Habitat for Humanity International
クリスマスが近いということが関係あるのかもしれません。
Habitat for Humanity という団体からメールが来たので思い出しました。
アメリカでは人が亡くなった際のお香典の習慣は無いのですが、
『condolences (弔慰)を表したい』と言うと、遺族の方から、
『故人の遺志は ○○○ に寄付して欲しいというものです』と言われることが少なくありません。
私がAFSで高校時代に留学した際にお世話になったアルフォルド家の母親が2005年2月に89歳で他界した時(その時のことは『こちら』のブログに書きました)。
母親の遺志は『Habitat for Humanity』に寄付して欲しいというものでした。
サブプライムローンの問題が騒がれていますが、Habitat for Humanity は貧困者の住居問題の解決に寄与することを願ったボランティアたちによって作られた組織です。
日本語版ホームページより沿革を抜粋します。
1976年9月、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルは、ミラード、リンダ・フラー夫妻の呼びかけで始められました。
フラー夫妻は貧困住居問題への解決の第一歩を踏み出すために、自らの財産を売ることを決意しました。
ふたりの取り組みは、ジョージア州アメリカスの近くにあるコミュニティ内の人種差別問題を解決することから始まりました。
ふたりは非営利で無利息を原則とした住居を建築しました。加えて住居を低所得者が手ごろな値段で購入できるようにしました。
このときハビタットにとって重要なコンセプトが生み出されました。それは、ホームオーナーになる家族がほかの家族の住居建築にボランティアとして労働参加するスウェット・エクイティや住居ローン返済金が次の住居建築の資金に活用される「回転資金」がハビタットの基本原則です。
ミラード・フラーは、1996年9月にクリントン大統領(当時)から「自由のメダル」を授与され、また『Professional Builder magazine(プロの建築者誌)』から「95年の建築の人」に選ばれました。
94年にトルーマン元大統領にちなんだ「公共サービス賞」を夫妻で受賞し、そして公民権運動を担ったマーチン・ルーサー・キング牧師にちなんだ「ヒューマニタリアン賞」を受賞しています。
ほかにも多くの名誉博士号や功績を称える賞を受けていますが、それは彼の突出したリーダーシップと貧困住居問題の世界的な削減に向けた活動への貢献によります。
最近では2003年12月に『Non-profit Times of the US(アメリカ非営利タイムズ)』の「今年の経営者」に選ばれました。
アメリカで始まったHabitatの活動は今や世界各地で展開しています。
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