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2011年5月 2日 (月)

坂本泰樹医師からのメール

AFS留学生同期(18期)の坂本泰樹医師がメールをくれました。

彼は「空飛ぶドクター」として著名で、本(『こちら』)も著しています。

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坂本医師からのメールは、AFS18期同期全員(ただしアドレスが分かっている人)に同送で送られてきたものです。

タイトルは、『「放射線騒ぎ」に煽られないように!』というもの。

特に私にとって「目から鱗」だったのは「内部被曝」に関する説明。

飲んだり食べたりしても、尿や糞便として体外に出ていく方がほとんどで、体に吸収されるのは10分の1や百分の1になるでしょう』

と明快な説明をしています。

坂本医師からの了解を得ましたので以下にそのメールの一部を転載します。

* * * *

「数字で言うと、科学(微生物学や放射線学など)の世界では一般の人に馴染みのない、千倍単位の変化、差異は普通です。

私の専門の泌尿器科で言うと、検尿で1mlあたり千個(10の3乗)の細菌が顕微鏡で見えることがあります。

内科の医者が膀胱炎という診断で、抗生物質を出すことがあります。

実は、これはとんでもない誤診です。

だいいち、患者さんによく聞けば膀胱炎の症状(排尿時痛、頻尿など)はないはずです。

これは、常在菌と見なされるのです。

要するに、無害です。

実際の「膀胱炎」のおしっこには何と1mlあたり10の7乗(一千万)個くらいは細菌がいます。

尿量300mlとすると、30億個(10の9乗)もの細菌が膀胱炎の人の膀胱内にはいるのです。

今回の混乱もこの単位からです。

マイクロシーベルト(10のマイナス6乗)、ミリシーベルト(10のマイナス3乗)、シーベルト、メガシーベルト(10の6乗)。

つまり、同じシーベルトでも、マイクロとメガでは10の12乗(え~と計算すると、1兆!)も違います。

普段こういうのに慣れていない一般の人は戸惑うようです。

「通常の千倍!」と新聞の見出しが出ただけで煽られます。

大変だ!

でも、先ほどの細菌がいい例で、千個もの細菌がいても正常なのです!

知識がないと当然、大事だと思うでしょう。無理もありません。

普段の生活で給料が千倍になる!なんてありえません!

(でも、あったらいいですね!?)

ですから、もともと1万倍以上も厳しい規制値であれば、千倍になっても大したことはないのです。

これが数字のトリックです。・・・ (さらに)

例えば、内部被曝が大事だと煽ります。

野菜や水の放射能が蓄積すると言います。

でも、元々厳しすぎる意味のない基準値ですが、一応その数値を基準にしても、飲んだり食べたりしても、尿や糞便として体外に出ていく方がほとんどで、体に吸収されるのは10分の1や百分の1になるでしょう。

