« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月31日 (土)

半年間、ありがとうございました 【ラジオ番組「集まれ!ほっとエイジ」】

昨年10月1日にスタートしたラジオ番組「集まれ!ほっとエイジ」は今日でちょうど半年目を迎えました。

とりあえず今日が一応の最終回となります。

番組プロデューサーの相川さんは「パワーアップしてリニューアルしたい」と話していますので、1~2ヶ月のうちにまた装いを新たにした番組でお目にかかれるかもしれません。

思えば昨年のクリスマスイブ(12月24日)も大晦日(12月31日)も土曜日で番組の放送日でした。

長い間お付き合い頂いたみなさん、ほんとうにありがとうございました。

さて最終回の今日は「自分年金をつくる」の3回目。

そもそもなぜ「自分年金をつくる」ことが大事なのでしょうか。

政府は、税と社会保障の一体改革と言っていますが、現在の日本では65歳以上の人が全人口の23%を占めます。

これが2055年には、65歳以上が41%に達します(『こちら』)。

1人の高齢者を1.3人が支える時代になるわけで、これから先、今のような公的年金を維持するのが難しくなります。

したがって、自分の生活を自分で守るためにも、公的年金プラスα(たとえば月7万円くらい)の自分年金を確保することをお勧めします。

60歳から95歳まで自分で自分に対してたとえば月7万円を払っていくとすると、60歳の時点で3,000万円近いお金が必要になります(7万円×12か月×35年=2,940万円)。

企業に勤めている人がもらえる退職金の平均給付額は2,300万円ですので、あと700万円で3,000万円に届きます。

なお自営業、個人事業の方々は、サラリーマンと違って定年がありませんので、必要な老後の資金をつくれるまで働き続けるというのが、現実的な方法です。

さらに自営業、個人事業の方々は、「小規模企業共済」という退職金を積み立てていくような制度があります(税法上のメリットあり)ので、こうした制度をうまく利用して、ご自分で退職金に見合う資産を積み立てていくことをお勧めします。

一方、サラリーマンの方の資産形成、もしくは自分年金をつくる方法としては:

【1】個人年金保険とか、積み立て型の終身保険

【2】コツコツ預金を積み立てていく方法

【3】(ある程度年収のある人は)収益用不動産をもって節税

【4】手数料のほとんどかからないETF(上場投資信託)への投資

【5】グローバル企業への投資

などを検討してみてはいかがでしょう。

最後の【5】ですが、日本はすでに人口が減少に転じ、しかも怒涛のように高齢化の波が押し寄せています。

このため日本というマーケットに投資をして長期的にリターンを上げていくのはなかなか難しいのですが、一方で、世界に目を転ずると状況は違ってきます。

現在、新興国を中心に世界の人口は毎年7,500万人のペースで増えています。

70億人の世界の人口は、いまから28年後の2040年には、90億人に達すると予想されているのです。

とくに新興の国々では、人々の豊かになりたいという願望が経済を成長させる原動力になっています。

その成長の波に乗る―すなわち世界市場の成長を取り込もうとしている企業に投資するのは、理にかなった投資戦略だと思います。

世界市場の成長を取り込もうとしている企業とは、具体的にはどういった先でしょうか。

たとえば世界でハンバーガー・チェーンの店舗網を展開するマクドナルド。 世界117か国に店があり、毎日6,400万人の人がマクドナルドの店を訪れています。

実に日本の人口の半分以上の人が毎日、マクドナルドの店にやってきているのです。

牛を崇拝の対象とするヒンズー教徒の国、インドにさえも、マクドナルドのチェーン店があります。

この結果、マクドナルドの売上げは、その66%が米国以外の国で上げられるに至っています。

一方、同じ牛肉を扱うファースト・フードの店、牛丼の吉野家。

こちらも海外事業に注力しようとしていますが、海外売上高は全体の10%未満。

このため吉野家ではそもそも海外部門の情報が公表されずに非開示になっています。

もちろん日本企業のなかにもキャタピラーの競合相手であるコマツ(海外部門の売り上げが会社全体の81%を占める)だとか、

プロクター・アンド・ギャンブルの競合相手ユニチャームなどのように、

世界市場の成長を取り込む体制を整えてきている先もどんどん出てきています。

なお番組ではこのほか米国株の買い方などについてもお話ししました。

詳しくは是非番組をお聞きになってみてください。

こちら(日経ラジオ)のサイトをクリックすると出てくる下記ボタンの「聴く」を押してください。(下記ボタンをいきなり押してもリンクされていません。必ず『こちら』をまずクリックしてください)

331

なお iTunes でも聞けます(無料です)。 『こちら』です。

| | コメント (0)

2012年3月27日 (火)

