投資銀行の格差
100点満点の成績表みたいなのが下記の表。
ゴールドマン 92
リーマン 81
メリル 64
モルスタ 62
ベア 62
上記の表は、投資銀行各社の半年前(6月21日)の株価を100とした場合、最近時(12月21日)株価が幾らとなったかを表したものです。
70点以下は落第ということなのでしょうか、60台の各社は何れもアジア系ファンドから資本注入を受けるに至りました(一部は交渉中)。
メリル(シンガポール、Temasek、$5billion)
モルスタ(中国政府系ファンド、$5billion)
ベア(中国系、Citic、$1billion)
UBS(シンガポール系、$9.75billion)、Citi(アブダビ、$7.5billion)を含めれば、トータルで3兆円ほどの資本がアジア、中近東系から欧米の金融機関に対して注入されたことになります。
投資銀行業務の強化を狙う日本の金融機関にとっては一つの好機だったのでしょう(1986年には住友銀行がゴールドマンに5億ドルの出資を行ったことが思い出されます。)
しかし今回は例によって『決断』出来なかったのか、それとも日本は単に素通りされてしまったのでしょうか。。
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コメント
絶好のチャンスだったと思います。でも、お金も無いし決断力も無いし、日本の証券会社は永遠に偉大なるローカルブローカーなんでしょうか…。とても残念でなりません。
投稿: | 2007年12月24日 (月) 21時30分