アラビア文字をお読みになられる天皇陛下
昨日SCIP JAPAN (http://www.scip-j.or.jp/) のセミナーに参加し、日本アラブ協会理事の最首公司さんのお話を聞いてきました。
イエスキリストが誕生した2000年前の世界人口2億5千万人(推定)が2倍の5億人になるのに1600年かかりました。
それが、1930年20億人の人口が倍増するのに要した時間は50年へと短縮(1980年;40億人)、いまなおそのペースを速めています(現在63億人)。
最首さんのお話はそういった大きな歴史観から始まり大変興味深いものでした。
1976年皇太子殿下(現天皇陛下)にアラブやイスラムについてレクチャーしたとき、アラビア語で印刷された最首さんの名刺を皇太子殿下が「アブドル アジーズ サイシュさんですね」とお読みになられたとのこと。
「アラビア語をどこで勉強されたのですか」と最首さんが尋ねると殿下は「アラビア語を勉強したわけではなくオマル・ハイヤームのルバイヤートが読みたくて三笠さんからペルシャ語を習いました」と答えられたとのことです。
オマル・ハイヤームとは12世紀のペルシャの宰相で詩人でもあり、「ルバイヤート」という詩集を残しています。
以上のくだりは最首さんが最近出された「水素社会宣言」という本(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4885553113/qid=1134134573/sr=1-1/ref=sr_1_0_1/249-9987866-2158765)にも記されています。
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