« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »

2014年1月30日 (木)

大方の予想通り

FRBは29日のFOMC会合で資産購入額を2月から月$75→65billion に縮小することを決定。

昨年12月18日の会合で1月から月$85→75billion に縮小することを決めたの続く第2段。  

  Photo

       (ドル・円推移;5分足)

そもそもバーナンキは12月会合後の記者会見で今後もFOMCの会合ごとに$10billion規模の減額を進め、2014年内にも新たな資産購入(QE3)を終えることを示唆していました。

ということで、これを先読みして、ここ数日間「新興国通貨は売られ、株価は下落」といった状況が続いていました。

もっともこれだけ新興国への影響が大きいことが分かってくると、一部の市場関係者の間では

「もしかするとFRBは減額のペースを一時的にせよ緩めるかもしれない」

という淡い期待(といっても可能性10%くらい)があったのも事実。

しかしFRBにしてみれば、「もしも新興国経済がQE3に立脚しているというのであれば、それはそれでおかしい」といった立場だったのではないでしょうか。

いずれにせよ、大方の予想通りFRBは従来示唆されていた通りのペースでの縮小を決定。

為替(ドル・円)は上図の通り一時101円台になりましたが、102円25銭のレベルに戻しています(30日7時)。

ただ新興国通貨は、というと、たとえば南ア・ランドの同じ時間の動きを見てみますと、ドル・円とは違って、戻しは弱い状況(下図)。

  Photo_2

      (ランド・円推移;5分足)

ダウ平均株価は1.19%の下落で終わりました。

FRBの声明文は『こちら』

FRB内には珍しく反対者が誰もいませんでした。

| | コメント (0)

2014年1月28日 (火)

気弱な人が成功する株式投資

『気弱な人が成功する株式投資』という本を出します。

以下本書の「はじめに」の部分から・・・

           Photo_3 

「あまり知られていないことだが、スタンフォード大学ビジネススクール(経営大学院)の株式投資論の講座では、もう40年以上にわたって同じ教科書が使われている。

フィリップ・フィッシャーが書いた本なのだが、日本で知る人は少ない。

私が本書を書こうと思い立った理由の一つは、フィリップ・フィッシャーの考えを出来るだけ多くの日本の方たちに知ってもらおうと考えたからだ(と言っても本書は教科書ではなく、気楽に読めるように書いたので、安心してお付き合い頂きたい)。

現在、世界一の投資家といえば、間違いなくアメリカのウォーレン・バフェットだろう。

株式投資の世界で成功を収め、彼が持つ個人財産は今や5兆9000億円。

仮に2%の金利で運用出来るとして、毎日(毎月ではない!)3億円を超える金利収入を得ることが出来る計算だ。

バフェットはいったいどこで株式投資について学んだのだろう。

こう思って調べていくと、ベンジャミン・グレアムというコロンビア大学の先生と、右に述べたフィリップ・フィッシャーに突き当たる。

実際、彼は「自分は85%グレアムで、15%フィッシャーだ」と語っている。

バフェットは大学院卒業後グレアムのもとで働いていたこともあるので、グレアムを師と仰ぐのは当然としても、もう一人の師、フィッシャーとの接点はいったいどこにあるのだろうか。

実はその接点とは、本書でも紹介するフィッシャーの書いた本なのである(しかもフィッシャーは生涯たった3冊の本しか書いていない!)

バフェットは次のように述べている。

『フィッシャーの本を読んで、私はどうしても彼に会いたくなった。

そこで彼の居場所を調べ、実際彼に会いに行った。

そして彼の考えにひじょうに感銘を受けたんだ。

フィッシャーの考え方や手法を使えば、誰もが賢い投資をできるようになる』

若いころは気弱で、周囲と打ち解けにくい性格で知られていたフィッシャーは、株式投資の世界で大成功を収めた。

彼の考え方のひとつに・・・・・(以下略)・・・・」

* * * * * * * *

以下は「はじめに」の最後の部分です。

「本書には、世間一般にある株式投資の本と違って、銘柄紹介は一切載っていない。

株価チャートや図表も皆無だ。

その代わりに、フィリップ・フィッシャーら先人や、ウォーレン・バフェット、ピーター・リンチなど現代の投資家の「考え方」を紹介すると同時に、株式投資を行う上で役立つと思われる事例を出来るだけ多く取り上げた。