ラジオ番組:自分年金をつくる

先週土曜日(24日)放送した日経ラジオ『集まれ!ほっとエイジ』は前週に続き「自分年金をつくる」と題して老後に向けての資産形成の話をしました。

前週(3月17日)は3000万円の預金だとか、終身保障型の個人年金保険の話をしました。

今回は収益不動産、とくにワンルームマンション投資についてお話ししました。

不動産というと怖いと感じる人が多いと思います。

たしかにバブルの時代には値上がりするだろうと、転売目的で不動産を買って失敗した人が多くいました。

しかし今では不動産投資は、実際に人に貸して節税をしながら家賃収入を得るという目的でこれを行っている人が大半です。

15年とか30年とかしてローンを返し終わると、不動産が残りますので、老後は、その不動産から上がる家賃収入を自分年金にしているという人がけっこういるのです。

たとえば、ワンルーム・マンション。

広さは20㎡~22㎡くらい。

オートロック完備のところも多く、狭いけれども設備は快適。

価格は新築で2200万円~2400万円くらい。(徒歩7~8分以内で最寄駅に行けて、さらにそこから電車で15分~20分以内で東京・大手町・新宿などの駅に出られるといった立地)。

家賃9万円前後。

そこから管理費などを引いても毎月7万円くらいになります。

この種のワンルームマンションは、ある程度年収の高い人が買うと、躯体、付属設備の減価償却費分、建物に見合うローン金利が経費になり、その分、税金が減ります。

たとえば年収900万円の人が2400万円のマンションを買うと、一概には言えないのですが初年度は22万円くらいは節税できることがあります。

給与所得(黒字)と不動産所得の赤字部分を合算できるからです(損益通算)。

ただし節税額は毎年減っていきます。

とくに最初の年は不動産登記費用など諸経費が多くかかり節税額は多くなりますが、2年目以降はこうした費用がかからなくなるので、その分、節税額は減ります。

もうひとつ。やり過ぎないことが肝心です。

バブルの頃、ワンルーム・マンションを10戸以上も買い、自己破産した人もいます。

彼の場合、最初は賃料収入とローンの返済額が見合ったので、頭金ほぼゼロ円で、数億円強の買い物が出来ました。

しかし数年でバブルがはじけ、マンションの資産価値が約半分以下になってしまったのです。

賃料収入は資産価格ほどは下落しませんでしたが、それでも低下を余儀なくされました。

一方で毎月のローン返済額は変わりません。マンションを売って現金化しようにも、売って得られる現金が(バブル崩壊でマンション価格が下落したため)ローン残高よりも少なくなってしまった、結果、資金繰りがつかなくなってしまったのです。

こうした「やり過ぎ」に注意すれば、年収の高い人たちがきちんとしたリスク管理のもとで収益不動産に投資をするというのは、節税にもなり、検討に値すると思います。

かつて私は外資系の投資銀行に勤めていたのですが、ある時、私の周りの若い人たちの多くが、この種のマンション投資をしているのを知って驚いたことがあります。

外資系投資銀行に勤める若い人たちは、いつクビになるか分からない職場ですので、「節税をすることと、資産をもつこと」に関心があったのだと思います。

なお番組ではこのほか(1)この種の不動産投資に係るリスク、(2)中古物件に投資するのと新築のどちらが良いか、(3)問題物件に引っかからないための注意点などについてお話ししました。

たとえばローンを利用する、しないにかかわらず、提携ローンがついている物件とそうでない物件とでは、リスク面で差があります。

詳しくは是非番組をお聞きになってみてください。

こちら(日経ラジオ)のサイトをクリックすると出てくる下記ボタンの「聴く」を押してください。(下記ボタンをいきなり押してもリンクされていません。必ず『こちら』をまずクリックしてください)

324

なお iTunes でも聞けます(無料です)。 『こちら』です。

| | コメント (1)

2012年3月25日 (日)

日経ヴェリタス

日経ヴェリタスと言えば、私のような世代にとっては「以前の日経金融新聞」といった方が分かりやすいかもしれません。

金融業界で仕事をしている人、個人投資家の方にとっては、ぜひ読んでおきたい新聞です(『こちら』)。

今週(本日発売)は「老い風」をつかもうとの特集でした。

60歳以上が日本の金融資産の8割を握っているといった数字はよく目にするのですが、ヴェリタスの今週の記事は60歳以上の国民総所得に占めるシェアに着目。日本の場合、2020年には31%を超えると予想しています。

さらに60歳以上の総消費額は8兆ドル(2010年)から15兆ドル(2020年)へと2倍近くに上昇する見込みだとか・・。

ところで今週の日経ヴェリタスのブックレビュー(8頁)には、拙著『自分年金をつくる』の書評が取り上げられています(↓)。

201232553_3

    (画像の上でクリックすると大きくなります)

| | コメント (0)

