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2019年6月26日 (水)

PHP Online 衆知

ヤフーニュースに出ていた『「副業禁止の不安」シリコンバレーで働く日本人がアメリカを選んだ理由』

面白い記事でした。

この方(シリコンバレーの現役エンジニア、酒井さん)にインタビューした記事をほかにも読みたいと思って、

出典先の『PHP Online 衆知』を見ていたら、最近書かれたものとしては、二つほど記事を見つけました。

『なぜ今、シリコンバレーで働くべきなのか』

 『シリコンバレーで働いてわかった、日本人とアメリカ人の違い』

2つ合わせると、ヤフーニュースの記事をもう少し詳しくしたような内容でした(前段の記事はヤフーニュースの記事と概ね同じ、後段は別)。

と同時に、偶然なのですが、『PHP Online 衆知』の『目次』を下の方にスクロールさせていくと、

私への『インタビュー記事』も発見。

私の記事はともかくとしても、冒頭あげたシリコンバレーの現役エンジニアの酒井さんの記事、参考になります。

たとえば、

『エンジニアの場合、書いたコードがオープンになるので、そもそもノウハウやスキルを個人のなかに留めておくことができません。

これが何を意味するかというと、誰でも優秀なエンジニアの書いたコードをみて、学ぶことができるのです』

だからこそ優秀な人と働くのが重要と酒井さんは力説します。

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2019年6月22日 (土)

ストーリーズ

今から8年前。2011年のことです。

エヴァン・スピーゲル(当時21歳)はスタンフォード大学の授業(Product Design)で「送ったメッセージが比較的短時間で消えてしまう」というアプリを提案しました。

すると多くのクラスメートたちが笑いものにしました。

「それにいったいどんな意味があるんだい?」

「消えてしまうメッセージなんて誰も使わないよ」

これがスナップチャットの始まりです。

この会社は現在では時価総額2兆円。

さて、スピーゲルが「消えてしまうメッセージ」のアイデアを教室で披歴してから5年後のことです。

今度はインスタグラムがストーリーズを始めました(2016年)。

仕組みは基本的にスナップチャットと同じ。

ユーザーが投稿する写真や動画は24時間後には消えてしまいます。

これが爆発的にヒットしました。

今年1月の数字ですが、10億人のインスタ利用者のうち半数(5億人)が毎日ストーリーズを使っているのだとか。

ストーリーズに載る広告も増えており、ストーリーズはフェイスブックにとってドル箱になりつつあることが窺えます。

24時間後に消えてしまう。

後に残らない。

だからこそ気楽に投稿できる。

しかも閲覧相手(投稿するストーリーズを見れる相手)は投稿者が随意に設定でき、ほんとうに親しい人にだけ見せることも可能。

閲覧者の画面上からは24時間後に消えますが、投稿内容は投稿者のスマホ上には残せます。

フェイスブック(FB) のように

「会社の上司が友達申請してきた」とか

「就職希望先の人事部に投稿内容を見られてしまいそう」

といったような「煩わしさ」や「気づかい」はいっさい不要。

FBのように、恵まれた人たちの投稿を見させられて、落ち込むこともありません。

とにかく気楽ということで、SNS疲れの人たちも「やっと避難先を見つけた」といった感じなのだとか。

FB → インスタ → ストーリーズ

こういった具合いに人々の嗜好が移ってきていますが、

気が付いてみれば、いずれをやっているのも「フェイスブック」という一つの会社。

新しい波を見つける嗅覚はさすがです。

なお2年ほど前の記事ですが、『こちら』も参考になります。

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2019年6月18日 (火)

チャイコフスキー国際コンクール

4年に1回の頻度で開かれるチャイコフスキー国際コンクール。

数々の著名な芸術家を輩出してきたコンクールとして有名ですが、ピアノ部門では出場者がどのピアノを選ぶかも注目の的。

2015年6月にモスクワで開かれた第15回コンクールの際には、ヤマハの中田卓也社長も会場に足を運びました(その際の模様が当時日本でテレビ放映されました)。

4年前のこのときは、予選を勝ち抜いた出場者36人のピアニストたちが選んだのは、スタインウェイが26人、ヤマハは4人。

しかし決勝に進んだ6人は、全員がスタインウェイを弾きました。

実は、これについては、かつて『“近未来”を見据えた投資術』として記事にしたことがあります(『こちら』)。

さて、時が経つのも早いもの。

昨日(モスクワ時間17日)は第16回チャイコフスキー国際コンクールの初日でした(組み合わせの発表)。

そして明日からはいよいよ予選が開始。

日本人の出場者は9名で、ピアノ:藤田真央、ヴァイオリン:服部百音・北川千紗・毛利文香、チェロ:水野優也・佐藤晴真・上野通明、フルート:齋藤志野、チューバ:夏目友樹。

