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2019年9月12日 (木)

日経ヴェリタストーク

火曜の夜に出演した日経CNBCテレビ『日経ヴェリタストーク』ですが、『こちら』で録画をご覧になれます。

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約13分間です。

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2019年9月10日 (火)

世界同時減益の足音

今晩は、日経CNBCテレビ『日経ヴェリタストーク』に出演しました。

トピックスは、世界同時減益の足音。

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米中による貿易戦争の激化が、企業業績を悪化させていると言われています。

Quick・ファクトセットが、世界で上場する企業の内、2万1000社を調べました。

その結果、4-6月期の最終損益は5%の減益でした。

【1】背景(その1)

米国と中国の覇権争い

かつて米国でベストセラーになった『China 2049』が描き出す世界。

これは中国は100年戦略のもとに、世界の覇権国家になることを目指しているというものですが、

米国としてこれを認めたくない。

中国の野望を阻止するためにも、今のうちに何とかしておきたいー

こういった考えが米中貿易戦争の背後にあります。

【2】背景(その2)

貿易の不均衡

中国から米国への輸出は、5400億ドル。

一方で、米国から中国への輸出は1200億ドルしかない。

つまり中国から米国への輸出を100とすると、米国から中国への輸出は22しかない。

 残り78、額にして4200億ドルは米国にとっての対中貿易赤字ということになります。

いくら何でもこれはひど過ぎるから何とかして欲しい、

というのが、米中貿易戦争の背景にあります。

【3】米国企業はどの程度影響を受けるのか

先ほど述べたように、中国から米国への輸出を仮に100とすると、米国から中国への輸出は22しかない。 

つまり米国が課す追加関税に対抗して、中国が報復として関税を高めても、米国企業は(中国ほどには)悪影響を受けません。

しかも米国が中国に輸出する1200億ドルのうち、およそ6割が大豆です。

もちろんボーイングなど中国への輸出が多い企業、あるいはアップルなど中国で製品を組み立てて、米国で販売している企業にとっては大きなダメージとはなりますが・・。

【4】問題はむしろ韓国などのアジア企業や欧州・日本企業

この辺は番組の中でも詳しく触れていますが、例えば先ほど挙げた4-6月期の最終損益でみても、世界全体は▲5%の減益(対前年同期比)。

それが、韓国などアジア(除く日本)企業は▲21%の減益。

欧州企業は▲14%減。

日本は▲15%減。

一方、北米は▲1%減でしかありません。

この辺のことも分かったうえで、米国は貿易戦争を中国に対して仕掛けているのでしょうが、

はたしてどのような着地になるのでしょうかー。

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