自分自身への投資法(勉強法②)
『いきなり海に飛び込む。』
水泳をしたこともない人が、いきなり海に飛び込めば、恐らく溺れるんでしょうね。
でも時として、それに近いことが、早道だったりすることもあります。
前回『必要に迫られて身につける』ということについて説明しましたが、まさにいやおう無しに『必要に迫られる』状況におかれるわけです。
興銀時代、私がまだ20歳代だった頃の話です。
いきなりルーマニアのリスケ契約(リスケジュール契約; 国の債務に関しての元本返済繰り延べ契約)のドラフトを手渡され、担当させられたことがあります。
1.それまで英文のローン(貸出)契約書なんて読んだことすらなかった
2.そもそも日本文の貸付契約書でさえ、まともに読んだことがなかった
3.それがいきなり英文の元本返済繰り延べ契約になるわけでしたから、大変でした。
例えば、『 Loan が acccelerate される 』 (注:『期限の利益が消滅させられる』ということですが、そもそも当時の私は、この『期限の利益』でさえ、何のことか分かりませんでした)といった意味不明の言葉が、たくさん出てきます。
リスケ契約作成の取りまとめをしていたロンドンのCoward Chance (カワード・チャンス法律事務所)にテレックス(当時はe-mailなどという便利なものはありませんでした)で初歩的な質問を幾つも送りました。
恐らくは先方は呆れ返っていたのでしょうが、『聞くは一時の恥』を身をもって実践しました。
『必要に迫られる』状況の中でもがく。そして恥ずかしいと思わない。
辛くもありましたが、新しいことをどんどん学べて毎日が充実していたのを、今でも思い出します。
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コメント
岩崎先生、こんばんわ。
>『いきなり海に飛び込む。』
僕も、いろいろな方面において、似たような経験をしました。
学校では 基礎→応用 と順序良く学習していくのですが、実社会では、未知の分野でも即実践!が普通なのかな?などと思っています。
契約書の時には、幸い、僕の場合には近くに専門家が居たので、社内教育用の契約書のテキストを借りて一通り理解し、その後は実務を通じて理解を深める方法を取りました。
ところで、『いきなり海に飛び込む。』学習方法の欠点は、体系的に学んでいくわけではないので、知識に偏りが出てしまうということでしょうか。
社会人は、多くの分野で専門知識をインスタントで習得するよう求められるので、腰を落ち着けて勉強する時間が不足しがちですよね。
投稿: まさくん | 2007年1月14日 (日) 21時15分