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2014年11月23日 (日)

富の移転

ここ1ヶ月の株価推移を見ますと、米国も日本も順調に推移してきています(下図の折れ線グラフは過去1ヶ月の米S&P500推移)。

Sp

この背景の要因としては(もちろん幾つかあるのでしょうが)、「原油価格下落」もそのひとつ。

下図は過去6か月間の原油(WTI)価格推移。

6月下旬には101.89ドルを付けていたものが、11月14日には73.27ドルまで下げました(下落率▲28%。なお現在は76.51ドル)。

Wti

原油価格の下落にはその理由として幾つか指摘されています。

①欧州、中国などの経済情勢がいまひとつパッとしない(需要が伸びない)

②米国を中心に起きているシェールガス革命(シェールオイル、シェールサンド)

③リビアの原油生産量回復

④サウジが(8月には生産調整を行ったがそれ以降)減産の姿勢を見せていない

さらには真偽のほどは分かりませんが、イスラム国(ISIS)の資金源となっている原油販売。

これを叩き潰すために米国が中心となって原油価格下落を誘導しているといった説も・・。

いずれにせよ原油価格下落は「富が産油国から消費国に移転」することを意味しますから、日本にとってはプラス。

円安で輸入価格が上がっても原油価格下落が相殺(ものによっては相殺以上)してくれるといった効果も・・・。

さらにはこれから冬を迎えることを考えると、灯油価格など燃料費がさほど上がらない(場合によっては下落)ことも考えられ、生活実感としても少しは楽になることが期待されます。

もちろん今週木曜日(27日)のOPEC総会(第166回通常総会)で生産調整が実現してしまうと、原油価格が上昇に転じてしまう可能性もあり、注意が必要です。

* * * * *

さて話はがらりと変わりますが、下記の本(『こちら』)が昨日ようやく書店に並び始めました。

         20_3

以下、目次と各項目です。

第1章 今から20年後の世界人口は87億人。一方でシビアな状況を迎える日本

 ・自分の将来を見通してみる

 ・今の仕事を続けていていいのだろうか

 ・しがらみとどう決着をつけるか

 ・ゆでガエルを避けるためのイメージ・トレーニング

 ・20年後に東京都一個分の人口が減っている

 ・日本の住宅の4割が空き家になっている?

 ・代ゼミははじめから撤退するつもりだった!?

 ・巨艦の進路変更には時間を要する

 ・恐怖の人口ピラミッドを直視せよ

第2章 勃興する成長産業に目をつけろ

 ・2020年、コンピューターは人間の知性を超える?

 ・人間の脳をスキャンしてアップロードする技術

 ・遺伝(G)、ナノ(N)、ロボット(R)で革命が起きる

 ・グーグルが進める人工知能研究開発

 ・グーグル米国本社で活躍する38歳の日本人

 ・流通を制するものは世界を制する?

 ・勃興する産業は、実はレッド・オーシャン?

 ・地ビールレストランの起業も検討した楽天の三木谷浩史   

 ・企業の変身「コーポレート・トランスフォーメーション」とは?

 ・トランスフォーム(変身)することで常に時代の最先端をいく

第3章 パイ(売上高と営業利益)が大きくなる企業の見抜き方

 ・投資家の視点を持て ・銀行の審査部の視点とは?

 ・カネボウと資生堂を比べてみる――その①:CM編

 ・カネボウと資生堂を比べてみる――その②:沿革・経営者編

 ・「スカトルバット」を入手しろ

 ・最後は株価に収斂する

 ・グーグルやアマゾンの道筋がヒントになる

第4章 なくなる職種、絶対なくならない職種、新たに求められる職種 

 ・20年後、65%の人が今は存在していない職業に就く

 ・20年後のケース①――証券マンや証券レディはどうなるか

 ・20年後のケース②――生保の営業マンや営業レディはどうなるか

 ・ネット、コンピューター、ロボットによる代替

 ・アマゾンのドローンの衝撃

 ・公務員ははたして絶対なくならない職種なのか

 ・新たに求められる職種とは何か

第5章 狩猟的職業選択のススメ、定住的職業選択のリスク ・上り坂か、下り坂かを常に意識せよ

 ・迷った時は難しい道を選べ

 ・安易な転職を勧めない理由

 ・必ず「次の職場を決めてから」にせよ

 ・ヘッドハントする側はなにを見ているか

 ・狩猟的職業選択と定住的職業選択のどちらを取るか

 ・決断を遅らせれば選択肢が減る

 ・もう一人の自分と対話せよ

 ・先から考えて、「将来こうなるためには」との発想には無理がある

第6章 バイリンガル的な語学力は必須、そのうえで差がつくスキルとは  

 ・英語に関してコンプレックスをもっていた

 ・英語は道具に過ぎない

 ・行けばなんとかなる

 ・72億人に世界が広がる

 ・薄っぺらい「語学屋」になるな

 ・英語は自転車や水泳と同じ

 ・もう一つの「武器」も必須

第7章 未来情報を織り込むマーケットと向き合い、胆力と察知力を身につける方法

 ・なぜマーケットと向き合うことが重要か

 ・グローバル資本主義から逃れられない

 ・時価総額を注視せよ

 ・時価総額は武器になる   

 ・あなたの会社が中国企業に買収される日

 ・猛威を奮うグローバル資本主義

 ・リスク・コントロールの4原則

 ・エクイティの威力

 ・タイガー・ウッズはなぜ世界富豪ランキングに登場しないのか

 ・エクイティの破壊力を身をもって感じた経験

第8章 年収1000万円超になっても、「激務」だけが残る働き方を目指すべきではない

 ・東大卒、30歳キャリア官僚の給料の中身

 ・月300時間を超える残業

 ・年収1000万円超はわずか3.8%の〝限られた世界

 ・不眠不休で働くというのは、なにも日本だけのことではない

 ・高額な年収は、魂を金で売ることの代償なのか

 ・ある日、鏡で自分の顔を見て、退職を決意

 ・100メートル走の速さでマラソンを走りきることはできない

 ・4つの信号がどう点滅しているかでチェックせよ

 ・燃え尽き症候群はこうして防げ

第9章 「働きがい」を因数分解しながら、さらなる成長を目指せ

 ・人が働くのは「自己実現」のため?

 ・成長する、チャレンジする、守りに入らない

 ・27歳、結婚直後だったが大手企業を飛び出したケース

 ・言い続けていると実現する ・目をつぶれば音楽が見える   

 ・三木谷の一言が本城の進路を変えた

 ・お金があっても、深いところには手が届かない

 ・起業後、福島へ

第10章 苛烈な資本主義(レッド・オーシャン)に取り込まれない働き方が起業であるとの逆説

 ・ある50代独身女性の貧困

 ・アジア諸国とのボーダレス化が日本を苛烈な状況に追い込む

 ・寄らば大樹の陰とは、実は平時に通用する言葉?

 ・あなたの20代をグーグルやマッキンゼーで無駄にするな!?

 ・起業では自分自身がエンジンとなる必要がある

 ・人生の苦労に比べれば起業の苦労などたいしたことない

 ・大企業に勤めていようと起業しようと、成功する人は成功する

 ・失敗したって命を取られるわけじゃない

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