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2012年7月20日 (金)

本屋で見つけた1冊

たまたま本屋で見つけた1冊が面白いと嬉しくなります。

『僕は、だれの真似もしない』(前刀禎明著)。

Sj

本の帯には「ジョブズに日本を託され、掟やぶりの方法でアップルを復活させた仕掛け人」とあります。

読んでみると、前刀さんが、アップルに採用されるまでのいきさつを書いた部分がまず面白い・・

2004年なのでしょうか、彼はティム・クック(現在のアップルCEO)と東京で会い、フィル・シラーとはビデオ会議で面談をし、ということで、

いよいよサンフランシスコ行きのチケットを渡されます。

アップル本社での最終面接です。

当然、スティーブ・ジョブズが「No」と言えば、それで終わり。

面接は淡々と進みました・・・

が、最終面接の後、スティーブは「Yes」とも「No」とも言いません。

退室する間際、前刀さんはスティーブに向かって「一緒に写真を撮ろう」と言いました。

しかしスティーブは「お前がアップルに入ったら撮らせてやる」と言って、

やんわり断られてしまった、のだとか・・・。

* * * * *

私も外資系投資銀行のマネージング・ダイレクターに採用された時は、ニューヨークまでのチケットを渡され、本社のトップの人と会いました。

それまで(ニューヨーク行きチケットを渡されるまで)の採用プロセスが2週間前後。

この間、日本駐在のアジア・太平洋地域のヘッドとか、米国から出張で来ていた投資銀行部門のグローバル・ヘッドとかと会ったりしましたが、最終的には本社のトップと会って、その彼がすべてを決めるというのが、米国流。

その最終面接の相手がもし仮にスティーブ・ジョブズだったとしたら、面談終了後、「一緒に写真を」と言ってしまった前刀さんの気持ちはすごくよく分かります。

と同時に、それを「お前がアップルに入ったら撮らせてやる」と言ったスティーブ・ジョブズの切り返しも、さすがCEOらしいと思いました(敷衍しますと、こういったようなやり取りで、上下の関係をはっきりさせていくのが米国流。当然、この段階でスティーブは前刀さんを採用すると決めていたのでしょうが、社内の他の幹部たちへの配慮も必要だし、だからこそ、こういう言葉になったのでしょう・・)。

この本、アマゾンで調べて見たら、発売日は23日(来週月曜日)になっていました(『こちら』)が、近くの文教堂ではすでに店頭に並べられていました。

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