2020年10月25日 (日)

夢に向かって進め

誰でも小さい頃、夢を持っていたはずです。

アリッサの場合、宇宙飛行士になって火星に行くことでした。

シングルファーザーに育てられた彼女は、3歳の時、テレビアニメを見て、父に尋ねました。

「人間は火星に行ったことがあるの」

「まだだけど、アリッサが大人になるころには火星に行くようになるよ」

以来、彼女は夢に向かって突き進み始めます。

現在19歳の彼女は、これまでにNASAが提供した7つのSpace Camp 全てを完遂(うち1つはトルコ、もう1つはカナダで開催)。

全部のSpace Campを制覇した最初の人となりました。

しかもSpace Camp では最高峰のRight Stuff Awardを受賞。

彼女が経験した訓練が如何にハードで過酷なものであったかは下記のビデオでご覧いただけます。

アリッサはさらに NASA の Space Academy にも3回参加、

外国語の能力も必要だとのことで、中国語、スペイン語、フランス語を操るようになり、現在はフロリダ工科大学で宇宙生物学を専攻中。

『So, You Want to Be an Astronaut』と題する本も出版し、ナイキのCMでも取り上げられました。

  Nike

    (Photo is from Nike's Space to Dream video)

ナイキのCMはたった1分14秒の動画なのですが、夢を追い求めるというのがどういうことかが伝わってきます(『こちら』)。

2年前、17歳の時に彼女がTEDで行ったスピーチは『こちら』です。

  Ted

     (Alyssa Carson at TED)

2030年か33年か、人類は火星に向かって飛び立つようになると言われています。

地球を飛び立って火星に着くのは6ヶ月後、帰路は9ヶ月間かかるとのこと。

『自分の夢を信じ、境界・限界を超えよ(Cross your boundaries)』

2年前のTEDのスピーチではアリッサはこう締めくくっていました。

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2020年3月 8日 (日)

危機の中での1枚の手紙

「パロアルト(Palo Alto;スタンフォード大学がある)の町は、今日はひじょうに静かだ」

フェイスブックの友だちがこう投稿していましたが、コロナウィルスが米国でも人々の話題の中心になってきています。

会社を創業したばかりの起業家たちにとっては、これはとくに一大事。

会社基盤はまだまだ脆弱で、コロナの猛威で景気が後退すれば、会社の存立自体が危なくなるかもしれません。

そんな中、ベンチャーキャピタルとして著名なセコイア・キャピタルが、彼らの投資先の起業家たちに宛てた1枚のレターが関心を集めています。

セコイアと言えば、Apple、Google、Oracle、PayPal、LinkedIn、YouTube、Instagram、Yahoo! などの初期段階に投資して、これら各社を成長させたベンチャーキャピタルとして有名。

「2020年のブラックスワン」と題されたレターの中では:

  • Drop in business activityに備えよ
  • Supply chain disruptionsがあるかもしれない
  • Softening demand にどう対応するか
  • Cash runway が起きたらどうする?
  • Contingency plans はもう作成したのか
  • ビジネスを傷つけずに、どの分野でexpenses をtrimできるのか
  • これから先、プライベートな Fundraisingはますます難しくなるぞ
  • Sales forecastsは変更しなくて大丈夫か
  • 人員(Headcount)削減を考えるべきか
  • 設備投資(Capital spending)の変更は?

といった具合に、危機的状況のこの時期に、経営者がまず考えておくべき事項を懇切丁寧に説明。

そして、

「下り坂では売り上げや現預金残高は、常に経費よりも早く落ちていく(In downturns, revenue and cash levels always fall faster than expenses)」

と解説。

「困難な時期に環境変化に適応すべく、自信をもって素早く決断すべきだ。そうすることで後悔する人はいない(nobody ever regrets making fast and decisive adjustments to changing circumstances)」

と説いています。

「従業員はあなたのことを見ている。意味のない楽観主義に陥ることなく、科学的(臨床的)根拠に基づき、決断して実行せよ」

といったアドバイスも・・。

米国の創業者たちは、こうした(セコイアのような)メンター的なベンチャーキャピタリストの言葉によって鼓舞され、困難時の対応に関するアドバイスをもらっているんですね。

