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2014年1月26日 (日)

テンバガーを狙え(その9)

1966年、バフェットはディズニー株への投資をします。

30年後の1996年3月に送ったバークシャー株主への手紙の中でバフェットは次のように書いています(一部意訳しました)。

    Pc

「1966年に私はディズニーの株を1株31セント(分割調整後ベース)で購入した。

当時ディズニーの時価総額(=株価×株数で、企業の価値を現す)は、9000万ドルと評価されていた。

しかしディズニーはこのとき年間で2100万ドルの税引前利益を上げていた。

そればかりか、1700万ドルもかけて作られていた『カリブの海賊』のアトラクションがオープンしようとしていた。

つまりこういうことだ。

当時の株式市場はディズニー全体の価値を『カリブの海賊』の5倍にしか評価していなかったのだ。

毎年上げている利益額から見ても、あるいは資産価値から見ても、ディズニー株はまさにお買い得の株だった。

このことを見つけた時、私は飛び上がらんばかりに興奮した。

ディズニー株をたった31セントで買う。

この決断は実にきらびやかなものだったのだ。

そしてそれは時間が証明した。つまり(30年後、1996年の)今ではディズニー株は(当時の200倍以上もする)66ドルになっているのである。

ただあなたの会社であるバークシャー社の会長(つまり私のことだが)は、この優れた決断を愚かにも無効なものにしてしまった!

何を隠そう。

私は翌年の1967年にディズニー株が1.5倍強になったところで、つまり1株たった48セントの値段で、これを全額売却する愚を犯してしまったのだ」

哲人バフェットも、ときにこうした過ちを犯してきました。

しかしそれを率直に公言できるところが、哲人の哲人たるゆえんでしょう。

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