2012年3月24日 (土)

かかってこい パリ

じゃんぽ~る西さんの『かかってこい パリ』

Kp

前作の『パリ 愛してるぜ~』にはフランス人レビュアーの方がアマゾンに次のような書評を載せていたのが印象的でした。

「じゃんぽ~る西の漫画を読んで、パリを再発見することが出来ました。

一般日本人にとっては、パリと言う街は世界一ですが、実際に住んで見ると違う。

じゃんぽ~る西は、いくつかの面白い例でその違いを見せてくれる。

パリだけでなく、フランス人の特徴もよく教えてくれる。

フランス人としては、恥ずかしながら読んで、全くその通りと思いました。

大変勉強になりました。エッサエ漫画としては、情報の量の面でも、セリフと画質の面でも、大満足です。

しかも、西先生は、鋭敏なユーモアのセンスがある。

何回も笑った。フランスでもフランス語で出版して欲しい。 」

* * * * *

今回の『かかってこい パリ』 も面白い、そしてたいへん楽しい本(漫画)でした。

日本人とフランス人とで違うところがたくさんあっても、違いを分かりあえる共通の土壌があるのかもしれません。

だからこそじゃんぽ~る西さんの漫画は日本人にも受けるし、(それ以上に?)フランス人にも受ける・・・

「パリ好きな日本人女性は多いのですが、じゃんぽ~る西さんのようなオタク男子目線でパリが描かれることはまれだと思います」

とはYさんの弁。

ところで、前作の『パリ 愛してるぜ~』。レビュアーの方が「フランス語でも出版して欲しい」とアマゾンに書きこみましたが、実はすでにフランス語に翻訳されて出版されています。

A nous deux Paris (『こちら』)です。

パリだけでなくアメリカでもカーテンを閉めずに外から見られるのを気にしない家が多いのですが、それを見て、「この人たち、隠そうという気がないな・・」とつぶやく著者。

      Pi_3

そうだ!やっぱり日本人とフランス人は違う・・!?

| | コメント (0)

2012年3月23日 (金)

コメント

私のブログへ本日頂いたコメントは昨年3月19日付けの記事(『こちら』)に寄せられたものでした。

ということでお気づきにならなかった方も多いと思いますので、以下に再掲します。

* * * * *

初めまして。田村忠規といいます。

私は筋ジストロフィーを抱えています。

普段、油絵を描きながら人生を楽しんでいます。

是非、私のHPをみてください。

投稿: 田村忠規  2012年3月23日 (金) 16時16分

| | コメント (0)

2012年3月22日 (木)

ワンライフプロジェクト

昨晩の勉啓塾ではワンライフプロジェクト東京支部代表の北原佐和子さんのお話を朗読とともに伺いました。

「えっ、朗読?」と思われた方は、『こちら』『こちら』をご覧になってみてください。

昨晩の会合には約30名の勉啓塾会員、ゲストが集まっていて、セミナールームの横のテーブルには本が数十冊平積みされていました。

Th_3Th2_4

Th3

北原さんのお話が終わると、多くのメンバーが朗読されたメッセージが収録されている本(『こちら』)を買おうと列をつくりました。

私もその一人だったのですが、列の後方だったものですから、本はあっという間に売れてしまい、私に順番が回ってきたときには第2巻(『こちら』)が1冊だけテーブルの上に残っていました。

スタッフの方が「もう少し在庫があるかもしれない」と駐車場(?)に急ぎ足で向かいましたが、私は到着を待たずに最後に残った1冊を買いました。

今朝、通勤電車の中でこの本を読み始めたのですが、10頁ほど読んだところで、目頭が熱くなり本を閉じました。

『ほんとうの優しさというものは絶望をくぐってきた人だけにそなわるものです。』―以前にこのブログでも触れた灰谷さんの本の中に出てくるこの言葉(『こちら』)を思い出しました。

なおご存知の方も多いと思いますが、講師を務められた北原支部長は第一線で活躍されている女優さんでもあります(『こちら』)。

| | コメント (0)

2012年3月20日 (火)

新しいアップル

スティーブ・ジョブズが後任のティム・クックにのこした言葉。

「“ジョブズならどうするか”をけっして考えるな。君が正しいと思うことをしろ(Never ask what Steve would do. Just do what's right) 」 

(注:全文は『こちら』のティム・クックのスピーチをどうぞ)

パナソニックの歴代社長はながいこと「幸之助さんならどうするだろう」と考えてきたと言いますし、ホンダの社長たちも「おやじ(本田宗一郎)なら・・」と考えてきたかもしれません。

