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2011年7月 9日 (土)

日本株のリスク

ここでちょっと脱線しますと、なぜそもそも金(ゴールド)だとか、豪ドル預金、米国債などの質問が多いのでしょうか。

それは我々のだれもが日本株では損をするとの思いを強めているからかもしれません。

どういうことなのでしょうか。

日本株は、今週1週間は上げましたが、1か月前の6月10日の日経平均は 9,514円。

5年前に買った人、10年前に買った人は・・と調べていきますと、過去25年間、冴えないパフォーマンスであったことがわかります。

日本株に投資してきた投資家は過去25年間、損してきた
  日経平均株価 過去のその時点に
  (円) 比して、どの程度
    変化したか
現在(2011.6.10.) 9,514      ―
5年前 14,751   ▼36%下落
10年前 13,430   ▼29%下落
20年前 24,598   ▼61%下落
25年前 16,967   ▼44%下落
30年前 7,484   +27%上昇

ここで質問です。

特に、日本株に投資している方への質問です。

「過去20年以上にわたって続いたことが、これから先は起きない、という何らかの状況変化が今あるのでしょうか。

もしそういったポジティブな変化がないとすれば、日本株はこれから先も下落を続けるのではないでしょうか」

もちろん日本株にはコマツ、ホンダのような元気な会社があります。

しかしたとえばコマツの場合。

売上げの 81 %が日本以外です。

特にコマツの主力の建設機械・車両部門(会社全体の売上の 88 %を占める)については、売上の 84 %が日本以外であり、

中国、アジア・オセアニア、旧ソ連(CIS)、中南米、中近東アフリカからなる「新興国」が

67 %を占めています。

そういった例外の株を除くと、日経平均のパフォーマンスは、(その分だけ余計に)落ちてしまいます。

世の中のマネー本の中には、日経平均のETF(日経225連動型上場投資信託)を買ったらいいと勧めるものがありますが、

20年以上にわたって下降トレンドにあったものが上昇になるとはなかなか思えません。

(もちろん、1年とか2年という期間で見れば、上がることもあるでしょうが、ここでの議論は5年程度の比較的長いトレンドを想定しています。)

過去冴えなかったのには、おそらくそれなりの理由があり、このトレンドが変わるにはその理由となった事象がポジティブに向かうような変化がなければなりません。

日本株を買ってきた人はそのことに気づき始めており、だからこそ金(ゴールド)だとか、豪ドル預金、米国債、米株などが人々の関心を集めるようになってきた・・・というのは深読み過ぎるでしょうか。

さらにもう一つの質問。

それではゴールドだとか、米株の方が、日本株よりも良いのでしょうか。

やっと脱線からもとの線路に戻る準備が整いました・・。

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