得した人、損した人
昨日のニューヨークは500ドル以上の下落。
さて、やや週刊誌的な話題で恐縮ですが今回の金融危機で得した人と損した人。
ニューズウィーク誌などにも載っていますが、まずは損した経営者。
ジェームス・ケイン。ベアスターンズのCEOだった人。
彼は、ベアの株(2007年には1株170ドルにも達した)を580万株保有していました。
これを彼は1株10ドル強の6300万ドル(66億円)で売り、損失額(得し損なった金額)は8億5000万ドル(893億円)に達したとのことです。
同じくリーマンのファルド会長。
所有するリーマンの株1080万株の『4分の1』に当る株数を1株25セントで売却。
保有分も合わせ損失額は8億8000万ドル(924億円)。
以上は日本版ニューズウィーク10月8日号からです(詳しくは雑誌をご覧になってください)。
同じ投資銀行でもゴールドマンのポールソン前会長(現財務長官)になると話は違ってきます。
2006年7月に財務長官に就任した際、彼は保有するゴールドマンの持ち株を(就任前に)全株売却せざるを得ませんでした。(公職に就く者が特定の企業の株を持っているのは問題とされるためです。)
このときポールソン氏が売却したゴールドマンの株は額にして5億ドル(525億円)。
しかも公職就任(Federal Appointee)の理由による売却の為、税金(キャピタル・ゲイン・タックス)を全て免除されています。
ちなみに2006年7月のゴールドマンの株価は140ドル前後。現在は115ドル前後ですのでタイミング的にも(2007年には250ドルを付けたことはありますが)、まずまずであったというべきでしょう。
それにしても1000億円近く損した人(しかし66億円の現金は手にしている)と、500億円以上の現金を手にした人。
いずれにしても『ウォール街は greed (欲)が渦巻く特殊な街だった』ということですね。
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コメント
岩崎先生、おはようございます。
今朝も、NYダウが508ドル下落したとのニュースが有りました。
この間、僕が安値と思って買ったキヤノン株も、早くも含み損が膨らみました。
株の保有数を増やそうと思ったら、「安いときに買う」のがアタリマエだと分かっていても、株価がどこまで下がるか、見通せない状況になると、やはり、心理的に臆するものですね。
トヨタも、少なからぬ有利子負債が有るので、業績の急激な悪化が起きそうです。
投稿: まさくん | 2008年10月 8日 (水) 07時06分
岩崎先生、こんばんわ。
今日の日経平均の下げ、強烈でしたね~!!
トヨタの株価も、とうとう、3200円台にまできてしまいました。
僕の持ち株も、呆れるくらいに値下がりして、大きな含み損を抱えている始末です。
しかし、考えてみれば、別に焦って換金する必要に迫られていない、一個人が「含み損」などという概念を持ち出すこと自体が、荒唐無稽なものかもしれませんよね。
今日、あたかも、NY発のダウ大幅下落という「大波」が日本の株式市場を襲ったわけですが、
「誰が素っ裸で泳いでいたかは、大波がひいて初めて分かるものです」(「バフェットの投資原則」ダイヤモンド社)。
という、バフェットの語録を思い起こさせます。
株式投資には、気持ちだけでなく、資金の余裕も絶対に必要だということですよね。
(明日もそうかもしれませんが、今日は滝に打たれた気分です!)
投稿: まさくん | 2008年10月 8日 (水) 21時13分