その点、ティム・クックは、

「“ジョブズならどうするか”をけっして考えるな」

と直々言われたものですから、今回のような株主還元策(『こちら』)に行きついたのでしょう。

いずれにせよ、いよいよ一つの時代が終わって次の時代が始まることを実感させられました。

ところで米国で1月に発売されていた『Inside Apple』 。

        Ia

日本語版が今週金曜日に発売になるようです(『こちら』)。

| | コメント (0)

2012年3月19日 (月)

夕焼けシャトル

3月20日(火曜日)の春分の日。

お彼岸のお墓参りにクルマで行かれる方も多いかもしれません。

あるいはゴルフに行く方も・・。

帰りのクルマの中でFMラジオをお聞きになってみてください。

     N5

18時07分頃、FM79.5MHzの夕焼けシャトルという番組に電話出演(生出演)します。

私が出るのは「今日の押さえDOCO!」というコーナー。

このコーナーで拙著「自分年金をつくる」を取り上げてくれます。

電話で生出演というのは初めての経験です。

よろしかったらお聞きになってみてください。

FM79.5MHz、別名 FM NACK5 です。

| | コメント (0)

運命の人

TBSテレビ運命の人「最終回」をみました。

テレビドラマとしてはひじょうに良くできていたと思います。

震災後、2012年にまで戻すエンディングもさすがだと思いました。

インタビューに答えて原作者の山崎豊子さんはかつてこうコメントしていました。

「第四の権力と言われて久しいマスメディアについては、いつか書いてみたいという気持ちを持ち続けてきました。

しかしこれという題材に出会うことができなかったのです。

ひとつのきっかけは、前作の取材中に、ふと思いついて沖縄を旅したことでした。

初めて訪れた沖縄で、地元の人に様々お話を聞きました。沖縄戦のことや、米軍統治下のこと、現在の米軍基地問題・・・・・・。

先の戦争で、大学生だった私は軍需工場へ動員されました。

その時の辛さ、悲しさが私の作家としての原点でもあります。

私はなんとなく沖縄が祖国復帰して万々歳、様々な問題は片付いたような気になっていたのですが、実際にこの目で見た沖縄の実情は違いました。

やはり戦後の日米関係、沖縄返還には、何か歪みがあったのではないかという気がしてなりませんでした。

その時、沖縄をなんとしても書きたいという気持ちが湧いてきたのです」

 [運命の人―山崎豊子「著者インタビュー」(『こちら』)より]

最終回は著者のこうした思いに応えた出来ばえだったと思います。松たか子、真木よう子、美波といった女性陣の演技も見ごたえありました。

| | コメント (0)

2012年3月18日 (日)

神奈川新聞

本日の神奈川新聞に拙著『自分年金をつくる』の書評が掲載されました。

Ks_2

   (画像の上でクリックすると大きくなります)

| | コメント (0)

2012年3月17日 (土)

ポイントは50代

本日放送した日経ラジオ『集まれ!ほっとエイジ』の導入部分のご紹介です。

老後の生活を考える上で、年金は基本中の基本です。

年金には自営業の方などが入る「国民年金」、サラリーマンの「厚生年金」、そして公務員の「共済年金」などがあります。

これらはすべて公的年金と呼ばれるものです。

このほかに企業年金というものがあります。

現在、公的年金も企業年金もいろいろな問題を抱えるに至っています。

公的年金では財政上の問題から、たとえば支給開始年齢が今後68歳とか70歳になっていくことが予想されます。

一方、企業年金が抱える問題としては、積み立て不足や、予定利率引き下げの問題があります。

また最近ではAIJという投資顧問業者が、企業から預かった年金資産を消滅させてしまうという大きな問題も起きました。

こうしたことから、「もはや、国や企業だけに頼ってはいられない」として、第3の年金ともいうべき「自分年金」を持とう、そしてそのことによって、老後を乗り切ろうという人が増えてきました。