株式投資の話は無味乾燥なお金だけの話ではない。

背後には人間ドラマがある。

経済学者ケインズが投資家としては苦労し、資産家でもあった小説家、永井荷風が財を失ってしまった話なども本書に織り込んだが、これらを知ることによって、読者は自然と投資に対する「考え方」を身に付けていただけるのではないか。

そんな思いで筆を進めた・・・」

* * * * * * * *

アマゾンで予約購入できます(『こちら』です)。

| | コメント (1)

2014年1月26日 (日)

テンバガーを狙え(その9)

1966年、バフェットはディズニー株への投資をします。

30年後の1996年3月に送ったバークシャー株主への手紙の中でバフェットは次のように書いています(一部意訳しました)。

    Pc

「1966年に私はディズニーの株を1株31セント(分割調整後ベース)で購入した。

当時ディズニーの時価総額(=株価×株数で、企業の価値を現す)は、9000万ドルと評価されていた。

しかしディズニーはこのとき年間で2100万ドルの税引前利益を上げていた。

そればかりか、1700万ドルもかけて作られていた『カリブの海賊』のアトラクションがオープンしようとしていた。

つまりこういうことだ。

当時の株式市場はディズニー全体の価値を『カリブの海賊』の5倍にしか評価していなかったのだ。

毎年上げている利益額から見ても、あるいは資産価値から見ても、ディズニー株はまさにお買い得の株だった。

このことを見つけた時、私は飛び上がらんばかりに興奮した。

ディズニー株をたった31セントで買う。

この決断は実にきらびやかなものだったのだ。

そしてそれは時間が証明した。つまり(30年後、1996年の)今ではディズニー株は(当時の200倍以上もする)66ドルになっているのである。

ただあなたの会社であるバークシャー社の会長(つまり私のことだが)は、この優れた決断を愚かにも無効なものにしてしまった!

何を隠そう。

私は翌年の1967年にディズニー株が1.5倍強になったところで、つまり1株たった48セントの値段で、これを全額売却する愚を犯してしまったのだ」

哲人バフェットも、ときにこうした過ちを犯してきました。

しかしそれを率直に公言できるところが、哲人の哲人たるゆえんでしょう。

| | コメント (0)

2014年1月22日 (水)

テンバガーを狙え(その8)

ウォーレン・バフェットは、「自分は85%グレアム、15%フィッシャー」と言っているように、成長株を追い求めることはせず、ハイテク株には手をつけませんでした(この辺がフィッシャーとの違いです)。

バフェットはコカコーラなど「景気変動に左右されにくくて、じっくりと時間をかけて着実に値を上げていく」株を好みました。

   Mirror2_2

「フロントガラスよりバックミラー (the rearview mirror is always clearer than the windshield)」との言葉を残していますが、道路の前方が見通せないときは、自分がどこに向かっているかを判断するのは容易ではありません。

彼は曇ったフロントガラスを持つ商品(とくにハイテク株関連)には興味を示さず、着実な過去から延長線を見通すことを好みました。

「これから先、人々は今まで毎朝してきたような髭剃りをしなくなるだろうか、

コーラを飲まなくなるだろうか、

ディズニーランドに行かなくなるだろうか、

自動車保険をかけなくなるだろうか」

そう考えて、どれもその可能性はきわめて低いとの結論に達し、ジレット(髭剃り)、コカコーラ、ディズニーなどの株を安値で拾いました。

結果的にこれらの株は長い時間をかけてテンバガー(もしくはそれ以上)になりました。

ディズニーの株については失敗もしています(もちろん成功も)。

次回は有名な「カリブの海賊の5倍」の話をしましょう。

| | コメント (0)

2014年1月21日 (火)

テンバガーを狙え(その7)

フィッシャーが所有した株でもっとも有名なのはモトローラです。

彼がモトローラ株を購入したのは、1955年。

それから2004年に96歳で亡くなるまで保有し続けました。

         Philip_fisher

              (Philip Fisher)

この間、モトローラは配当を出していたので株価だけで投資のリターンは測れませんが、1978年から2003年までの25年間(彼が保有した期間の後半部分)だけで、株価は30倍になりました。

