成功するM&A、失敗するM&A(その2)
一昨日、M&Aが失敗しやすいケースとして、マイノリティ出資で間接統治の例を書きましたが、似たような例で、以下のようなものもあります。
A社の持っている技術がデファクト・スタンダード(世界標準)技術の地位を獲得出来るよう、欧米、アジアなどの同業他社にマイノリティで出資していくという戦略。
資本の力で技術を強引に広めようとの戦略ですが、やはり無理があります。
その技術が本当に良い技術であれば、国境を越え、資本グループの枠を超えて採用されていきます。
コロンビア・ピクチャーズやトライスターの映画が親会社ソニーのベータのビデオだけでなく、VHSのビデオでも見れたのと同じです。
更にマイノリティでの出資の場合、出資を受け入れた方は、その他のマジョリティを占める一般株主の声も考慮せざるを得ず、必ずしもマイノリティで出資してくれている先の意見を優先するとは限りません。
A社とB社が合併することにより新たな価値が創造される。そういった発想に立たないM&Aはなかなか成功しません。
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