要は、自分で築き上げた資産で、自分に年金を払っていくことによって、「老後を乗り切ろう」、あるいは、「より豊かな老後を送ろう」との発想です。

たとえば、3,000万円を貯めるとします。

そうすると、毎月7万円をおろしていっても、35年間持ちます。

7万円×12か月×35年=2,940万円。

すなわち60歳から95歳まで毎月7万円の自分年金を受け取ることが出来るようになります。

3,000万円というと、とても大きな金額のように思われる方もあるかもしれません。

ですが、大学を卒業した方の退職金の平均値は2,300万円です。

かりに退職金を2,300万円もらうとすれば、あと700万円で3,000万円に届きます。

そのためにも住宅ローンを抱えている人は、はやく返し終わっていることが重要になります。

ポイントは50代です。

50代の人は、そろそろ子供の教育費がかからなくなってくるケースもあると思います。

とくに50代後半から60歳までの人は、そういった人が多くなります。

一方で、年収の方はまだ高い人が多く、この時代を無駄遣いすることなく過ごすことがポイントになります。

たとえば以前にこのブログでも取り上げましたが、医療保険など、本来あまり必要のない保険に入っていないかを見直すことで、家計に余裕が出てくるようになります。

ところで月7万円の自分年金はあくまでも公的年金や企業年金を補完するものです。

ベースは公的年金であり、企業年金です。

ただ、7万円の自分年金があれば、もし仮に公的年金の支給開始が68歳とか70歳とかに引き上げられるといったような事態になっても、ある程度は対応できますし、 企業年金の予定利率が引き下げられ、年金給付額が削減されても何とか対処できるようになります。

つまり公的年金や企業年金の制度に、ほころびが出てきても、月7万円といった最後の拠りどころがあれば、それなりに対応可能になるのです。

ということで、番組では自分年金の作り方、どういった金融資産が自分年金にふさわしいか(→円ベースで減価しにくい資産)

についてお話ししました。

具体的には個人年金保険、投資信託などのプラス面、マイナス面、考えておかなければならないリスクについてお話ししました。

詳しくは是非番組をお聞きになってみてください。

こちら(日経ラジオ)のサイトをクリックすると出てくる下記ボタンの「聴く」を押してください。(下記ボタンをいきなり押してもリンクされていません。必ず『こちら』をまずクリックしてください)

0317

なお iTunes でも聞けます(無料です)。 『こちら』です。

| | コメント (0)

2012年3月15日 (木)

アップル

アップルの快進撃が止まりません。

このブログでも何度か取り上げ(『こちら』)、大阪経済大学大学院の講義でもアップルを取り上げたりしてきました(『こちら』)。

昨日は1日で3.8%上げ、589ドルでクローズ。After Hour Trade では591ドルになっています。

Apple1203

   (過去5年間の動きです。クリックすると大きくなります)

Morgan Stanley と Canaccord Genuity はアップルの株価ターゲット(見通し)を700ドル以上に変更しました(『こちら』)。

| | コメント (0)

2012年3月14日 (水)

ダウ平均株価

ダウ平均株価の史上最高値(引値ベース)は、2007年10月9日につけた14,164.53ドル(取引時間内では同月11日の 14,198.10ドル。)

D

   (図はクリックすると大きくなります)

昨日のダウは13,177ドルでクローズ。

これは2007年12月31日以降の最高値(2007年12月31日は13,264ドル)。

2007年末の日経平均は15,307円。

つまり2007年末を100とすると、米国は99.3%(にまで回復)。

一方、日本は64.7%のレベル(9,899÷15,307)。

ダウは史上最高値まであと少しのレベルになってきました。

| | コメント (0)

10年一昔

10年一昔と言います。ということで、何をいまさらと思う方も多いでしょう。

昨日りそなへの公的資金注入(2003年)に触れましたが、これに「プラス、マイナス」正反対の評価を下す本を2冊。

構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌(竹中平蔵著)

知られざる真実―勾留地にて―(植草一秀著)

T_2   U

改めてこの2冊を読み返してみると非常に興味深いものがあります。

| | コメント (0)

2012年3月13日 (火)

日経CNBC

昨晩は日経CNBCテレビ「日経ヴェリタストーク」に出演しました。日本株は今後好調な展開を示すのか、潮の流れは変わったのかといった点をテーマにお話をしました。

先月14日(バレンタインデー)の日銀による追加緩和を好感し、マーケット(日経平均)はここ約1ヶ月の間で1,000円近く上昇しました。

 1203121_2

ポジティブ・サプライズによるこの上昇は、外国人投資家の目からすると、2003年5月17日の政府によるりそな銀行への公的資金注入時の相場に似ているかもしれません。

株主責任を問うことなく行われたこの注入はある意味で資本主義のロジックに反する禁じ手だったのかもしれません。

しかし外国人投資家はこの注入により、エクウイティ・デリバティブの分野でかなりの儲けをあげ、このことが結果的にそれまで7,603円(2003年4月28日)だった日経平均株価を同年8月末には10,343円まで上げることにつながりました。

相場が十分下がっていた(震災・津波、原発、タイ洪水、円高)ところで起きるポジティブ・サプライズは、マーケットに対して数か月にも及ぶポジティブな波及効果を及ぼすこともあるのです。

なお番組ではこのほかPERについて説明しました。

以前にもこのブログで触れた議論です。

詳しくは「こちら」をご覧ください。

| | コメント (0)

2012年3月12日 (月)

医療保険

10日(土曜日)の日経ラジオ『集まれ!ほっとエイジ』では、前々回(2月25日)、前回(3月3日)に続き保険を取り上げました。とくに中高年世代が関心をもつ医療保険について詳しく説明しました。

