投資銀行への就職を考えている方へ
大学生にとっては就職シーズンなのでしょうか。 この頃、
『投資銀行へ就職したいのだけれど、面接の時にどういった点に気をつければ良いか』、
『娘が投資銀行への就職を考えているのだが、どういった職場なのか』
といった質問を多く受けます。
投資銀行とは、どういった職場で、そこで働くということは、どういう生活になるのかについては、手前味噌になりますが、『投資銀行』という本が参考になると思います。
もう少し、若い人からの視点で書かれた、物語風の本としては、『投資銀行青春白書』という本があります。
この2冊は、どちらかというと投資銀行の良いところの記述が多くなっています。
『とんでもない職場なんだ』といった視点から書かれた本が、『ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち』です。
投資銀行に限らず、金融全般を知るには、これも手前味噌になりますが、『サバイバルとしての金融』という本が参考になるでしょう。
大学は、無理をしてでも入ってしまえば、何とかなる世界でした。日本の優良とされる企業も、そういった側面が強いと思います。
しかし外資系投資銀行は、入ってしまえば何とかなるという世界ではありません。
かつて日本法人の幹部を務めていたAさんの言葉です。
『10人採用する時には、敢えて出来の悪いのを2人くらい入れておくんだ。いくら東京が儲けても、どうせニューヨークが、全世界一律に15%の人員をカットしろと命令してくる時がくる。
その時、あの人なら仕方ないと、若い人も、中間層も、みんなが納得できるヒトを首にするのが、組織を維持するポイントだよ。』
もっともクビ要員として採用した筈のヒトが、実は一番良く出来たなどという漫画のような話もあるようですが。。。。
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