しかも半減期という言葉でわかるように、毒のように蓄積する以上に減っていくのが放射能です。

煽る人たち(みんな医者ではありません)は、普段は病気のことも知らないし、勉強もしていない人たちです。

コラーゲンを食べても、飲んでも皮膚には行きません(もちろん、美容効果なんかありません)。

ヒアルロン酸を飲んでも、都合よく膝の軟骨には行きません。

でも、多くの人が騙されています。効果があるとしたら、プラセボ(偽薬)効果のみです。

内部被曝も同じ論理です。

一見もっともそうで、医学的には全く根拠がありません。

いずれにせよ、医者でもない人たちが偉そうに健康被害を声高に訴えている不思議な国です。

実際、地味ですが日本産婦人科学会や日本小児科学会は声明を出しています。

胎児の奇形や小児の健康に悪影響はなく、むしろ水分を十分に与えない方が脱水などで健康被害になると。  

あまり、マスメディアには出てきませんが、数少ない放射線医学専門家は意外と放射能被害が少なかったと調査結果を述べています。

あれだけひどいチェルノブイリの事故の後でも、小児の甲状腺癌で死んだのは15人程度が正しい数字のようです。

発病した小児は5千人くらいいるようですが。

これは、医学的にもありえると思います。甲状腺癌は割と予後の良い癌ですから治療で治るのです。

また、大人には一例も甲状腺癌は発症していません。・・

実地調査した長崎大学名誉教授が言っていましたが、実はチェルノブイリでさえ、一例も放射性セシウムによる健康被害は見つかっていないそうです。

これが中途半端な理論でなく、疫学調査による事実です。  

まだ半信半疑の人は、以下の別の長崎大学教授の講演と質疑応答の記録があります。参考にして下さい。

これが正しい医学的見解、事実です。

http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839525483.html

・・危ないからと、妊婦さんや子供が念のために退避するのは私にも理解できます。

ほとんど安全でも、絶対に安全だとはなかなか言えないからです。

でも、最近の「警戒区域」で居残ったら逮捕までされるというのは、むしろ人権侵害だと思います。

逆に言えば、今の程度の放射能ではっきり健康被害が出るとは言えないはずです。

そんな医学的エビデンスはありません。

百歩譲って、将来癌になる確率が「少し」上がるとしても、70歳の老夫婦がここに残りたいと言っているのを邪魔する権利は国にもないと考えます。彼らが正しいのです。

少なくとも70歳の老夫婦にとって、健康被害は考えにくいのです。

十分、寿命を全うするはずです。

根拠のない同心円で20km以内という大雑把な線引きで、家畜の牛を放り出して家を追われている人たちが可哀想でたまりません。

工場を追われた中小企業の人たちも可哀想です。

厳し過ぎる基準とは言え、面倒でも、せめて同心円ではなく、各地の線量を調べて決めるべきです。  

今回は、新型インフルエンザと違い、放射能では「一人も死んでいません!」。

これからもたぶん誰も死にません。これが事実です。中世の魔女狩りと同じです。

ほとんど根拠もないのに、みんなが危険だからと言うから抹殺されようとしているのです。

放射能自体では誰一人死んでいません。なのに、悲観した農家の人が自殺したり、ノイローゼになったり、体育館などの劣悪な避難所で高齢者が体調をくずして死んだりで百人くらい死んでいるかもしれません。それが事実です。まさに「人災!」です。

書き終えようとしたら、私と同様の意見(異説?)をインターネットで見つけました。

英国ガーディアン紙の著名環境ジャーナリストによる意見のようです。「放射能の危険性は本当? 英国で議論呼ぶ異説」です。参考にして下さい

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/829.html 」

* * * *

坂本医師については以前このブログでもご紹介しました。

『こちら』です。

なお坂本医師のウェブサイトは『こちら』 。

放射線については、彼のブログにもっと詳しい記事が載っています。 『こちら』です。是非ご覧になってみてください。

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コメント

ティナ・シーリグさんのスタンフォード白熱教室(全8回)が始まりましたね。2回目以降も楽しみです。再放送もあるようです。

http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/stanford.html

投稿: コジコジ | 2011年5月 4日 (水) 09時05分

コジコジ様

スタンフォード白熱教室、すっかり見落としていました。

教えてくださり、ありがとうございます。さっそく今度の日曜日からDVDに予約録画します。

あれからもう一年以上経つのですね。

http://hidetoshi-iwasaki.cocolog-nifty.com/1/2010/04/1-2798.html

改めて時間がたつのが速いのに驚かされます。

投稿: 岩崎 | 2011年5月 4日 (水) 17時16分

岩崎様

それは良かったです。
第一回の再放送は今週土曜の深夜24:20~ありますよ。お忘れなく。
(再放送は毎週この時間帯ですね)
因みにDVD付の本が最近また発売されたみたいです。

ほんと時間だ経つのは早いものですね。

投稿: コジコジ | 2011年5月 4日 (水) 23時09分

コジコジ様

ありがとうございます。土曜日の夜、さっそく見ます!

投稿: 岩崎 | 2011年5月 5日 (木) 08時17分

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