実は現在アメリカで生活している日本人からたまたま先週電話がかかってきて、その人から聞いたことなのですが、

急激な腹痛に襲われて救急車を呼んだら(その後の検査代も含めてだと思うんですが)

請求書が80万円来たといいます。

一方で、日本では救急車を呼んでも基本的にはタダなことから、逆にみんな安易に救急車を呼び過ぎるということで、以前より問題になっています。

もともとアメリカには公的な健康保険制度がなくて、それをオバマ大統領が導入したところ、国中で賛否両論が沸き起こりしました。

逆に言うと、こういうことだと思います。

日本の公的な健康保険制度は非常に優れています。

したがって、その優れた公的健康保険制度に加えて、個人でさらに、別途、民間の医療保険に入る必要があるのか、考えてみた方が良いということだと思います。

まず第一に公的な健康保険制度のもとでも原則3割が自己負担です。

仮に手術や入院などで100万円かかるとすると、その3割の30万円を払うというのは結構大変です。

たとえば保険会社のパンフレットを見ると、「入院1日当たり平均20,100円もかかります」などという記述もあります。

しかしよく見ると、パンフレットには小さな字で、「高額療養費制度による払い戻し前の数字」と書いてあります。

つまり公的な健康保険には高額療養費制度がセットされています。

したがって、個人ベースで民間の医療保険に別建てで入らなくても、手術や入院時のコストは、実は、あまり気にする必要はありません。

仮に手術や入院代で100万円かかったとして、 3割負担ですと30万円の負担ですが、高額療養費制度がセットされていますので一般の場合は、負担額は100万円の3割の30万円ではなくて、87,430円ですみます。

低所得者の場合は、この金額が35,400円になります。

また70歳以上の方はもっと安くなりますし、75歳になった月にはさらに負担が軽減されます。

高額療養費制度というのは  高額療養費の負担を軽減させてあげましょうという、ありがたい制度で、次の算式で自己負担の限度額が定められています。

一般:80,100円+(医療費-267,000円)×1%

高所得者:150,000円+(医療費-500,000円)×1%

低所得者:35,400円(定額)

たとえば1か月間にかかった医療費が100万円の場合:

一般:80,100円+(1,000,000円-267,000円)×1%=87,430円

高所得者:150,000円+(1,000,000円-500,000円)×1%=155,000円

このように 公的な健康保険には高額療養費制度がセットされていますので、「民間の医療保険に入る必要は無いし、入らない」という人は結構います。

もっとも保険料は月2000円~3000円と安価な場合が多く、さほど気にならない水準なので入っているという人もいます。

しかし安いといっても、たとえば25歳から75歳まで入るとして、月3000円と仮定すると、3000円×12か月×50年=1,800,000円です。

また25歳、3000円と同じ保障を得ようとして、50歳で入ると6200円。

50歳から80歳までの保障で、6200円×12か月×30年=2,232,000円です。

保険料が安いといっても長い期間で見るとバカにならない金額です。

なお高額療養費制度については注意点が2つあります。

1つは、差額ベッド代。 もう1つは重粒子線治療などの先進医療の技術料。

この2つが高額療養費制度の対象とならないことです。

ただまず差額ベッド代ですが、誤解が多いので気を付けたいのですが、厚生労働省の特定療養費について定めた通知で、 治療上の必要で個室に入院させられる場合は、病院は差額ベッド代を徴収してはならない ことになっています。

つまり差額ベッド代がかかるのは、患者の方で、個室がいいと要望した場合だけです。

入院しても、みんなと一緒の部屋でいいと割り切れる人は、差額ベッド代のことを気にする必要はありません。

先進医療の技術料は保険で特約をつけるとせいぜい月100円~300円程度。

つまりこれだけ安い保険料ということは、実際に使われるケースがほとんどないということです。

ですからケースとしては「まれ」なケースなので、保険をかける必要がないともいえますし、逆に、安いので、この特約に入った方がいいという考えの人もいるかと思います。

番組ではこのほかに保険のオーバーカバーの問題、 入院日額タイプ(例:1日5000円×10日入院=50000円)と、「一時給付型」(例:インフルエンザ15万円、日射病25万円といったぐあいに、診断された瞬間に給付額が確定する)との比較についても取り上げました。

詳しくは是非番組をお聞きになってみてください。

こちら(日経ラジオ)のサイトをクリックすると出てくる下記ボタンの「聴く」を押してください。(下記ボタンをいきなり押してもリンクされていません。必ず『こちら』をまずクリックしてください)

310

なお iTunes でも聞けます(無料です)。 『こちら』です。

| | コメント (0)

2012年3月10日 (土)

