« フェイク・アカウントの駆逐 | トップページ | 歴史に学ぶ »

2018年8月 4日 (土)

1億5597万人

厳密には、1億5596万5000人(155,965,000人)なんですが、

昨日発表の雇用統計でこの数字が出たことで、トランプ大統領は上機嫌。

彼のツイッターにはこの数字を強調するものが2つも載りました(リツイートの形で)。

これは何の数字かというと、米国で雇用されている人の人数。

アメリカで雇用統計を見る場合、ポイントは civilian noninstitutional population。

これは次のような人を言います。

(1)16歳以上で、

(2)米国の50州、もしくはワシントンDCに居住し、

(3)刑務所、精神科病院などの施設、高齢者施設などに入っていなくて、

(4)兵役に就いていない人

(英語だと、the civilian noninstitutional population refers to people 16 years of age and older residing in the 50 States and the District of Columbia who are not inmates of institutions (penal, mental facilities, homes for the aged), and who are not on active duty in the Armed Forces.)

この人たちの合計が、下表の通り、257,843,000人(出所は『こちら』)。

Labour_2

このうち、雇用されている人、あるいは雇用されることを積極的に望んでいる(actively looking for work)人が、civilian labor force です。そして、この人数が、162,245,000人。

少しややこしくなりますが、civilian labor force を civilian noninstitutional population で割ったものが participation rate (労働参加率;62.9%)になります。

civilian labor force の162,245,000人は、

上表の通り、

employed 155,965,000人(96.1%)と

unemployed 6,280,000人(3.9%→これが失業率)

とに分かれます。

と、こんなややこしい説明をしても、普通の人には受けません。多分。

ということで、『155,965,000人も雇用されているんだ、凄いだろ!』と、つぶやくのがトランプ流。

もちろんこれは史上最高の数字で、トランプが19ヶ月前に大統領に就任してから、この史上最高の記録が塗り替えられたのは、先月で11回目なんだとか・・。

もっとも・・

ウォール街の解釈は少し違っていて、非農業部門の雇用者数の増加(対前月比)が市場予測(+19万2千人)を下回る 「+15万7千人」だったというものでした。

|

« フェイク・アカウントの駆逐 | トップページ | 歴史に学ぶ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« フェイク・アカウントの駆逐 | トップページ | 歴史に学ぶ »