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2012年6月28日 (木)

理事

興銀の先輩というと産業界で活躍している人たちが多いのですが、大学の理事 になっている人もいます。

たとえば立教学院理事長の糸魚川順さん(『こちら』)、青山学院常務理事の浅野博嗣さん(『こちら』)などです。

* * * * *

3年前のことですが、スタンフォード大学のCommittee on Trustee Nominations(理事指名委員会)の2人の議長からメールをもらいました。

「現在30数名いる大学の理事のうち、1年後の2010年9月1日に4人が改選となります。新しく選ばれる4人の理事の任期は2010年から5年間。理事選考のプロセスは3段階からなります。第一次選考は書類審査で締め切りは2009年9月25日。選考結果は2009年10月末までに通知します」

大学の理事のリスト(注:現時点でのリストは『こちら』)を見るとヤフー創業者のジェリー・ヤン初め錚々たるメンバーの名前が並びます。

日本人はひとりもいません。

理事指名委員会からこういったメールを受け取るのは初めてのことであり、それ自体、大変な名誉だと思いました。

一方で、正直なところ何らかの間違いで私のところにメールが迷い込んだのではないかといった気持ちもありました。

議長からのメールにはアプリケーション(申請書)へのリンクも貼られていました。

覘いてみるとその昔、スタンフォード大学のビジネスクールに提出した入学願書のような書式になっていて、今までのキャリアだとか、理事になることに興味を持つ理由を述べよといった種類のエッセイ形式で答える質問が並びます。

これを2か月で用意して期限までに提出するのは一仕事だと思いましたが、チャレンジだけはしてみようと思って一次審査のための書類を申請書とともに提出しました。

* * * * *

すると約1ヶ月後に指名委員会の議長からメールがきました。

「指名委員会は一次選考のために提出されたあなたの申請書と書類をレビューしました。この結果、あなたを2次選考プロセスに招待することにしました。2次選考書類の提出期限は12月1日。結果は翌年の1月31日までに通知します。3次選考はインタビューです。その結果、改選されることになる4人の理事候補が指名委員会によって選ばれます。」

* * * * *

ということで、送られてきた2次選考のエッセイの質問3つと記入すべきレファランスのリストを見てみたのですが、日本人にはここから先は難しいと思いました。

たとえば、地域社会(コミュニティー)でのボランティア活動などを幅広く行ってきたことを当然の前提としてエッセイの質問やレファレンスのリスト提出が要求されています。

「そういえば高校時代にAFS留学した時のアルフォルド家のお父さんやお母さんは2人とも積極的にこの種の活動をしていたなあ」

そんなことを思い出しました。

日本とアメリカとでは少し違う―そんなことをエッセイに書いても言い訳がましいだけです。

「これはこの種のエッセイにもう少しすらすらと書けるだけの経験を積んでから再度チャレンジしよう」

そう思って私は2次選考のための書類提出を見送りました。

いずれにせよこの種の選考プロセスがどのように進むのかがわかって面白かったです。

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