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2012年2月28日 (火)

年齢による限界は幻想に過ぎない

一昨日の東京マラソン。

私はジムでテレビモニターを見ながらマシンの上を走っていました。

藤原新選手が4位から1人ずつ抜きながら2位に上がっていくシーン。

ゴール直前のデッドヒートが凄かったですね。

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さて(今日のブログは思いつくまま書いていますので、話はコロコロ変わりますが)、陸上選手が高地トレーニングをするコロラド州ボルダ―の標高は 1,650メートル。

ボルダ―から車で30分ほど行くと、Nederland の Magnolia Drive に着きます。

Magnolia_4

ここは標高2,512m~2,662m(詳しくは『こちら』)。

Mapmyrun_2

 (MapMyRUN のウェブサイト『こちら』

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かつて私は南米クスコ(『こちら』)の街を訪れたことがあります。

Cuzco_2

  (クスコの街)

飛行機でこの街に着いたら、そこはなんといきなり標高3,400メートル。

富士山頂よりは少し低いのですが、この街で4~5時間過ごしただけで私は頭が痛くなりました。

軽い高山病だったと思うのですが、頭痛は最後まで抜けず、たった2日間の短い滞在でしたが、結構苦しい思いをしました。

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ところで、3,000メートルの世界とはまったく違う「別世界」がヒマラヤに広がるといいます。

7,500メートルを超える「死の世界」です。

『地上の3分の1という希薄な空気が太陽熱を遮断しないで、いきなり宇宙から「どうだ」とばかり照射してくる・・・

暑いと思うと一瞬のうちに曇って吹雪いてくる。

50度の高温から体感温度でマイナス50度の超低温の凍傷と凍死の世界だ。

極端から極端に100度くらいの温度差の中で寒さと暑さが交互に攻めてくる・・

7500メートルを超えてデスゾーン(死の領域)を通過・・』(三浦雄一郎著『75歳のエベレスト』)。

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この本を読むと、三浦雄一郎さんが小学校の頃は体が小さく病弱で劣等感だらけだったことが分かります。

中学受験では小学校のときの長期欠席(結核性肋膜炎)を指摘され、不整脈も見つかって落第。

別の本(『こちら』)を読むともっと詳しく出てきますが、50代後半の頃の三浦雄一郎さんは、飲み放題食べ放題が大好きで、長年の不摂生がたたり、高血圧、高血糖、高脂血症と、糖尿病寸前になり、加えて不整脈の症状まで出始めて、まさにメタボリック症候群の見本のような状況であったと言います。

65歳で一念発起。トレーニングを開始しますが、半年トレーニングをしてもまだたった531メートルの藻岩山さえ登れなかったとか・・。

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『75歳のエベレスト』を読んで初めて知ったのですが、エベレストの登頂率は30%、遭難確率14%。

とくに頂上に到達しての帰り道で5人に1人は死んでいるといいます。

(ちなみK2は遭難確率53%。100人登って53人が死んでいると言います)。

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ところで三浦さんの名前があっという間に世界中に知れ渡ったのは、37歳の時のエベレスト滑降でしょう。

サウス・コルの7,780メートル地点から斜度40度の斜面約3キロメートルを2分20秒で滑りました。

その模様は映画に収められ、1975年のアカデミー賞(長編記録映画部門)を受賞。

『こちら』 でYouTubeの映像を見れます。

ジミー・カーター元米国大統領がこの映像を10回も見て「何度見ても感動する。真のヒーローとはこういう男のことだ」と語ったと言います(『75歳のエベレスト』171頁)。

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そんな三浦さんの近況は、というと、 昨年11月ヒマラヤ・メラピーク(6476㍍)への登頂に成功(『こちら』)。

昨年10月にはUSTREAM TV のインタビュー番組にも出演されています(約30分;『こちら』)。

新しい著作(『こちら』)も出され、来年5月に計画されている80歳でのエベレスト登頂(エベレスト登頂は70歳、75歳に続き3回目になります)に向けて着々と準備を進めている・・・

「年齢による限界は幻想に過ぎない」 ―  この言葉は三浦雄一郎さんの言葉ですが、われわれに大きな勇気を与えてくれます。

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