投信資産11兆円減
1929年について書くつもりでしたが前回に続いて脱線します。
本日の朝日新聞の一面トップ。
「投信資産11兆円減」。
これは10月1ヶ月間の数字です(64.8兆→53.8兆円)。
グロソブと称される日本最大の投信「グローバル・ソブリン・オープン」も10月1ヶ月だけで過去最大の833億円に上る資金流出。
グロソブの純資産はピークだった5兆7千億円(今年8月)から1兆円以上も減少しています(15日付け朝日新聞)。
グロソブの基準価額推移(青線)です(↓)。
本年7月5日号の週刊東洋経済でグロソブの生みの親と称される国際投信投資顧問の山内副社長は
「当ファンドのお客さんの平均買いコストは基準価額で7千数百円。基本はそこを横ばっていればOKで・・」
と発言されていましたが、基準価額は一時、5,908円まで下落したわけです。
「貯蓄から投資へ」と政府が掛け声をかけています(『こちら』を参照)が、基本は自分の資産は自分で守ることです。
確かにマクロの政策としては「貯蓄から投資へ」ということなのでしょうが、個人のレベルに落として考えてみますと、掛け声に乗せられて大やけどをしてしまうことにもなりかねません。
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