そしてピアノ部門では、どのピアノが選ばれるかの戦いも注目の的。

今回はスタインウェイ、ヤマハなどに加えて、中国のYangtze River Piano(長江)も公式ピアノに採用されることになったのだとか(『こちら』)。

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2019年6月10日 (月)

中村正直博士

寛政の改革を行った江戸中期の老中、松平定信が残した言葉に次のようなものがあります。

「女はすべて文盲なるをよしとす。

女の才あるは大に害をなす。

決して学問などはいらぬものにて、仮名本よむ程ならば、それにてことたるべし。

女は和順なることをよしとす」

明治初期はまだこの言葉が相当程度通用していた時代。

そのような時代に、女子教育の必要性を説いてまわったのが、中村正直博士(1832-91年)でした。

彼は十代から内々で蘭学を学び、早くから海外の事情に明るく、幕末の開国後はオランダ語より英語の方が必要だと知って、英語を学び始めたと言います。

ところが攘夷党から国賊視され、難をさけるため、(おそらくは)小栗上野介の計らいで、幕府からイギリスへ留学するよう命じられます(1866年)。

ロンドンに行った中村正直は当時すでに35歳。

にもかかわらず、小学校に入って小学生と机を並べて勉強。

ここで中村正直は驚きます。

それはなぜか。

イギリスの小学生の知識のレベルです。

先生が教室で、

「雨はどうして降るか」

「雷はなぜ鳴るか」

といったことを聞いてきます。

こうした先生の質問に中村正直は答えることが出来ません(語学の問題ではなく、当時、神童ともてはやされた幕末期の秀才でも、そもそも雨はどうして降るかが分からなかったのです)。

ところがイギリスの小学生たちは、さっさと答える。

「君たちはどうしてそんなことを知っているの?」

と聞くと、お母さんから聞いたという。

なにかにつけイギリスの母親の知識や識見の高いことを知った中村正直は、

当時の日本の母親を省みて心打たれるものがあったと言います。

「これではだめだ。

日本も女子教育に力をいれなければ、日本は危うい。

婦人がいまのままでは日本は外国と競争できない」

そう痛切に感じ、帰国後、明治の新政府の要人たちに対して、女子教育の必要性を説いてまわったと言います。

* * *

以上のエピソードは先般ご紹介した『おんな二代の記』に出てくる一節。

この本の初めから4分の1くらいまでは、こうした明治の初期ならびに前半の頃のエピソードが満載。

私はたいへん興味深く読みました。

* * * 

ところで、この本を紹介した時の私のブログでは、

「こうした先駆者の活躍があって今の日本がある訳ですが、国際的にみると日本はまだまだ。World Economic Forumが発表した男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数によると、日本は149か国中110位でした」

と書いて締めくくりました。

そうした中で最近起きた「#KuToo運動」。

こうした状況を知るにつけ、日本ではまだまだ超えるべき壁がたくさんあるように思えてきます。

「#MeToo は分かるけど #KuTooって何?」

という方は、『こちら』『こちら』をどうぞ。

海外でも日本のこの話が結構取り上げられています。

 

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2019年6月 5日 (水)

受験番号3583番

2週間ほど前ですが、早稲田大学高等学院D組の同窓会に出ました。

高校時代の同窓会と言っても、私の場合、3つの同窓会があります。

①AFS留学前に2年半を共に過ごした学院D組の同窓会

②米国の高校の同窓会

③米国から帰国後、再編入した学院F組の同窓会

今回は上記①の同窓会でした。

驚いたことに1人の級友が入学時の全員の受験票写真を持ってきていました。

当時、文芸担当のI先生が、A3サイズの紙に

「昭和44年4月13日、1時限目、シーンと静まり返る1Dの教室に第1歩を運んだ・・」

との文章を残していました。

  D  

そして、その紙にはなんとクラス全員の受験票の写真が貼られていたというのです。

以下は、全員の受験票写真のうち、私の箇所のみを切り抜いたものです。

  D1

このA3サイズの紙は、I先生から、クラス全員、一人ひとりに対して、何かの機会に手渡されたとのことですが、

私を含め、ほとんどのクラスメートは覚えていません。

それを一人だけ覚えていて、しかも50年間、ずっと大切に保管していたという人がいたのです。

* * * *

ところで高校1年というと、社会の仕組みもまだよく分かっていません。

自分が何をしたいのか。

何に向いているのか。

こういったことが分からず、文系、理系の進路分けが始まるとしたら、それは相当おかしいのではないか。

そんなことを編集者の方にお話ししていたら記事になりました。

『こちら』です。

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