モトローラの資本勘定は、1955年の5600万ドルから2004年の133億3100万ドルへと、238倍にもなっています。 

1974年3月12日の取引終了後にモトローラが「テレビの製造から撤退し、工場と在庫を松下電器産業に売却する」と発表したことがあります。

翌朝株価は23%も上昇し、60ドルをつけました(前日の終値は48.625ドル)。 

この急上昇に関して、フィッシャーはこう書いています。 

「そもそもこの売却の発表前、当時の株価アナリストたちは、モトローラの主たるビジネスをテレビだと考えて、あまり高い評価を与えていなかった(モトローラのテレビ事業は赤字でした)。

しかしモトローラという会社をきちんと分析していけば、この会社は通信部門だけで、当時株式市場が評価していた会社全体の価値に等しいものを有していたことが容易に分かったはずだ」

「株式投資のポイントは現在の市場関係者による評価に比べて、実のところ会社のファンダメンタル(事業素質)はいったいどうなんだ、ということだ」

フィッシャーは「いったん投資した以上、3年間は持つ」という「3年ルール」を堅持しました。

「3年ルール」には同時に、「3年経っても自分が思ったような結果を投資先が生まない場合は、その時点で売る」という意味も含まれていたといいます。 

フィッシャーはこう語っています。 

「モトローラは私が行った投資の中でもっとも成功した投資のひとつであったが、この株を買った当初は値を下げてしまった。

5%とか10%といった下落であったが、1年以上もの間、買い値よりも低いといった状況が続いた。

私のファンドに投資していた投資家からは文句を言われることも多かったが、3年ルールがあったおかげで忍耐強くふるまうことができた。

そしてこの株は3年後には素晴らしいリターンを生むようになった」

| | コメント (0)

2014年1月19日 (日)

テンバガーを狙え(その6)

「投資先の株価がじゅうぶんに高くなりすぎて、株価上昇の潜在力をすべて使い果たしてしまった。だからここで売って、もっと安い株に投資することで、今度はその安い株が高くなっていくのに賭けよう」 

この考え方が馬鹿げていることをフィッシャーは3人のクラスメートの話にたとえて説明しています。

   3_students_2

「あなたは大学卒業時に、3人のクラスメートそれぞれと、次の契約を取り交わすものとする。

『あなたは、彼らが最初の1年で稼ぐ給料の10倍の金額を彼らに与える。その代り、彼らは生涯にわたって、彼らが毎年稼ぐ報酬の4分の1をあなたに払い続ける』。 

10年後、3人のうち1人(A君)は素晴らしい成功を収める。大会社でどんどんと昇進を重ね、社長からも一目置かれる存在。

次の10年でA君は社長になるに違いない。

そうなれば報酬もケタ違いになり、ストック・オプションなども手にするだろう。

一方、B君とC君はうだつが上がらず、10年経っても給料はほとんど変わらない。 

さてこの段階で、ある人が当初(10年前)あなたがA君に与えた金額の6倍をあなたに支払うから、A君から毎年報酬の4分の1を受け取る権利を譲ってくれと言われたら、あなたはどうするか。

その権利を売って得たお金で、B君なりC君にさらなる投資をして乗り換えるだろうか」 

株が高くなり過ぎたからと売って、まだ安い株に乗り換えるというのは、A君という有望株を売ってB君、C君に乗り換えるのに等しいとフィッシャーは主張します。

フィッシャーに言わせれば、こうしたことを行う投資家というのは、「もっとも馬鹿げた投資家」ということになります。 

このブログでも書きましたが、1979年スタンフォードの学生たちが3年前(1976年)に60ドルだったバークシャー・ハサウェイの株が約5倍の280ドルになってしまい、

「高くなりすぎて買うのは控えるべきだ」

といった議論をしていました。

現在バークシャーの株は、その時からさらに上がって、280ドルだった当時の600倍以上になっています。 

過去に比べて高くなりすぎたから「買えない」とか「売るべきだ」というのは、フィッシャーによれば「3人のクラスメート」の例から分かるように愚かな考えです。 

それでは株はいつ売るべきか。

フィッシャーはいろいろと考察を深めていき、ひとつの結論に辿り着きました。

「株を買う時にやるべきことをきちんと行ってさえいれば、その株を売るべき時期というのは、ほとんど永遠に来ない(almost never)」

| | コメント (0)

2014年1月16日 (木)

テンバガーを狙え(その5)