最後に印象に残ったのは手紙の中で語られた次の1節です。 

「多くの、後に伝説となるような会社は、困難の中で、鍛えられ磨き上げられてきたんだ。

我々がシスコに投資したのは1987年のブラックマンデーの直後だ。

グーグルやペイパルは、ドットコムバブル崩壊(インターネットバブル崩壊)の中を頑張って切り抜けた。

もっと最近の例では、エアビーアンドビーや、スクエア、ストライプの各社は、まさにリーマンショックの最中に設立されたんだ」

「制約は(思考をつかさどる)心をフォーカスさせる、そして創造性を産み出す肥沃な土壌を提供するんだ(Constraints focus the mind and provide fertile ground for creativity)」

こうしたアドバイスを得られる米国の起業家たちが羨ましいです。

なおセコイアのレターの全文は『こちら』でご覧になれます。

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2019年10月22日 (火)

インビクタス(invictus)

インビクタス(invictus)はラテン語で、

「屈服しない」(undefeated)、

「征服されない」(unconquerable)

を意味します。

「人種差別は間違っている」。

こう主張したことで、国家反逆罪の判決を受けた「ネルソン・マンデラ」。

27年間に及ぶ獄中生活を余儀なくされました。

彼ほど、この単語が相応しい人物はいないでしょう。

「 I am the master of my fate, I am the captain of my soul」

(我が運命を決めるのは我なり、我が魂を制するのは我なり)

これは、英国の詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「インビクタス」の一節ですが、

マンデラ自身、この詩の一部を自らのスピーチで使ったことで知られています。

   Nelson_mandela2008

(Photo: Wikimedia Commons; Attribution: South Africa The Good News / www.sagoodnews.co.za)

ところで、今朝の朝日新聞に「ラグビーが開いた新たな扉」と出して、

李淳馹(李スンイル)さんが寄稿していました(『こちら』;なお有料記事とありますので、もしかすると全文が表示されないかもしれません)。

今回のラグビーW杯における日本チーム活躍に関連しての寄稿文なのですが、

記事の中で、ラグビー映画「インビクタス」が引用されていました。

クリント・イーストウッドが監督した2009年の映画「インビクタス」。

1995年に南アフリカで開催された第3回W杯ラグビーを舞台とする映画なのですが、李さんの寄稿文はこの映画にも触れつつ、今回のW杯に関して、こう結んでいます。

『この大会の成功には日本チームの大躍進があったことは間違いない。

が、他の世界各国のチームの熱いプレーや紳士的な振る舞い、そしてなによりも彼らを分け隔てなくもてなし、彼らに好感を与えた日本の人々の姿に私はある種の感動を覚えている。

「日本人」ではないプレーヤーも多い日本チームに熱狂する人々の姿に、私は24年前の南アフリカ大会を思い起こし、この日本の国の何か新しい扉が開かれた気がしているのである』。  

歴史が少しずつ良い方向に変わっていくことを信じたい。

マンデラもそう思っていたに違いありません。

 

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2018年1月31日 (水)

『就活で30社以上受けたが全て落ちた。24人中23人がKFC(ケンタッキーFC)に受かったとき、私1人が落とされた。6人中5人が警察に受かったとき、1人だけ落とされたのは、私だった』

アリババのマー会長のダボス会議でのスピーチ。

『こちら』で日本語の要約を読めます。

全体はもっと長くて58分。

『こちら』でその58分の動画を見ることができます。

長いですが、時間をかけて聞いてみる価値はあります。

私が『さすがに面白いことを言っているな』と思ったのは(日本語訳には出てきませんが)、始まって19分くらいのところ。

『1億円や2億円のお金を持っているのなら、それは自分のお金だ(自由に使える)。

20億円だと問題の方が多くなる。どうやって運用するかとか余分なことを考えないといけなくなる。

1000億円や2000億円になると、これは『責任』だ。これはもう自分のお金じゃない。社会はこのお金を持つ人のことを信頼する。上手くこのお金を使ってくれるに違いないとの信頼だ。

