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2007年2月 1日 (木)

客が客を呼ぶ (仕事術・勉強法⑩)

学生時代、いろんなバイトをしていました。

  • 休憩のサイレンが鳴るのをただひたすら待ち望んでいた印刷製本工場でのバイト(結構辛かったです)。

  • 犬にほえられながらも配達をした郵便局でのバイト。

  • 役所の統計調査(統計数理研究所)の訪問員をしたこともあります。

そんな中で、通訳案内業、家庭教師の次にペイが良かったのが、マネキンと呼ばれたデパートでの販売員のバイト。

西武、東武、松屋など、東京のアチコチのデパートに出没していました。

売り場も、クリスマス時のお菓子の長靴の販売から、あられ・煎餅の販売など、様々。

辛かったのは、おでんの販売ですね。はんぺんは幾らで、ガンモは幾らと、値段を覚えるのが大変でした。

クリスマスの長靴はおかしな格好をしていましたから、包むのが大変でした。

お客の多くはおじいちゃん、おばあちゃんです。特に孫を連れているお年寄りは、お孫さんが気づいてくれさえすれば、結構な確率で買ってくれました。

ある時、私は気づきました。

お客は集中してやってくる傾向がある。忙しい時はど~んと忙しくなり、暇になると、こちらから呼び込んでもなかなか、お客が来ない。

次に気づいたのは、お客がお客を呼ぶということ。人だかりや、買手の列が出来ていれば、それだけで 『何だろう』と足を止める人も多いですよね。

だとしたら、お客を売り場に出来るだけ長く引き付けておけばいい。長靴の菓子をわざとゆっくり包む。釣銭はゆっくり渡す。

すると次のお客がやってきて、次第に列が出来ます。2~3人の列が適正規模。常にこのくらいの列になるように、こちらの作業を早めたり遅くさせたり工夫します。

私が担当した売り場は大抵成績を上げました。

派遣正社員(こんな言葉ありましたっけ?当時のデパートでは、売り場に出店している企業の正社員が派遣されてきてデパートでの販売に従事することが多かったのです)のサポートとして、私は派遣されることが多かったのですが、最後には、売り場を一人で任され、会計・在庫管理まで担当させられるようになることもありました。

この時培った販売のコツは、その後のビジネスマンとしてのキャリアの上でも役立っています。

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