テンバガー(買って株価が10倍になる株)を狙うことのメリットは、この投資戦略がリスク回避の点からもメリットがあるからです(もっとも、そうではないと考える人もいます。こういった他の考え方については次回以降にご説明します)。

ピーター・リンチは、テンバガーの存在が相場の下降局面でも彼のポートフォリオを支えてくれると考えました。

テンバガーを狙い、その結果、幾つか失敗しても、「ポートフォリオの10銘柄中の6銘柄が値上がりすれば満足すべき結果が得られる」( 『ピーター・リンチの株で勝つ』13頁)と考えたのです。

ウォーレン・バフェットが 「私は85%グレアムで15%フィッシャーだ」 と言って、フィッシャーを師と仰いだ話はこのブログで紹介しました(『こちら』)。

フィッシャーはモトローラやテキサス・インスツルメンツなどの(当時の)ハイテク株に積極的に投資しました。

         Common_stock

これらの成長株が5倍、10倍、20倍となっていくうちに、他の投資の失敗を帳消しにし、相場全体が下落していく過程でも、持ちこたえてくれると考えたのです。

(注)一方、バフェットは、「自分は85%グレアム、15%フィッシャー」と言っているように、成長株を追い求めることはせず、ハイテク株には手をつけませんでした。

* * * * *

ところで、テンバガー(や、ハンドレッド・バガー;100倍になる株)を狙うことの難しさは、せっかく良いタイミングで買っても投資家が途中で売ってしまうことです。

たとえば前述(「テンバガーを狙え:その3」)の例で言うと、ユニクロ株が10倍ほどになったところで売ってしまう、という「もったいないことをしてしまうケース」です(今となってみて「せっかく82倍になる株を買ったのに…」と悔しい思いをしている人は結構いるものです)。

バフェットの師、フィリップ・フィッシャーはこの点についてどう考えているのでしょうか。

「Common Stocks and Uncommon Profits」という本のなかで説明しています(以下、要点のみの意訳です)。

『投資家が犯す間違いの一つが、株価が高くなりすぎたから売るというものだ。

過去から現在まで株価がかなり上がってきて、登りつめたと投資家が感じるケースである。

具体的には次のように感じてしまう投資家が多い。

「投資先の株価がじゅうぶんに高くなりすぎて、株価上昇の潜在力をすべて使い果たしてしまった。だからここで売って、もっと安い株に投資することで、今度はその安い株が高くなっていくのに賭けよう」』

この考え方が馬鹿げていることをフィッシャーは“あるたとえ話”にして説明しています。

有名なフィッシャーの「3人のクラスメートの話」です。

次回、ご説明しましょう。

| | コメント (0)

2014年1月14日 (火)

テンバガーを狙え(その4)

「テンバガーを狙え」とのタイトルで幾つか記事を書いてきましたが、ここで注意点を1つ、2つ・・。

知らない会社の株を買うのはお勧めできません。

証券会社に言われて初めて知った株、知人が勧めるので買った株というのは、往々にして失敗します。

テンバガーを狙うには、なにも、知らない会社の株を買う必要はないのです。

そもそも、あまり知られていない会社の株式は、取引高も少なく、薄商いの中、値を上げやすいのですが、逆に値を下げるのも早い傾向にあります。

もう一つの注意点は企業は変わりうるということ。

このブログでも幾度となく紹介してきた「フィリップ・フィッシャー」によれば、成長企業が駄目な会社に変わってしまう一つの要因は、経営陣の劣化。

彼によれば、

「往々にして成功体験は経営者に悪影響を与える。

ひとりよがりの自己満足や惰性が、以前にあった馬力や創意工夫に取って替わってしまう。

経営陣が交代した時は特に注意が必要だ」

と明快です。

* * * * *

ところで、ユニクロの柳井さんですら数多くの失敗を重ねてきたことは、彼の著書『一勝九敗』を読んでも明らかです。

19

余談ですが、私自身はユニクロが野菜事業に進出した時(2002年)、「いったい何を考えているんだろう」と不思議に思いました。

「ZaraやH&Mが野菜に進出しているのでしょうか? いったいブランドのことをなんと考えているのか」・・と。

しかし失敗してもすぐに軌道修正する「力」が、ユニクロや柳井さんにはありました。

だからこそ株価はエイティー・バガー(80倍)超えを達成してきたのだと思います。

2001年2月、11,000円(分割調整後)を付けていた株価は、1年間で5分の1近くにまで落ち込みました(2002年2月末、2,360円)。

しかしながらその後、見事に復活(2014年1月10日末、41,100円)。

どの会社(経営者)が苦難を乗り越え、どの会社が駄目になってしまうのか・・。

投資家として必要なのはそれを見極める眼力です。

| | コメント (0)