仮にもしこれが自分のお金だと思うのなら、トラブルに陥る。

これだけのお金を持つようになるというのは、人々が持っている人に Trust と Credit を寄せてくれるからだ。したがってこのお金を政府よりも賢く使うべきだ。正しいところに使うべきなのだ』

他にも興味ある発言が満載の58分。

お勧めです。

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2018年1月 7日 (日)

考えて行動する力

お正月には山のようにドサッと新聞が届けられました。

けれどもいちばん読みがいがあったのは、6日(土)の朝日新聞。

「僕は意味がないと思うインタビューは受けませんが、このインタビューに答えることは、色々な人にとって意味を持ってくれるのではないか。自分の価値観で、すごくそう感じたので、受けました」

と語るダルビッシュ投手のインタビュー記事。

『こちら』でさわりのところだけ読むことができます(以下ネットで無料で読める部分を再掲します)。

* * *

母校の東北高では、いわゆる強豪校の練習をみんながしていたけど、僕はしなかった。

納得がいかない練習は絶対にしたくないと強く思っていたので、ウサギ跳びとかそういう類いの練習は一切しなかった。

主将になるまで、ほぼ全体練習にも参加しませんでした。  

小さい頃から日本人じゃないような考え方を持っていて、そういうのが当たり前というみんなの常識が、僕の中では常識ではなかった。

日本ハム入団1年目のキャンプで、2軍監督と面談した時も、「君は何が一番大事なんだ」と聞かれ、「納得がいかない練習だけはしたくない」と答えたくらいです。

* * *

朝日新聞もこういう優れたインタビュー記事については『以下、有料会員限定記事です』などと言わないで欲しい。

購読者じゃなくても全文がネットで読めるような太っ腹なところを見せて欲しいのですが・・・

(ちなみにニューヨークタイムスは購読者じゃなくても、多くの記事の全文が読めます)

* * *

ダルビッシュは、監督が右と言えば、右、そういうことが当たり前の環境にあっても、はたしてそうだろうかと常に自分の頭で考えて行動するようにしていた、と言います。

近くの図書館に行けば新聞はあると思いますので、ご覧になってみることをお勧めします。

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2018年1月 2日 (火)

世界平和の日

1月1日は、ローマ・カトリック教会が「世界平和の日」と定める日。

この日にちなんで、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、原爆が投下された直後の長崎で撮影された少年の写真とともに「これが戦争の結末だ」というメッセージを添えたカードを配布するよう指示しました。

NHKニュースが伝えています。

『こちら』をクリックしたときに現れる写真の右下の再生マークを押して、1分11秒のNHKニュースを是非ご覧になってみてください。

1枚の写真は百の言葉よりも多くを人々の胸に刻み込みます。

Nagasaki_2

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2017年3月 1日 (水)

極度の心配性の人間だけが変化に適応できる

これはインテルのアンディ・グローブの言葉です。

1996年に彼が著した本のタイトル 『Only the Paranoid Survive』 を訳したものなのですが、

日本では『パラノイアだけが生き残れる』との言葉で広まっているかもしれません。

             Intel_3   

一昨日のテレビ (『こちら』) で、

「企業は高いマーケットシェアと利益率を取っていれば安心なのか」

といった趣旨の質問がありました。

私は「そんなことはない」と答え、それを説明する為に、思わず頭に浮かんだのが、このアンディ・グローブの言葉でした。

パラノイア(偏執病)とも形容しうるような極度の心配性。

これをもってしてインテルの経営にあたっていたグローブのことを思うにつけ、

それとは対照的に、例えば東芝の経営陣は、

何であっさりと安直に米国のCB&Iストーン・アンド・ウェブスター社(S&W)を買収してしまったのか、

不思議でなりません。

アンディ・グローブはスタンフォードのビジネススクールで教鞭をとることもしていました(『こちら』 および 『こちら』)。

彼から直接教えを受けたという日本人も多いと思います。

インテルの執行役員だった板越正彦氏はネット上に 『こんな記事』 を残しています。

早いものでアンディ・グローブが亡くなってからほぼ1年になります。

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2016年1月 3日 (日)

