クイズ
新しい年度に入りました。
昨日(3月31日)末の株価をベースに2つほどクイズを出します。
質問(1)日本の製造業で一番株主価値(時価発行総額)が高い会社はトヨタです。では2番目は?
次の中からお選びください。
(a)新日鉄 (b)松下電器 (c)ソニー (d)武田薬品 (e)ホンダ (f)日産 (g)日立 (h)キヤノン
質問(2)次の(ァ)に上げる5つの会社の時価総額の合計値と、(ィ)の会社の時価総額ではどっちが大きいでしょうか?
(ァ) ①ニコン、②富士写真フィルム、③コニカ・ミノルタ、④セイコー・エプソン、⑤リコー
(ィ) キヤノン
二つの質問とも正解できた方は、日頃から株主価値を見ながら株式投資をされている方だと思います。
正解は、(1)は(h)のキヤノン。(2)は(ィ)のキヤノンです。
質問(2)の方は、各社の時価総額を兆円単位で示すと以下のようになります。
①ニコン:0.8
②富士写真フィルム:2.0
③コニカ・ミノルタ:0.8
④セイコー・エプソン:0.6
⑤リコー:1.7
(ィ)キヤノン:6.9
ということで、競合の主要他社を全部合わせたよりも、キヤノン一社の株主価値が高いという一人勝ちの図が見えてきます。
私が大学を出て就職した頃は、富士写真フィルムと言えば優良会社の代表でした(もちろん時価総額もキヤノンよりずっと高かったのです)。
デジタルカメラの時代が来ることは、誰でもが分かっていたはずなのですが、対応できる会社と、そうでない会社の差が出てしまいました。
質問(1)の方は、日経ネットの時価総額上位ランキングの表をクリックして見てみてください。
この表を眺めているだけで、いろんなことが分かってきます。株式投資をされる上で(あるいは経営に携わる上で)参考になると思います。
| 固定リンク
コメント