2014年1月11日 (土)

テンバガーを狙え(その3)

1998年には日本中でユニクロのフリースが話題となりました。

軽くて温かくてカラフルだということで、この年だけで200万枚のフリースが売れたといいます。

ヒットし始めの時に株を買うといっても難しいと思います。

しかし200万枚もが売れた1998年。

この年の 「年末」 にユニクロ(㈱ファーストリテイリング)の株を買ったとします(実際にフリースを買った後で気に入って株も買った主婦の方もおられると思います)。

5th_ave_2

    (ユニクロ、ニューヨーク、5番街店)

このとき(98年末)499円(分割調整後)だったユニクロ(㈱ファーストリテイリング)の株は昨日4万1100円。

82倍になっています。

テンバガーどころではなくエイティバガー(80倍)超えを達成したのには、フリースだけでなく、東レと共同開発した下着の「ヒートテック」などがヒットしたことも大きく貢献していると思います。

Westfield_valley

(カリフォルニア州ウェストフィールド・バレー、サンタクララ店)

「分割調整後」のところが分かりにくいという方に・・。

株式市場では1株を数株に分割することが時として行われます(その結果、高くなりすぎた株が安く買えるようになる)。

たとえば1株を2株に分割すると発行済み株式数が2倍になり1株当たりの価値は2分の1になります。

株式分割実施の前後で株価を連続的にとらえるために、分割実施前の株価を分割後の値に調整して表示することが行われます。

具体例で示しましょう。

1998年12月末、あなたは100万円でユニクロ株(ファーストリテイリング株)を買ったとします。

当時の株価は1998円(分割調整前の値段です。分割調整後は499.5円)。

100万円で500株買えて、お釣りが少し来ました。

お釣りは無視してください。

2000年8月28日、株式分割(1株→2株)が行われ、あなたの500株は1000株に。

さらに2002年2月25日、再度、株式分割(1株→2株)が行われ、あなたの1000株は2000株に。

そして昨日、あなたはこの2000株を売ったとすると、

2000株×4万1100円=82,200,000円

100万円が8,000万円を超えました。

実際、あなたの近くに意外と「ユニクロ長者」がいるかもしれません。

フリースを買って、「良かった」だけで済まさずに、これだけの製品をこれだけの値段で提供できるのであれば、もしかすると、この会社は数年で似たようなヒット製品を開発するのではないか・・こうイマジネーションを膨らますことが出来るかどうかが「鍵」です。

そしてそのイマジネーションが当たるようであれば、買った株を売らずに持っておくことも重要です。

マイケル・プライスの言葉です。

“The worst mistake investors make is taking their profit too soon and their losses too long.”

日本でも相場の格言に「利食い急ぐな、損急げ」とあります。

| | コメント (1)

2014年1月 9日 (木)

ナイアガラの滝

寒波で一部凍ってしまったとか・・(『こちら』)。

Photo_3

2_4

 

| | コメント (0)

2014年1月 8日 (水)

テンバガーを狙え(その2)

ピーター・リンチがあげた投資家が避けるべき3つの C。

Complacency (自己満足、独りよがり)、Concern (心配)、Capitulation (降伏)。

彼はこのうち、もっとも大切なのは、Complacency (自己満足、独りよがり)を避けることであると説明しています。

そう言うだけあって、彼の本 (『ピーター・リンチの株で勝つ』 )では、マイクロソフト、ドレイファスなどの「テンバガー」(買って10倍になる株)を、「彼自身が逃してしまった」という話がよく出てきます。

驚異的な実績を残したファンドマネジャーでさえ、その実績に満足することなく、逆に数多くのテンバガーを逃してきたことを書き綴る・・・この辺がピーター・リンチらしいところなのかもしれません。

日本でも誰もが知っている株で、実はテンバガーになっている(あるいはそれ以上になっている)ものが結構あります。

最近の例ではガンホー。

スマホでゲームをしない方でも、周りで(たとえばお子さんが)パズドラに夢中になっているのを見たことがあると思います(電車の中でけっこう多くの方がパズドラをしています)。

