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2009年11月 4日 (水)

懐徳館

何人かの方からメールを頂きましたが、拙著『M&A新世紀』、アマゾンで在庫切れで、『5~9日以内に発送』と表示されています。

ただ出版社(KKベストセラーズ社)からの連絡によると、明日(11月5日、木曜日)午前中には納品され、出荷は即、開始の予定だそうです。(ただし画面の表示切り替えには時差があって少し遅れるかもしれないとか・・)。

新宿の紀伊國屋書店本店では3階のビジネス書の売り場だけでなく、1階にも置いてくれているそうですのでご覧になってみてください。

さて10月24日のブログで紹介した東大・朝日共催シンポ『資本主義の将来』。

本日の朝日新聞紙上に討議内容が掲載されています。

スタンフォードのジョス教授のコメントについては前回書きましたが、東大の岩井教授のコメントで印象に残ったのは、『人は金銭的な要因だけで動かされるわけではない』というもの。

今日の朝日の記事ではその辺のくだりを以下のようにまとめています。

『利潤の源泉がモノから人のアイデアや創造性へと動いている。人には自由意思もあれば複雑な感情もある。札束を見せても簡単には創造的な仕事をしてくれない。つまり金融が支配力を失い、株主の力も低下していく』(朝日新聞11月4日付け第11面より引用)

『人は金銭的な要因だけで動かされるわけではない』という点は、私が上記拙著の第2章、『マイクロソフトはなぜ任天堂を買収しないのか』で書いた内容に通じるものがあり、興味深く聞きました。

ところで、このシンポジウムに招待されたスタンフォード大学ジョス教授とコロンビア大学サッセン教授を歓迎する夕食会が、シンポジウム前日の夜、東大キャンパス内の懐徳館で開かれました。

私自身、懐徳館に入るのはこれが初めてだったのですが、歴史と情緒が感じられる建物でした。

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コメント

はじめまして。
マンガーと申します。
金融日記を見て、本日、紀伊国屋書店で購入しました。
大変参考になりました。
一つ質問があります。
日立などにみられる親子上場の子会社はどう思われますか?

特にキャノンはキャッシュリッチで子会社の時価総額もあまり大きくありません。これから狙い目になるとは思っているのですが。

投稿: マンガー | 2009年11月 5日 (木) 01時07分

親子上場している会社の子会社の株を事前に買っておく。いずれ親会社は、その子会社の株をTOBをかけて買収し、完全子会社化するだろうから、子会社株は値上がりするだろうとの思惑で株式投資を行う方は多いと思います。

しかし、逆に親会社が子会社に対してどんどん不利な条件(商売上の交易条件など)を押し付けて、子会社を駄目にして、自らは良い思いをするといった、『子供いじめの親』の例もあります。

その場合、子会社の株価はどんどん悪くなっていきます。

私自身の株式投資でも、これに似たような経験があり、随分と損をさせられた苦い思い出があります。

詳しくは、こちらのブログ記事(2007年6月6日付け)をご覧下さい。(下記↓をクリック)

http://hidetoshi-iwasaki.cocolog-nifty.com/1/2007/06/post_243b.html

基本的に少数株主というのは弱い立場に置かれます。『やられた』と思っても、(訴訟を起こすのも多大なエネルギーが要りますし)泣き寝入りせざるをえないことが少なくありません。

投稿: 岩崎 | 2009年11月 5日 (木) 09時48分

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