テレビや雑誌の広告だけで、ディーラーに向かおうとも思わない。

こんなことを書いたのは、2008-2009年の日本カー・オブ・ザ・イヤー賞に選ばれたクルマを東京の街で一度も見かけたことがないからだ。

トヨタのiQ。

新車登録台数を調べたら、昨年12月 2371台、今年1月 3455台。それ以外の月は30位以内に入っていないので、台数は分からないが、それなりに売れているのか、あるいは、売れていないのか・・

とにかく東京の街ではスマートKやMINIや、Miniは見かけるものの iQ を見ない。(名古屋を走っているのかな。)

1000ccで140万円~160万円という価格設定に無理があったのか・・?

日本カー・オブ・ザ・イヤー賞の審査委員と消費者の嗜好がかけ離れてしまった、ということなのか。

以前も書いたが(『こちら』『こちら』)、どうもここ数年のトヨタはマーケットとの対話を忘れて社内ロジックを優先させてしまってきたように感じる。

新社長には変革を期待したいところだ。

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コメント

映画『ハゲタカ』における
アカマ自動車の描写を思い出しました。

ところで

> 実物を見なければ、買う気にならない

もののうちのひとつに、「ファッション」が
あるかと思いますが、この売れ方というのも、
従来とは大きく変わってきており、
メーカーや販売店には想像もつかないような
感覚で消費する人々がいる、というお話を
ファッションコンサルの方が指摘しています。

ケータイ世代が販売手法を変える
http://apalog.com/kojima/archive/273

いわく、

団塊世代
 =アナログ消費感覚が染み付いており、
  試着もしないで服を買う事など考えられない

ケータイ世代
 =フィットという概念に欠けており
  すごくインスタントかつアバウトに消費

これを聞くと、百貨店がなぜ苦戦してるのか
見えてくるような。
プライシングとかPR方法の問題以前かもしれないですね。

「マーケットとの対話」というのは結局
こういう現象を察知できる”感受性”の問題なのかな?
とも思います。

投稿: @ | 2009年7月 4日 (土) 17時00分

実際、多くの人は岩崎さんと同じようにこのような賞ではなく、実物や街で走っているいる車を見て決めていますよ。

そもそも日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考規則の一部が以下の通りである以上、ある程度仕方がないのでは。

2.対象車はさらに次の条件の少なくとも1項目を満たしていること。
2-1.新しいコンセプトに基づいて作られたクルマであること。
2-2.本質的に新しい機構を採用していること。
2-3.新しいボディ、あるいは新しいエンジン、ドライブトレイン、サスペンション機構等を採用していること。

まあ新しいコンセプトや機構 = 売れる車とは必ずしも言えないですからね。iQに関しては、政府のエコカー減税によってお客がプリウスに流れてしまったのも不調の原因かもしれませんね。

投稿: 休暇中 | 2009年7月 9日 (木) 11時02分

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