自由への逃避

元旦0時から14時過ぎまでBSで一挙に再放送されていた『映像の世紀』

今から20年以上前に放映された時も見たのですが、今回も録画して少しずつ見ました。

【第4集 ヒトラーの野望】

ヒトラーは大規模な公共事業を行い、600万人の失業者を、たちまち50万人に激減させました。

(以下、ドイツの元社会民主党員の手記より)

『人々はナチスに対し、全く無批判でした。

「精神の自由」など大多数の人々にとっては、価値のある概念では全くありませんでした。

ナチスに疑いを差し挟むと、次のように反論されました。

「ヒトラーが成し遂げたことをぜひ見て欲しい。

我々は今ではまた、以前と同じように大したものになっているのだから」

ヒトラーが失業問題を解決したことこそ、私達にとって重要な点だったのです』

* * * *

【第8集「恐怖の中の平和」】では、ネバダ核実験場で行われた原爆を使った軍事演習の場面が出てきます。

(原爆演習参加した兵士の回想)

『爆発の瞬間、辺りは真空状態の様に感じられた。

全てが死に絶えたように静まり返った。

そして猛烈に明るい光。

僕はとっさに手で目を覆った。

だがまるでX線を浴びた様に指の骨が白く透けて見えた。

・・・原爆を知るまで僕は健康的で無邪気な17歳の若者だった。

しかし爆発の瞬間、僕は悪魔の存在を想い以前の自分では無くなってしまった。

この世は死の世界と幸福の世界からできている。

それらは薄い膜で隔てられている。

僕はその膜を突き破り、死の世界を覗いてしまったのだ。

僕達は爆発の後前進し、強い放射能の中に入っていった。

この演習からまもなくして、僕の髪は抜け始めた』

* * * *

アメリカの核実験に参加した兵士は25~50万人。

現在もその多くは被ばくによる健康問題を抱えていると言います。

* * * *

【第9集「ベトナムの衝撃 アメリカ社会が揺らぎ始めた」】における米軍兵士の回想。

『不注意に頭を上げれば弾がひゅっと耳を掠める。

だけど、敵が見えない。

奴らはどこかにいて俺たちを見ている。

奴らは俺たちがどこに行くのかさえもちゃんとわかっている。

俺たちは常に敵の仕掛けた罠で犠牲を払っていたんだ。

作戦に出るときは長い列になって歩いていくんだ。

自分の足が踏もうとする地面を見つめながら、今日は誰が罠にかかるだろうか、やられるのは誰だろう、と思っている』

地雷を探すアメリカ兵の回想。

『誰が敵で、誰が味方なのか、見分けられない。

みんな同じように見えた。

着る物も同じだった。

みんなベトナム人だ。

その中にベトコンがいた。

村人は地雷が埋めてあることを知っていても、注意もしてくれない。

地雷を埋めたのは彼ら自身だったかもしれない。

フットボールの試合と違って、敵と味方が区別出来ないのだ。

周囲は敵だらけだった』

* * * *

映像を際立たせているのは、加古隆さんの音楽と山根基世さんのナレーション。

『こちら』 の予告動画(2分間)で音楽やナレーションを聞くことが出来ます)

番組を見逃された方は、『こちら』 でDVDやブルーレイを入手することが出来ます。

NHKは数多くの秀逸な番組を作ってきましたが、なかでも 『映像の世紀』 は群を抜いているように思います。

 

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2016年1月 1日 (金)

新年のご挨拶 (Season's Greetings)

明後日発売の日経ヴェリタス紙に「Money Never Sleeps」が掲載されます。

早いもので 9回を数えることとなりました。

今回は失敗を許容するどころか歓迎するシリコンバレーのカルチャーについて書いています。

実際、シリコンバレーで成功した人の話を聞くと、誰もがこう強調します。

「失敗を恐れるな。早く失敗することが成功につながる」

曹洞宗無量寺の青山俊董老師によれば、日本でも昔から

「失敗が人間をダメにするのではなく、失敗にこだわる心が人間をダメにする」

と言われてきたと言います。

        Photo_2

青山老師は「身心の柔軟なうちに上手に落ちる稽古をするべきだ」とも説いています。

3度の五輪で金メダルを取った柔道の野村選手も「若い頃の挫折は心を強くする」、「自分で自分の限界を決めつけるな」と説きます(野村忠弘著『戦う理由』)。

新しい年を迎え、心も新たにチャレンジしてみようと思われる方は是非、明後日の日経ヴェリタスをご覧になってみてください。

あるいは、アマゾンや楽天で青山俊董老師や野村忠弘選手の本を購入してみるのもお勧め。

青山老師は何冊も本を出されていますが、「失敗が人間をダメにするのではなく、失敗にこだわる心が人間をダメにする」の話は、『一度きりの人生だから―もう一人の私への旅』 に出てきます。

*  *  *  *  *

ところで今回9回を迎える「Money Never Sleeps」。

旧年を振り返る意味合いも兼ねて、これまでの登場人物(それぞれの回の主な登場人物のみ)をあげてみましょう。

そもそもこの連載を始めるにあたって、私は世界各地の人たちを実名で登場させたいと考えました。

しかし実名で登場させるには、多くの場合、事前に登場人物になる人たちの許可を得る必要があります。

時にはドラフトを書いた後、英語に訳して、これを海外にメールで送って・・といった作業が必要になり、想像以上にたいへんでした。

記事を書いて送ったところ、「やはり載せるのは止めて欲しい」と直前になって断られたこともありました。

第1回 14年12月 日本のベンチャー企業で働くフランス人エンジニアのマルタン青年

第2回 15年2月  中東の富豪ハビブと伊東映仁元日本たばこ産業常務

第3回 15年3月  元駐日アフガニスタン大使の息子のマスード(米ナスダック勤務)

第4回 15年5月  グレブ・シェスタコフとの面談(at キプロス)

第5回 15年6月  デイビッド・ワインバーグ(米国)

第6回 15年8月  冨永重厚笹川日仏財団理事長(在パリ)

第7回 15年10月 谷口和繁米州開発銀行アジア担当顧問(在ワシントンDC)

第8回 15年11月 スコット・マクネリー(米国)

第9回 16年1月  ビノッド・コースラ(米国)、ガース・サローナー(米国)

下の写真はキプロスで撮ったグレブ(左側)の写真。

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キプロスは古代遺跡も多く風光明媚なところなので、いつかまたゆっくりと訪れたい場所です。

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2015年5月31日 (日)

三島由紀夫「日本は何もない無のるつぼ」

三島由紀夫が市ヶ谷で自決する3ヶ月ほど前に残した言葉。

「日本には何もないんだ。

日本にはオリジナルなものは何もないんだ。

だけど、その何一つないなかに、外からいろんなものを吸い込んで、吸い込んだ時点とはまったく別なものに変えて、はきだす。

その『何もない、無のるつぼ』の変成力こそが日本なんだ」

* * * * *

以前にこのブログで『日仏シンポジウム「ルーツとルーツの対話」』についてご紹介しました(『こちら』)。

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全部で4日間にわたる、このときのプログラムの全内容がネット上にアップされています。

そしてこのシンポジウムに参加した日本側12名、フランス側12名の方たちのスピーチを動画で見ることが出来ます(『こちら』です。赤字で記された、それぞれのテーマのところをクリックすると、各スピーカーのスピーチを動画で見ることが出来ます。日本語、フランス語を選択することが可能です)。

* * * * *

上段で記した三島由紀夫の言葉は、高橋睦郎さんがこのシンポジウムで語ったもの。

高橋さんは、「これは三島が残した一種の遺言であると理解した」とのことです。

高橋さんのこのスピーチは上記シンポジウムのサイトから「芸術と宗教」をクリックすることでたどり着くことが出来ます。

あるいは『こちら』をクリックして頂ければ直接行きつけます。

シンポジウムの動画記録には、高橋さんのほかにもAndré VAUCHEZ を初めとして、そうそうたるスピーカーが並んでいます。

 

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