早稲田よ、顔洗って出直せ
『早稲田よ、顔洗って出直せ』- 昨日の朝日新聞夕刊 『素粒子』に載った言葉です。
書いたのは、おそらく早稲田出の記者なのでしょう。
そう言えば、昨日、早稲田大学から大きな封書が送られてきました。
卒業生に対して、『最近、早稲田大学教授が国の拠出した研究費で個人の投資信託を購入していた事件』に関する 『大学側からの謝罪か何かな』 と思って、封を開けてみたのですが、甘かったですね。
最近の早稲田大学は本当にどうかしています。
今回の事件には一切触れることなく、『大隈重信は125歳まで生きたいと言った。だから大学は125億円の寄付を集める。あなたが、これに対して応募した寄付は○○円。
この寄付の金額を○○円まで増やせば、あなたの名前が大隈講堂の椅子の背に刻まれます。』
大学関係者の方へ : 寄付をする人は、早稲田に立派な大学になってもらって世に貢献して欲しいから寄付をするのです。
自分の名前が椅子の背に刻まれるからと思って寄付する人は(それは、中には、いるかもしれませんが)そんなにはいません。
何の為に125億円を集めるのか。集めた金で何をしようというのか。本当に125億円必要なのか。
その辺の説明が一切無く、椅子の背に刻まれる名前の色や大きさの記述が続きます。
『顔洗って出直せ』と書いた朝日新聞記者の気持ちが分かります。
(注)
記事を書いた後、朝になって(イタリア、強かったですね)、念のため、と思って、早稲田のホームページをチェックしてみました。
125周年記念事業として、8号館、C棟、63号館などの建物の建築(計画)が載っているだけで、本当にこれらの建物が必要なのか、また、どういう風に教育内容を充実させようとしているのか、ソフト面の説明がありません。
そもそも教育って、建物を造るハードではなくて、ソフトですよね。
ちなみにホームページでは、記念事業費370億円、このうち170億円が自己資金(要は、授業料、過去集めた寄付の余り、国からの資金などのことを、こう言っているのだと思います)、今回集める寄付が200億円と書かれていました。
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コメント
早稲田大学の大学院生です。
岩崎さんの本を3冊とも読ませてもらってから、こちらのblogもいつも読ませてもらっていました。
最近の早稲田大学の事件のなかで、岩崎さんのような先進的な卒業生がおられることがせめてもの希望です。
やれ理工学部の研究費、やれ125億円の寄付。
伝統をうまく根拠にしてもっと社会に提言していく大学になってほしいです。
そうすれば早稲田がもっと社会的に意味のある学校になると思うのですが。。
今のままでは犯罪の総合商社みたいで寂しいばかりです。
投稿: kurihara | 2006年7月 5日 (水) 02時26分
大言壮語の癖のある大隈重信は「人生125歳」を唱えたけれど、実際には83歳で亡くなった。
寄付金の歩留まりもこのあたりでは?
本人も実現できなかった「125」を実現してしまっては、オーナーだった大隈公に失礼に当たるのではないかしら。
投稿: 神保町 | 2006年7月 5日 (水) 10時41分