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2018年7月12日 (木)

独裁 vs. 市場

一昨日(10日の夜)は日経CNBCテレビ『日経ヴェリタストーク』に出演しました。

トピックスは「独裁 vs. 市場」。

    Veritas  

以下はジョージ・ソロスが1998年に著した『グローバル資本主義の危機』の一文(177頁)。

『経済開発には資本の蓄積が必要であり、資本の蓄積には低賃金と高い貯蓄率が必要だ。

これは、選挙民の要望に応える民主政府より、政府の意志を国民に押しつけられる専制政府の方が達成しやすい』

ソロスは、自らを「国境なき政治家」と名乗り、自らが稼ぎ出した資金の大半を、途上国・新興国が「開かれた社会」になるために使ってきています。

そんな彼にとっては、資本主義と民主主義の関係は大きなテーマ。

一昨日の番組では、「独裁的傾向を強める一部の国家にマネーはどう対峙していくのだろうか」といった観点からこの問題に切り込んでいきました。

ところで番組の最後の方で出てくるクラスBのシェア。

マーク・ザッカ―バーグのFacebookの持ち株比率は16%ですが、議決権は60%を持っています。

これは彼の持つクラスB株がクラスA株の10倍の議決権を持つから。

グーグル(アルファベット)はクラスA(通常の株)、クラスB(10倍の議決権)、クラスC(議決権なし)の3種を発行しています。

クラスBを持つのは、ペイジ、ブリンの創業者2人とシュミット前会長のみ。

ラッセル3000社(全米上場企業の98%をカバー)のうち12%がこの種の「議決権の異なる種類株」を発行しています(dual voting-class structure)(『こちら』)。

なお一昨日のテレビ番組は『こちら』でご覧になれます。

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