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2018年10月23日 (火)

同調圧力

昨日の現代ビジネスの記事が「Yahoo!ニュース」にも載りました。

「Yahoo!ニュース」には、これを読んだ読者のコメント欄があります。

40件ほどのコメントを読むと、日本社会の同調圧力に窒息しそうになっている人の発言が目を引きました。

同調圧力の強い社会は、もしも本人が同調している仲間の一人であれば、心地よくさえあります。

日本の銀行にいたときの私もまさにその一人。

周りの人たちはみんな自分と同じような人間でした。

似たような教育を受け、似たような価値観を持ち・・・。

それが、ひとたび外資系に移ると、上司はイギリス人で、部下にはイケメンで女性好きのギリシャ系アルゼンチン人がいたり、といった具合で、みんな様々。

もっとも・・

現在では多様性の国と言われるアメリカですが、

ひと昔前は違いました。

地域によっては、かなり同調圧力が強い社会だったのです。

私が高校時代に留学した(昔の)ニューポートビーチには、白人しかおらず、ほとんどがWASP(白人でアングロサクソン、プロテスタント)。

当時の話ですが、社会科を教えるS先生はユダヤ人らしく、父母たちは自分たちの息子・娘が「ユダヤ人に教わるのは許せない」とばかり、校長や市に対して抗議。

とうとうS先生が同性愛者であるとの証言を住民から引き出し、その証言をもとに警察に通報。

警察がS先生を逮捕し、そのことが地域の新聞の第一面にデカデカと載るといった有り様。

アメリカ社会の恐ろしい一面を見た気がしました。

今だったら考えられないことです。

ですが、1970年代初めのアメリカ(オレンジ郡)は、そんな状況だったのです。

違う考え方や異なった人種、いろいろな性的嗜好の人たちに対して寛容的になるには、違うということを認め、理解することから始めなければなりません。

相手の立場になって考える。

これが第一歩です。

いつか自分自身や自分の子どもたちも、同調の輪からはじき出されてしまうかもしれません。

時間がかかろうとも、多様性に対して寛容である社会に向けての努力が必要です。

For, in the final analysis, our most basic common link is that we all inhabit this small planet. We all breathe the same air. We all cherish our children's future. And we are all mortal.

『究極のところ、われわれを結びつけるもっとも根本的な絆は、小さな地球の上でともに生きている、という事実です。

われわれはみな同じ空気を吸い、子どもたちの将来を同じように大切に思います。

われわれはみな命に限りのある人間です』

      Jfk

1963年6月10日、Washington, D.C.にあるアメリカン大学の卒業式でのジョン・F・ケネディ大統領の演説です。

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