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2012年5月10日 (木)

フェイスブックのIPO

「フェイスブック株の購入を当面手控えるべき理由」

といった米経済紙ウォールストリートジャーナルの記事(『こちら』)が日本語でも配信されて話題を呼んでいます。

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  (画像の上でクリックすると大きくなります)

10年ほど前は、米国の投資銀行では

「米国の企業がIPOするときは無理をせず安めの値段で市場に入ってくることが多い。その方が第2次、第3次の資金調達のとき容易になるからだ」

と言われていました。

これを裏付ける資料も幾つか読んだのを覚えています。

しかし上記記事にあるように昨今ではそれが必ずしもそうではないようです。

つまり米国のIPO市場も日本のように創業者が出来るだけ高値を狙うようになってきたのかもしれません。

もう一つのポイントは市場で第2次、第3次の資金調達を考える必要がなくなってきたのかもしれないということ。

フェイスブックのように、IPOする前から投資家やファンドを相手に十分な資金調達をしてしまっている場合、そして今回のIPOで1兆円程度の資金を調達する場合には、

なおさらのこと第2次、第3次の株式市場での資金調達は当面考慮にいれなくてもいいのかもしれません。

フェイスブックはIPO前の段階で3,400億円以上の資金を集め、会社が保有する現預金、有価証券(市場性高いもの)は3,100億円を超えています。

日本ではとうの昔にIPO株が儲かるといった時代ではなくなってしまいました。

ビックカメラのようにマーケットに出た(株式公開した)後、しばらくしてからIPO前の過去にまでさかのぼって決算の訂正を出し(『こちら』などを参照)、結果、株価が半値以下に下がってしまったような例もあります。

こうしたこともあって、証券会社のセールスからかかってくるIPO銘柄紹介の電話に対して疑心に思う投資家も増えてきました。

ということで、「さてIPO直後のフェイスブック株を買うかどうか」ですが、少なくともSECに登録されたプロスぺクタスを見て判断した方が良いと思います。

『こちら』です。

なおヤフーファイナンスUSAの頁を開くとすでにフェイスブック株価の頁が立ち上がっています。『こちら』です。

これを見ると公募予想株価28~35ドルに対してアナリストのターゲット株価の平均はMean 40ドル、Median 44ドルです。

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