アラフォー世代と新ニッポン人
ブランド店の店長さんなどの話によると最近高級ブランド品の売上が鈍っていると言います。
これまでの景気下降局面ではこれら高級ブランド品の売上はあまり影響を受けることがなかったけれども、今回は少し違うようだとのこと。
消費を牽引してきた『アラフォー世代』(35-44歳)、新人類世代(41-50歳)、バブル世代(39-42歳)。
バブル期(1986-1991)に学生もしくは社会人初期を過ごしてきた、これらの『世代』の人たちが、少しずつ年齢を上げてきていることが影響しているのかもしれません。
一方で、今の20代はおカネを使わない。
手取り十数万円の給料から毎月数万円を貯蓄に回す。
少し前に放送されたテレビ(↓)ではこの世代を『新ニッポン人』と紹介していました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/snj/
上記をクリックして現れる画像(ボタンを押すと動画になります)で、『スカイライン』と書いた『ある‘もの’の名前』が分からず『‘電車’の名前だ』と答える若者が出てきます。
トヨタや日産のクルマが国内で売れなくなる理由が何となく分かる気がしてきます。
そして番組では例のジェイコブ株のデイ・トレーダーの生活ぶりを取材(下記(↓)のYouTubeは一見の価値があります)。
http://www.dailymotion.com/video/x5ndca_bnf210_news
パソコン・ゲームをやっている感覚でおカネを動かすけれども、バーチャルの世界に生きているようで、あまりリアルの世界には関心がない。(少なくともおカネを使うことがさほど楽しいと思わない)。
『今回の不況は今までの不況と違うように思う』― そう言った企業経営者がいましたが、時代の移り変わりと共に進む、世代の変化・交代も微妙に影響しているのかもしれません。
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