   File:Puzzle & Dragons logo.jpg

         (Picture from Wikipedia)

「たられば」の話ですが、仮に 2012年2月20日にパズドラが(ガンホーから)配信され始めたとき、面白いと思って翌日ガンホーの株を買ったとします(この日の終値;169,900円。なお以降ガンホーは3回にわたって合計で1万分割していますので、分割調整後16.99円)。

この株をピークの2013年5月14日(高値1,633,000円;分割調整後1,633円)で売り抜けていれば、96倍。

テンバガーどころか、1年3ヶ月でハンドレッド・バガー(100倍株)近くになりました。

2012年2月20日の終値で6株を買っていれば、支払金額は、1,019,400円。翌年3月、株式分割(1株 → 10株)であなたの6株は60株になっていて、その60株が2か月後の5月14日には1株1,633,000円で売れたのですから、9,798万円になっていたことになります。

つまり約100万円が1年3ヶ月で約1億円になったことになります。

Z_3

もちろん、この裏にはピークの1,633,000円(分割調整後1,633円)で買って、現在714円になってしまった(▲56%減)の人もいるのですが・・・。

なおパズドラが配信された翌日にガンホーを買って現在まで持っていたとしたら、(96倍ではなくて)42倍になっています。

| | コメント (0)

2014年1月 7日 (火)

テンバガーを狙え(その1)

テンバガーといっても、マックのハンバーガーのことではありません。

買ってから10倍になる株のこと。

もともとウォール街の業界用語で、10倍になる株を「Ten Bagger (テンバガー)」と呼んでいました。

これは満塁ホームランのことを「フォーバガー」という野球の言い方を真似たものです。

            ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け

「バグ(Bag)」とは野球の塁、すなわち「ベース」を意味し、2塁打のことを「ダブルバガー」と言います。

伝説の投資家ピーター・リンチが全米で100万部を超える大ベストセラーとなった 「One up on Wall Street (邦題 『ピーター・リンチの株で勝つ』 ダイヤモンド社、2001年)」の中で、この言葉を紹介してから全米で使われるようになりました。

ちなみにピーター・リンチのこの著作にはテンバガーの具体的事例が次から次へと出てきます。

スーパーのウォルマート、玩具のトイザラス、ダンキン・ドーナツなどなど…。

ところでピーター・リンチはあまり(というか、ほとんど)テレビなどマスコミに出ることはしません。

Peter_lynch_charie_rose_2

それが昨年末(12月5日)、ブルームバーグTVのチャーリー・ローズ・ショーに出演しました。

番組の冒頭、32年前にピーター・リンチがテレビに出演した時の顔が出てきます。

Peter_lynch_1982_2

このときピーター・リンチは38歳。

Peter_lynch_2013

これが今の写真(69歳)です。

ピーター・リンチのマゼランファンドは13年間にわたって年率平均約30%の驚異的リターンを達成。

当初18百万ドルだった運用額は14,000百万ドルにまで膨れ上がりました。

46歳の若さで第一線を退任。

現在、Fidelity Management & Research の副会長と務めるほか、個人でも資産を運用し(彼の個人資産は350億円を超える)、慈善活動を積極的に行っていることで知られています。

ブルームバーグTVのインタビュー(24分間)で彼はいろいろなことについて話しますが、個人投資家が気をつけなければならないこと(やってはいけないこと)を3つのCで説明しています。

Complacency (自己満足、独りよがり)

Concern (心配)

Capitulation (降伏)

彼のインタビューは(英語ですが)、『こちら』でご覧になれます。

| | コメント (0)

2014年1月 1日 (水)

明けましておめでとうございます

午年にちなんで、Dolmabahçe Sarayı (ドルマバフチェ宮殿)内にある馬です。

 Horse2_2

ドルマバフチェとは「埋め立てられた庭」と言う意味。

ドルマバフチェ宮殿はコンスタンティノープルを征服したオスマン帝国のメフメト2世によって造成された庭園に建てられたもので、かつてオスマン帝国の王宮として使われました。

  Dolmabahce_2
       (ボスポラス海峡上から眺めたドルマバフチェ宮殿)

2014年がどうか皆様にとって実り多き年でありますようお祈り申し上げます。

| | コメント (0)

« 2013年12月 | トップページ | 2014年2月 »