自分年金をつくる

    Amazon_3

私にとっては14冊目(注:オーディオブックを含む)になりますが、『自分年金をつくる』(ベスト新書)が発売となりました。

全国書店の「新書売り場」に並んでますので是非お手に取ってご覧になってみてください。本書はとくに以下のような方にお勧めです。

(1)厚生年金、共済年金、企業年金があるから老後は大丈夫と思っておられる方。

たとえばいま多くの企業年金で進行中の予定利率引き下げがどのように年金受給額に変化を及ぼすか、計算されてみたことがあるでしょうか。

AIJ問題に限らず、積立金不足に陥ってしまっている厚生年金基金、企業年金がたくさんあるのが現状です。

(2)退職金やまとまったお金で投信や変額年金保険を買い、元本割れに陥っている方。

変額は満期までもてば元本が保障されているケースが多いのですが、さて手数料分はどうなんでしょう。

投信をお持ちの方は是非基準価額をチェックしてみてください。運用会社から送られてくる「分配金込み基準価額の騰落率」がプラスになっているからといって安心していませんか。

これは税引き前の分配金を再投資して計算していることがあります。

しかしあなたは税金を取られますし、分配金の再投資もできません。

(3)個人年金保険の仕組みについて把握しておきたい方。

転換の問題についても本書で取り上げています。知っているのと知らないのでは大きな差があります。

(4)マンション、アパートなどで賃料収入を得ることを検討している方。

いま出版されている多くの本が新築より中古マンション投資を勧めています(そして確かに中古の方が利回りは良いのでしょうが)、しかし中古マンション投資の落とし穴とは?

節税をしながら資産形成を考えている方にも本書は参考になると思います。

* * * *

新刊JPニュースでも取り上げられています。

『こちら』です。

| | コメント (0)

2012年3月 7日 (水)

タイトル

過激なタイトルと、新聞の見出しのような表紙が目に入り、思わず買ってしまったのがこの本。

    70_2

『七十歳死亡法案、可決』(垣谷美雨著)という小説です(『こちら』)。

タイトルも過激ですが帯も強烈です。

「2020年、高齢者が国民の3割を超え、社会保障費は過去最高を更新。

破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法」を強行採決する。

2年後に施行を控え、宝田東洋子(55)は「やっと自由になれる」と喜びを感じながらも、自らの人生の残り時間に焦燥感を隠せずにいた。

我儘放題の義母(84)の介護に追われた15年間、懸命に家族に尽くしてきた。

なのに妻任せの能天気な夫(58)、働かない引きこもりの息子(29)、実家に寄りつかない娘(30)とみな勝手ばかり。

「家族なんてろくなもんじゃない」、東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。」

・・・とあります。

これ以上はネタバレになってもいけないので控えますが、あっという間に読み終えてしまう小説でした。

マーケティング的にはタイトルと表紙は100点といったところでしょうか・・。

時代の空気にマッチしたところもさすがです。

* * *

それにしても以前にもこのブログ(『こちら』)で書きましたが、これから先、日本の人口ピラミッドは急速に逆三角形化をきわめます。

2050

    (図はクリックすると大きくなります)

民主党は最低でも国民1人に月7万円の年金(保障)を確保するといっていますが、なにせ稼いでいる国民は2055年になると約半数しかいません。残り半分は65歳以上か、15歳未満。

現役世代や将来世代に過度な負担をかけないためにも、いまから社会保障の支出は抑え込んでいかないと将来大変なことになります。

詳しくは最近著『自分年金をつくる』に書いたのですが、これ(↓)が現行制度の「予想される世代間の年金損得図」です。

Photo

   (図はクリックすると大きくなります)

たとえば71歳の人と31歳の人との間では、なんと4,790万円もの年金の受取りに関して差があるのです。

つまり31歳の人は71歳の人に比べて、4,790万円も損する仕組みになっています。

現在71歳の人は生涯にわたって払う保険料よりも受け取る年金の方が3,090万円も多い「もらい得」、これに比べ、31歳の人は払う保険料の方がもらう年金よりも1,700万円も多い「払い損」になります。

41歳であっても1,050万円の「払い損」です。

現在日本の人口の23%以上を65歳以上が占めます。

2055年にはこれが40%を超えます。

政府が叫ぶ「税と社会保障の一体改革」は、

①世代間の不公平、

②これから到来する超高齢化社会

―という2つの現実を正面から見据えたものになっていません。

消費税を上げることのみに夢中になって、本質的問題の解決はすべて先送りされているように感じるのは私だけでしょうか・・。

| | コメント (0)

2012年3月 6日 (火)

