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2020年4月16日 (木)

どこまで気をつければいいか

専門家の間でも意見が違います。

先日ご紹介した医者の眞鍋葉子先生の文章(『こちら』)では、

「アマゾンの拠点で感染者が出てからは、念の為、アマゾンの荷物は受け取ったあと72時間玄関に放置して、そのあと開封しています。

(ウイルスが72時間で病原性を失うというデータに基づき)」

とあります。

これを推し進めて考えると、

「郵便物は大丈夫だろうか」

「毎朝自宅に届けられる新聞は?」

という疑問がわいてきます。

若い新聞配達員が自分では気がつかずに感染しているということもあり得る話。

そして、こういったことは新聞で報道されるはずがない・・

つまり新聞は

「配達される新聞はしばらく放置してから見てください」

といった自己否定につながることを報道するはずがない・・。

しかし・・

そもそもいったいどこまで神経質になればいいのでしょう。

そんなことを考えていたら・・

京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 附属感染症モデル研究センター ウイルス共進化研究分野主宰の宮沢孝幸先生が次のようにツイート(『こちら』)。

『ウイルスの不活化時間もみんな勘違いしている。

例えば2日生きているというレポート。

良く読んで!

100万個が0になる時間なんだけど、ウイルス一定の比率(スピード)で不活化するんだよ。

2日目までぴんぴんで、2日後で急に全部死ぬというわけじゃない。

1/100になるまでの時間は数時間くらい』

宮沢先生は感染の実験をしているウイルス学者。

「感染に必要なウイルス量を考えて欲しい」

ということで、22分間の スピーチを YouTube にをアップされています(『こちら』)。

Miyazawa

このYouTube を見た人たちと宮沢先生とのツイッター上でのやり取りも参考になるので、

以下に一部を再掲します(詳しくは『こちら』をご覧ください)。

(質問)

先生のお話を聞くと、エコバッグが感染拡大につながるとして禁止したアメリカの措置はナンセンスな気がします。

宅配物等も届いてから数日、玄関に置いておく人もいますが、ウイルスが何日生きるかということと、感染リスクがあるかということが混同されてる気がします。

いかがでしょうか。

(宮沢先生)

ナンセンスもナンセンス。

アメリカのウイルス研究者もなぜ立ち上がらないのか不思議。

(質問)

買ってきたものは、おしぼりで拭くだけでいいということでしょうか。

(ほおずりするのでなければ)あるいは拭かなくてもいいのでしょうか。

どこかをちゃんと除菌したいとき、アルコールの濃度は低め(50%とか)でも効果はありますか?

(宮沢先生)

拭かなくても室温に放置で大丈夫だと思います。

50%アルコールだと効果は落ちるといわれていますが、どの程度がわかりません。

拭き取るのが良いと思うのですが。

いずれにせよ、その汚染物を触ったところで感染するわけではないので、手を顔に当てず、こまめに手を洗えば大丈夫だと思います。

(質問)

些末な質問で失礼します。

インフラ系のコールセンター勤務です。

時差通勤しており、出勤時は電車内の人数がかなり少なくなりましたが、帰りはまだまだ混んでいます。

電車内で咳やくしゃみを連発している人がいたら、車両を替わった方が良いですか?

(宮沢先生)

替わった方が良いのですが、その人がマスクしていれば、近くにいなければそれほど心配する程でもないと思います。

マスクしてなかったら、逃げろ=です。

宮沢先生は、このほかにも次のようにツイート(『こちら』)。

「YouTubeで伝えたいことがたくさんあります。

なぜ手洗いは水洗いやお手ふきだけでもOKと考えるのか、

なぜ映画館は大丈夫と考えるのか、宅急便も大丈夫と考えるか、などなど。

ウイルス研究者の中でも、動物の感染実験を行っている人でないと、わからないのかも知れません。

ウイルス研究者も様々なのです」

上記でご紹介した宮沢先生のYouTubeは

『ウイルス防衛法1(感染に必要なウイルス量を考えて防御)』

と題されていました。

先生の今後の YouTube に期待したいところです(つまり早く 2 や 3 を見たい・・!)

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