NOVA
前回のMSオプションの続きを書こうと思っていたのですが、昨日の朝日新聞夕刊を読んでいたら、英会話学校NOVAの記事が出ていました。
そこで若干脱線しますが、NOVAについて少し書きます。
NOVAというと、『NOVAうさぎ』とか『駅前留学』とか、一時期の派手なテレビ・コマーシャルが思い出されますが、昨日の朝日新聞記事は、『取締役(1人)と監査役3人』が辞表届を提出したと報じています。
会社四季報を見ると当社の監査役は3人ですので、その全員が辞表届を出したということになります。
さてそのNOVAの株価ですが、次の通りピーク時の 690円 の 4 % である 29円にまで下落してきています。
このNOVAが、『オプション』(前回のこのブログの記事を思い出して下さい)の発行についてプレス・リリースしたのが、10月10日深夜。
直ぐに翌日10月11日深夜に、(前日のプレスリリースの)『一部訂正について』の発表を行っています。
さて、このオプションの内容ですが、『行使価額の修正は行わない』とあります。
よって前回のこのブログの記事でご説明したような、MSオプションではありません。
NOVAが発表したオプションは、株価35円で合計2億株を新規にNOVAに対して発行させることが出来るという選択権を、英国領バージン諸島の会社に対して(対価7千万円で)与えるというもの。
NOVAとしては、このオプション(新株予約権と言っています)が全て行使されれば差引手取概算額として 64億円 が調達出来るとしています。
ただし、前回のブログでも説明しましたように、このオプションを購入したバージン諸島の会社(2社あります)は、NOVAの株価が 35円 を超えないことには、オプションを行使しても損するだけに終わります。(よって35円を超えないことにはオプションは行使はされない)。
なおNOVAを救済すべく、当社に対してM&Aを考えようとする先があるのかどうかは分かりませんが、そういった先が仮に近い将来現れるとして、彼らにとって、このオプションの存在は、より事態を複雑化させるものと映ってしまう恐れがあるかもしれません。
それにしても会社の監査役3名が全員辞表届を提出するというのは異常事態です。
今後いったいどうなっていくのか。従業員の方々や実際に通学されている生徒さんたちのことを考えると、より一層心配になります。
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