注目すべきは18日
9月18日は2つの理由で注目されます。
まず第一。
米国FRB(Federal Reserve Board)のFOMC(Federal Open Market Committee)が開かれます。
現在の大方の予想は、現状の5.25%の金利が引き下げられ、5.0%になるだろうというもの。
なお、今後のFOMCは次のスケジュールで開かれます。
金利はそれぞれ以下のようになるだろういうのが、現在のマーケットの一般的な見方です(Dow Jones Newswires/CNBCが米国にある21の全てのプライマリー・ディーラーにヒヤリング調査した結果。彼らの予想値のmedianです)。
9月18日 5.25%→5.0%
10月30/31日 5.0%→4.75%
12月11日 4.75%→4.5%
もう一つ。
9月18日には投資銀行の先頭を切って、リーマンの第3四半期の結果が発表されます。
投資銀行各社の第3四半期決算発表スケジュールは下記の通り。
リーマン:9月18日
モルガンスタンレー:9月19日
ベア・スターンズ:9月20日
ゴールドマン:9月20日
この中で、債券業務(Fixed Income)に強いのがリーマンとベア。
サブプライムの影響も一番多く受けたのではないかと噂され、株価も一番下げています。
果たして、実態はどうだったか。
全ては9月18日朝8時(NY時間です)に明かされます。
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コメント
岩崎先生、こんばんわ。
>サブプライムの影響も一番多く受けたのではないかと噂され、
今週の週刊ダイヤモンドで、詳しく紹介されていました。
僕は、つくづく思ったものですが、不動産や金融の業界は、かなり、ヤバイ人が多そうですね…
ところで、製造業では、例えば、乾電池やガス器具のように、商品自体に欠陥が発覚した場合は、直ちに製造元がリコールします。
しかし、金融商品で購入者が大損するような欠陥が発覚した場合、その商品を設計した証券会社が、その商品の販売を止めて購入者の損害を賠償するような殊勝な話は、滅多に聞きません(バブル崩壊時の証券会社の大企業への損失補填の例は別として)。
最近、投資信託などに警鐘を鳴らす本が多数出版されていますが、素人は、ワケの分からない金融商品は、手出し無用だと思いました。
投稿: まさくん | 2007年9月10日 (月) 22時48分