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2013年12月16日 (月)

コースナンバー 321

先日のブログ記事(『こちら』)でラリー・サマーズのスピーチ(『こちら』)をご紹介しました。

「MIT時代のスタンレイ・フィッシャー(Stanley Fischer) のコース、コースナンバー 14.462 の monetary economics course が印象に残る」といったコメントで始まるスピーチでした。

サマーズのスピーチを聞きながら、「さて私の場合はスタンフォード時代のどのクラスがいちばん印象に残っているのだろう」と考えてみました。

答えは、コースナンバー321。

Fox_2

Finance の分野の Investment Management というコースです。

40年以上にわたってこの講座を教えてきているジャック・マクドナルド教授がFox テレビのインタビューに答えていました。

『こちら』で、このインタビュー(2011年5月収録)の模様を見ることが出来ます。

このインタビューにも出てきますが、コースナンバー321はウォーレン・バフェットがゲスト・スピーカーとして登壇することでも有名な授業。

バフェットがマクドナルド教授のこの講座に最初にゲスト・スピーカーとしてやってきたのは、1976年。

以下、マクドナルド教授のコメントです(これは上述のインタビューではなくスタンフォードの新聞に掲載されたコメント)。

「バフェットが最初に私の教室にやってきたとき、彼の投資会社、バークシャー・ハサウェイ社の株は、1株60ドルだった。 

その前の年の年末に41ドルだったこともあって、当時、学生たちは、こう言っていた。バークシャーの株は高くなりすぎてしまった。 

今となっては投資するには遅すぎるってね」

Sbs_2

さて、私が留学してマクドナルド教授の授業を取ったのは1979年9月。

ビジネススクール2年生の最初の授業(秋学期)でした。

バフェットが最初にマクドナルド教授の教室にやってきてから3年が経っていましたが、3年前に60ドルだったバークシャー・ハサウェイ社の株価は私のときには約5倍の280ドルになっていました。

そしてこのときも(私を含めて)学生たちは、高くなってしまったバークシャー・ハサウェイ社の株を実際に買うかどうかで議論していました。

そして実際に買った学生も何人かいました。

今も昔もバークシャーの株は1株から買えたのです。

Bkr_3

歴史にイフ(IF)はないといいます。

投資の世界でも、「もしもあの時、買っていれば」などと言い出したらきりがありません。

にもかかわらず、私の脳裏を時おりかすめることがあります。

1979年9月当時。

私は25歳の大学院2年生でした。

と言っても、興銀から企業派遣で留学していたので、ちょっと無理すれば、バークシャーの株を8株くらいは買うことができました。

このときの為替レートは1ドル220円。

50万円を投じて8株の株を買ってもお釣りがきました(280ドル×8株×220円=492,800円)。

現在バークシャーの株は17万1000ドルを超えていますので、当時8株買っていれば現在136万8000ドル。

1ドル100円で計算して、1億3000万円を超えます。

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