GAFAM
S&P500は昨年1年間で16.3%上昇した(3,230.78→3,756.07)。
これをGAFAM(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトの5社)が上昇したことによる寄与分と、それ以外とに分解してみる。
5社の時価総額合計は昨年1年間で56%上昇(4.81T→7.51T)。
それ以外の495社の時価総額は1年間で10%上昇(21.95T→24.15T;『こちら』を使って算出)。
つまりS&P500が16.3%上がったと言っても、GAFAM5社の寄与分が圧倒的に大きかったことが分かる。
彼らが牽引することでマーケット全体が上がったのだ。
別の見方からすると、S&P500に投資するよりも、GAFAM5社の株を買った方が良かったということになる(少なくとも昨年1年間のパフォーマンスを見る限り)。
ちなみにGAFAM5社は、時価総額ベースでS&P500の24%を占める(昨年末ベース)。
* * * *
さてそのGAFAMが今週から来週にかけて決算を発表する。
まずはマイクロソフト。
発表は26日(火)。
市場はEPS 1.64ドル、売上40.18十億ドルを予想するが・・。
なお、この会社は過去4期連続で市場予測を上回る実績を上げてきている。
翌日、27日(水)にはアップル、フェイスブック、テスラが決算を発表。
(写真はアップル本社ビル、総工費5000億円超。『こちら』)
アップルについては、市場はEPS 1.40ドルを予想。
先週木曜日、モルスタの Katy Huberty はアップルの目標株価を144ドルから152ドルに引き上げた(『こちら』)。
先週末時点で株価は139.07ドル。
決算発表後、株価はどう動くだろうか・・。
フェイスブックについては、市場はEPS 3.15~3.20ドルを予想。
テスラもこの日が決算発表。
すでにテスラの時価総額はフェイスブックを抜き、米国で5番目に大きな会社となっている(世界で7位,『こちら』)。
さすがにここまで株価が高くなると、バリュエ―ション的に理解を超えてくる。
ということで、先週テスラを売却した。
持っていて、面白い株であっただけにちょっと名残惜しい。
安くなれば買い戻してもいいが、逆にこのまま高値を更新し続け、2度と買えないかもしれない。
なおグーグルとアマゾンは2月2日(火)に決算を発表する予定。
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