« 賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ。 | トップページ | 地政学的リスク »

2013年11月21日 (木)

「親が知らない 今どきの大学」

10年ひと昔と言いますが、その2倍の20年もすれば、世界は様変わりしてしまいます。

たとえば日本における大学の状況。

受験者数が最多を記録し大学入試の過熱がピークだった1992年。

このときの受験者数121.5万人はその後減少を続けます。

これは18歳の人口が減っていったことによるものです。

    Waseda_2

20年後の2012年。

受験生数72.2万人。

41%減です。

一方でこの間大学の新設が相次ぎ、大学数は523校から783校へと増加。

その結果、起きてしまったこと・・・。

明白です。

受験生が減って、器の方の大学は増えたのですから、多くの大学では定員割れとなってしまいました。

今や、私立大学の47%もが定員割れに苦しんでいると言われています。

* * * * *

ということで、昨晩の勉啓塾では安田賢治氏をお招きして、「親が知らない 今どきの大学」と題して最近の大学事情についてお話し頂きました。

       2

安田さんは株式会社大学通信の常務取締役。

『笑うに笑えない 大学の惨状』 (祥伝社)、『中学受験のひみつ』(朝日新聞出版)などの著書があるほか、夕刊フジで「親も知らない今どき入試」を長期連載中です。

            Photo_3

以下は安田さんの講義のエッセンス。

【今どきの大学のトレンド①】

「安・現・地」ということで、安全志向、現役志向、地元志向の傾向にあるとのこと。

その結果、浪人生が減り、今や全盛期のたった「7分の1」。

全国で5万6000人だけになってしまったと言います。

これは全受験生のわずか8.5%に過ぎません。

また地元志向ということで言うと、たとえば早稲田や慶応の合格者に占める首都圏(1都3県)出身者の割合は7割を超えるのだとか・・。

【今どきの大学のトレンド②】

普通の入学試験を受けて大学に入ってくる人の方がむしろ少ない。

推薦入学が約4割、AO入試が約1割といった具合。その結果、一般入試で入ってくる学生は5割を切ってしまっているようです。

【今どきの大学のトレンド③】

東大、京大のキャンパスにはフレンチレストランがあり、そのほかにもマクドナルド、吉野家、スタバなどがキャンパスにある大学も。

中にはキャンパス内にヘアサロン、ネイルサロンを設置している大学もあるとのこと。

【今どきの大学のトレンド④】

看護学科が9大学から180大学に激増。

【今どきの大学のトレンド⑤】

私立大学では、全体の9%の大学で、7割の志願者を集めてしまっています。

今や大学は大きく言って、2つにわかれるようになってしまったと言います。

入試が成立する大学と、入試が成り立たずに全員が合格する大学。

|

« 賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ。 | トップページ | 地政学的リスク »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ。 | トップページ | 地政学的リスク »