恐怖の連鎖が支配する世界
GMの株価が4ドル76セントとなり、1950年以来の最安値となってしまいました。
マーケットがGMの倒産確率をどう見ているかについては7月14日のブログに書いていますので、『こちら』をどうぞ。
昨日のダウ平均株価は675ドル下落し、8500ドル台に。
さて私は、昨日書きましたように今週オフィスに殆ど居ることもなくオーストリアやチェコの人たちを連れて日本の関係先を回っています。
朝から晩まで彼らと一緒にいるといろいろな点に話が及びます。
例えばおれおれ詐欺(振込み詐欺)について私が『日本ではこんな犯罪がある』と話をすると彼らいわく
『ヨーロッパでもおれおれ詐欺は流行っている。』
『孫をよそおってGrandpaとか Grandmaに電話をかけて送金させる。多くの高齢者が被害にあっている。』
分かっていても引っかかってしまう。
人間の心理というのは世界共通ということなのでしょうか。
そう言えばマーケットの方も『恐怖の世界的な連鎖』が支配しているように感じられます。
全員が売り浴びせていて、
買っているのは、
(優良企業のGEとゴールドマンの株を大量に購入した) 『バフェットだけ』
といったような状況になってきました。
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コメント
岩崎先生、こんにちは。
連日のように、オーストリアやチェコの方たちと一緒に外出されているようで、とてもお忙しそうですね。
今日は、僕の勤務先は休みなので、午前中は総合病院に行って定期的な内科検診をし、昼頃に自宅に戻りました。
幸い、検診で悪い箇所は見つからず、改めて、普通に生活して、普通に毎日を過ごすことの出来る有り難味を実感しました。
そして、家に戻ってPCを起動し、マーケット・ボードを見たら、日経平均が900円ほども下げており、個別銘柄を見ても買い手が不在の状況で、とてもビックリしました。
こういう状況は初めて見たので、「アッ、市場の失敗の現場だ!!」と思いました。
今朝、何となく、東証がパニック状態になるイヤな予感が脳裏を掠めたのですが、まさか、本当に実現するとは思いも寄りませんでした。
1年程前なら、僕も気持ちが萎縮して、アタマの中が真っ白になっていたところですが、岩崎先生の「王道投資法」の影響で、ファイナンス関連の本を少し読んだせいか、今日は驚くほど冷静にボードを見つめていました。
そして、自分が以前から買っていた製薬会社の株価が、理論株価を大幅に下回って、PBRの1倍程度まで投げ売られていた状態だったので、更なる下げ場面を狙って買い集めました。
今日の下げでは、大手の製薬会社の配当利回りは4%を超えているので、自分としては、まずまずの価格で株の買い増しをすることが出来ました。
アメリカでは、バフェットが一生懸命買っているようですが、ジャパンでは、今日は、ささやかながら、僕も頑張りました。
投稿: まさくん | 2008年10月10日 (金) 16時55分