Technology Licensing / Sponsor Research
昨日は、スタンフォード大学のインターナショナル・デビジョンのDirectorが来日してきましたので、昼食をご一緒しました。
来日の目的は日本企業との関係強化とのことでしたが、実は世界中の多くの企業がスタンフォード大学にリサーチを依頼したり、あるいは大学の研究陣が開発した技術などのライセンシングを受けているとのことです。
(例えば次世代の自動車の燃料電池等の開発をスタンフォードのエンジニリアリング大学院と一緒になって行うといったことが行われています。)
大学の方も積極的に欧州、アジアなど海外の企業に対して、こういったアプローチを行っているとのことです。
このブログをお読みになって 『我が社でも・・』 と関心を持たれた方は、『こちら』 に詳しく説明されていますので、ご参照頂き、上記インターナショナル・デビジョンのDirector にコンタクト頂ければ、話がスムーズに進むと思われます。
ところで、日本の大学でも産学協同プロジェクトが重要視されていてると思いますが、こういったTechnology Licensing や Sponsor Research の開拓の為に、
専門の幹部を置き、海外の企業にまで定期的にアプローチするようなことを行っているのかどうか。
たまたま今日の朝日新聞夕刊に早稲田大学125周年記念事業の記事が出ていましたが、大隈重信の思いとは別に、広く自らのリサーチ力、知力を海外の企業に売り込もうといった発想は残念ながら余り感じられませんでした。
スタンフォード大学がグーグルの株式を売却し、400億円を手にしたとか、Yahoo! の創業者 Jerry Yang と彼の妻 Akiko Yamazaki が90億円をスタンフォード大学に寄付したといった記事は、以前にもこのブログで紹介してきました。
世界のマネーは世界の優秀な頭脳のところに集まります。
この流れは一夜にして出来るものではなく、大学側の不断の努力が必要です。
日本にやってきたスタンフォードのDirector と食事をしながら、そんなことを思いました。
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