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2007年12月12日 (水)

市場との対話

FEDが金利を0.25%下げたことで、米国の株式市場はかなり下げています。

前回のブログ記事(12月11日)で書いたとおり、マーケットは、『0.25%か0.5%のどちらか』と予想していました。

それゆえ多くの市場関係者は、『実際の下げ幅が0.5でなく0.25となれば、株式市場は下がるだろう』と読んでいました。

そして、その通りダウ平均株価は 290 ドル以上も大幅に下落したのです。

思えば、前回、10月31日の0.25%の利下げの時も問題でした。何日か経ってから、FED内部での利下げ協議時の議事録が報道されたのです。

そしてその中で『・・close call・・(注:もう少しのところで下げないこともありえた)』との発言があったことが市場関係者に知れ渡りました。(そして、この時もマーケットの大幅下落につながりました。)

どうもバーナンキ議長はマーケットとの対話が上手くないようです。

これでは前回の0.25%利下げ、そして今回の0.25%利下げの、『合計0.5%分の弾が無駄ダマになってしまった』 との感が拭えません。

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コメント

「兵力の逐次投入」―ガダルカナル島みたい

投稿: 神保町 | 2007年12月12日 (水) 09時28分

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