1日で株価が半分になった
米5大投資銀行の一角ベアスターンズです。
昨日は 54.24 ドルで始まり、一時は半分の 26.85 ドルまで下落。
最終的に前日の終値 57.00 ドルに対して、46%安の 30.85 ドルで引けました。
ベアに対してはJPモルガン・チェースがFRBと協調しながら資金供与をするとのことですが、最終的にJPモルガン・チェースが救済のための吸収合併をするのではと噂されています。
それにしても昨年1,000億円強を投じてベアの株式を1株100ドル前後の価格で購入した富豪のJoe Lewis。(→『こちら』の記事)
あるいは同じようにベアに1,000億円を投下する(した?)と言われていた中国のCitic。
彼らは結構な含み損を抱えてしまったことになります。(Joe Lewisの場合、その後、売却していなければ約700億円の損失。)
マーケットでは『ベアに続いて、もう一社くらい同じような状況になるのでは』とのコメント(シカゴ大学ビジネススクールAnil Kashyap教授)も注目されています(詳しくは『こちら』)。
| 固定リンク
« 窓ぎわのトットちゃん | トップページ | 今週前半 »
コメント
岩崎先生、こんにちは。
サブプライム問題、なかなか、スグに解決というわけにはいかないようですね。
しかし、倒産、失業、狂乱物価がはびこる世の中になったら、まあ、平均的な人間は生きていけないので、世界各国の中央銀行が協調して、近々、何らかの解決策を講ずるに違いないと、僕は期待しています。
(もっとも、日銀総裁の人事が、いつまでも不透明では困りますが…。)
日本企業の株価も、PBR1倍程度の水準に下がっているものがあるので、配当率が2%前後の東証1部上場の優良企業の株なら、銀行に預金するつもりで買ったほうが良さそうです。
「残り物には福がある」の例えどおりに、今や外国人から見向きされない日本株は、やがて、陽の目をみることでしょう。
投稿: まさくん | 2008年3月15日 (土) 10時37分