東京マラソン参戦記

東京マラソン参戦記といっても私が参加したわけではありません。

                 Tm_2

ニューヨークから槇原さんが来日して参加。

このときの模様をニューヨーク・タイムスやヘラルド・トリビューンに寄稿していました(『こちら』)。

槇原さんと私とは興銀時代、同じ職場(外国部・総務班)にいたことがあります。

槇原さんは早くに興銀を辞めてハワイ大学に留学、帰国後は米タイム誌の記者を務めていました。

いまは生活の本拠をニューヨークに移し、ニューヨーク・タイムスなどに Op-ed Contributor として文章を寄せています。

Op-ed とは Opposite the editorial page の略(詳しくは『こちら』をどうぞ)。

興銀を途中で辞めた人にはいろいろな方がいます。

プロの棋士になった人(彼は東京大学客員教授でもあります)、財務大臣になった人(若くして亡くなられました)、インターネット・モールを起業した人(最近経団連を辞めて話題を呼びました)などなど・・。

ニューヨーク・タイムスの文章を読めばお分かり頂けるように槇原さんもかなりの異才です。

| | コメント (0)

2012年3月 5日 (月)

個人年金保険と変額保険

3日(土曜日)の日経ラジオ『集まれ!ほっとエイジ』では、前回(2月25日)に続き保険についてもう少し詳しく説明しました。

まず個人年金保険。

これは通常の場合、終身保険の派生形として手に入れることが出来ます。

終身保険というのは、いわゆる積み立て型の保険ですが、毎月、3万円とか、積み立てていきます。

この間、死亡した場合には、たとえば2500万円といった保障があります。

そして、たとえば65歳の時点で、これを解約返戻金として一時金として(たとえば1900万円を)受け取るか、あるいは一時金ではなくて、毎月、7万円とかの、終身の年金で受け取るか、選べるケースが一般的です。

いずれにせよ受け取りを開始すれば、その時点で、終身の保障(2500万円)の方は消えてなくなります。

65歳ですから、子供も成人しているし、自分が死んで、遺族にまとまったカネを残すよりも、自分の老後のために、これまでに積み立てて作った保険金を使おうという趣旨です。

ところで最近「変額年金」という言葉をよく聞きます。 これはどういうものでしょうか。

一般の積み立て型保険(終身保険)や定額年金保険は契約時から予定利率が決められているため、受け取れる保険金額や年金の額が固定しています。

これに対し、変額年金とは保険料の払込期間に株式や債券などで積極運用し、その成績によって受け取れる年金額が変わるという商品です。

実はこの商品は主として銀行の窓口で売られてきました。

変額年金は、銀行にとっては投信と並んで手数料収入を見込める商品であったことから、銀行は、この保険を積極的に窓口で売ってきたのです。

なお変額年金の年金額は運用成績によって変わると説明しましたが、実は払い込んだ金額を「最低保証額」として設定し、運用成績がそれを下回った場合は保険会社が負担するのが一般的でした。

もちろん契約者はこのために購入時に手数料(3%~5%)を払い、運用期間中も保険関連費・運用関連費などの手数料(2.5%~3.0%)を払わされます。

それでも「高い利回りの可能性があり、しかも元本保証付き」ということで、 2005年から2007年くらいにかけて銀行窓口では多大な人気を集めました。

投資信託のような値上がりの可能性もありながら、値下がりした場合の最低保証もある、いわば「良いとこどり」の商品設計が 「超低金利下で運用先を求めてさまよっていた巨額の個人金融資産を引き付けた」のです。

実際に、2005年に変額保険を購入し契約時に400万円を一括で払い込み、15年後の満期時に一括で、元本に運用成績がプラスされて戻ってくることになっていた人のケースですが

2008年のリーマンショックで状況が一変。

それまでは順調だった運用も一転して損失に転じ、現在の想定元本は300万円以下にまで目減りしてしまったといいます。

銀行担当者によれば、「それでも満期まで持てば元本は保証されますよ」 とのことだったらしいのですが、この人は、心配しながらも「あと8年」と満期が来るのをひたすら待っているのだとか・・。

いま実はこういった人がたくさんいるのです。

詳しくは是非番組をお聞きになってみてください。

こちら(日経ラジオ)のサイトをクリックすると出てくる下記ボタンの「聴く」を押してください。(下記ボタンをいきなり押してもリンクされていません。必ず『こちら』をまずクリックしてください)

33

なお iTunes でも聞けます(無料です)。 『こちら』です。

| | コメント (0)

2012年3月 4日 (日)

あと6年

2008年の憲法改正により任期は従来の4年から6年に延長されました。2012年実施予定の選挙の当選者から適用される(『こちら』)とのことですので、あと6年。場合によっては12年ですね。

今日、ロシアの大統領選挙です。

NHKやTBSで流れていたというYouTubeの風刺アニメは『こちら』です。

| | コメント (0)

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »