天才カーデザイナーの気迫
イタリアの高級スポーツカー『フェラーリ』のデザイン・ディレクター(デザインを請け負う『ピニンファリーナ』のデザイン部門ヘッド)が、実は日本人(奥山清行氏)であることは余り知られていない。
その奥山さんから聞いた話なのだが、フェラーリ360モデナと、現行のBMW5シリーズをデザインしたのは、どちらも同じ人物だ(イタリア人のダビデ・アルカンジェリ)。
彼が心血を注いで完成させたBMW5シリーズのデザインが、BMWの役員会で承認された、まさにその日に、彼は白血病によって若くしてこの世を去ったという。
人は自らの死を悟った時に、どのような行動をとるのだろう。今の仕事を最後まで全力で成し遂げたい。そう思える人は幸せな人だと思う。
東京の街中でモデナやBMW5の凛とした姿を見かける度に、私には、若くしてこの世を去ったダビデの気迫が伝わってくるような気がしてくる。
第39回東京モーターショーは、来週土曜日から幕張メッセで開催される。
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コメント
TB有難うございました。
ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
その節は大変お世話になりました。
また遊びに寄らせていただきます。
投稿: わし | 2005年10月17日 (月) 21時28分