孔子の『天国と地獄』
私はカレーライスが好きなのでお昼には近くのカレー屋さんによく行きます。
このお店でご飯にカレーをよそってくれるのは中国出身の方です。
コンビニで買い物をしてもレジで応対してくれるのは中国の方。
実は、都会のコンビニで売られているお弁当や惣菜を東京近郊の工場で作っているのも中国の方であることが多く、また、日本の農家で牛の乳を機械で絞って牛乳を作っているのも中国出身の方であることが多いと聞きます。
こうした日本での中国人社会を記述したのが『司法通訳だけが知っている日本の中国人社会』という本です。
我々のすぐ身近で我々の知らない社会がある。我々はもはやこうした社会を「知らない」ではすまされないのだと思います。
この本の最後に孔子の『天国と地獄』の話が出てきます。
以下に引用します。
地獄に行って来た人の話だ。「その人は、宴会場へと誘われた。ご馳走を前に1メートルもの長い箸を持って料理をつついている。だが誰も長い箸を使いこなせず、せっかくの美味しい料理を口にすることなく、死に絶えた」
次に天国に行って来た人の話だ。「その人は、宴会場へ行った。皆が1メートルもの長い箸を持って料理を堪能している。見ると、料理をつまんだ箸をお互いの口に入れあって満腹そうに喜びで満ちていた」
孔子が説く、長い箸でお互い料理を食べさせ合う光景は、お互いが不足しているところを補って助け合って生きる姿だ。私たちに「共生」とは何かを、孔子は教えてくれている。
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コメント
久々にはっとさせられました。
天国も地獄も外部状況は全く同じ
なのに、そこに居る人の行動、心情で全く変わってしまう。
私たちも同じことなのですね。
投稿: youichi | 2007年11月23日 (金) 11時05分